こんにちは。神奈川県・伊勢原市と秦野市への”プチ旅”紹介です。
神奈川県の中央に位置する伊勢原市と秦野市に御鎮座する気の流れの良いパワースポット巡りを中心に自然豊かでのどかな地域をドライブします。
【今回のドライブコース】
伊勢原大神宮⇒比々多神社⇒鶴巻温泉⇒菜の花台展望台⇒白笹稲荷神社⇒出雲大社相模分祠
伊勢原大神宮
今回のスタート地点『伊勢原大神宮』。小田原厚木道路・厚木西ICから25分くらいです。
〇ご由緒
伊勢の国の山田曾右衛門と鎌倉の湯浅清左衛門が、大山参詣の途中、この地の開墾を思い立ち、実際に着手。その後、現在の伊勢原市街地の基礎が形成され、新しい開拓地の鎮守として、故郷である伊勢神宮の神様を勧請。地名である「伊勢原」はこれに由来しているとの事。
「伊勢神宮」同様、「外宮」と「内宮」があります。
御祭神は、天照大御神(内宮)、豊受姫大神(外宮)。
「外宮」と「内宮」は並んで建っており、向かって左側が「外宮」、右側が「内宮」。その真ん中の絶妙な位置に立っているのが、御神木の”クスノキ”。
まずは「外宮」から参拝します。
次に「内宮」参拝。
境内にある”たまご型の石”。「内宮」と「外宮」を表現したものらしい。
隣りの石碑には次のように書かれています。
「ひとりよりふたり、ひとつよりふたつ」
お互いが存在して初めてつり合いが保たれ平穏な世の流れを生み出します。良縁・夫婦円満・子宝を祈願する伊勢大神宮の象徴です。
御神木の”クスノキ”をあらためて見てみると、やはり立派ですね。推定樹齢は300年以上だそうです。
比々多神社
『伊勢大神宮』から移動して、本日2社目の神社、「相模六社」の三之宮でもある『比々多神社』です。
創建は神武天皇六年(紀元前655年)と云われ、また境内やその周辺から縄文時代のものと思われる祭祀遺跡が発掘されている事から、神社の起源は1万年以上前まで遡る可能性があるらしい。ものスゴい”パワースポット”ですね。
〇主祭神
・豊国主尊、天明玉命、雅日女尊、日本武尊
手水舎を埋め尽くす花が綺麗。
2年ほど前に「相模六社巡り」をして以来の参拝。最寄りの駅が小田急線「伊勢原駅」で『比々多神社』までは3km以上、ちょっと徒歩だと厳しいかも知れませんが、静かな境内で、非常に良い気が感じられる、おすすめの神社です。
鶴巻温泉
場所を移動して「鶴巻温泉」に到着。
駅前のコインパーキングに車を止めて、駅周辺を散策します。お目当ては巨木・古木「鶴巻の大ケヤキ」の観賞。
「鶴巻温泉」は小規模ながらカルシウム含有量が世界でも有数の温泉で、丹沢登山や弘法山ハイキング後の日帰り温泉として人気があります。
「鶴巻温泉」駅前は、マンションが立ち並んでおり、温泉街の雰囲気は微塵もありません。そんな中、北口駅前にある手湯「千の泉」を発見。”温泉”と言う鶴巻の財産を受け継ぐべく、2010年から設置されているそう。
「宿借り(おかえりなさい)」
西巻一彦 作
思いがけずパブリックアート発見!この作品どこかで見た事があると思ったら、同じ作者の方のシリーズ作品「宿借り(住めば都)」を横浜・港南台で観賞したばかり。
調べてみると、鳥取県・米子彫刻ロードにも「宿借り(海辺の物語)」が展示されているようです。
周辺案内図
駅の南口から延命坂を上って「鶴巻の大ケヤキ」まで行きます。延命坂は駅前から「延命地蔵尊」まで続く300m程の緩やかな坂道。
えんめい地蔵
駅前ターミナルにポツンと佇むダルマのような丸い姿が愛らしい「えんめい地蔵」。南口広場の整備に伴って建立されたらしい。
延命地蔵尊
「延命地蔵尊」に到着。3.7mもの大きさの石仏です。長寿祈願・安産祈願・厄落としのお地蔵様として、地域の人々の信仰を集め、親しまれているようだ。
道路を挟んだ反対側に”大ケヤキ”が見えてきました。
鶴巻の大ケヤキ
う~ん、これはもの凄い巨木。圧倒的な存在感ですね。
「神奈川県指定天然記念物」「かながわの名木100選」のケヤキで、説明板によると推定樹齢600年、太さ10mもある古木・巨木。これはマニアならずとも、一見の価値があります。大ケヤキからパワーを貰い、次のスポットへ移動します。
菜の花台展望台入口
峠を上って『菜の花台展望台』に到着。秦野市街からヤビツ峠へ向かう神奈川県道70号途中にある”展望スポット”です。このあたりは「丹沢大山国定公園」。
展望台はこんな感じ。先日、首都圏にも降った雪がまだ残っていました。
らせん状の階段を上っていくと…。
秦野市街と相模湾を一望する絶景。夜景スポットとしても知られています。
富士山も綺麗。素晴らしい景観をしばし堪能します。
『菜の花台展望台』の名称は、眼下に”菜の花”が咲いているところから付けられたそうですが、2月中旬ではまだ時期が早いせいか確認できず。
まいまいの泉
『菜の花台展望台』から秦野市街へ下りてきました。
秦野は名水100選にも選定されている湧水群が有名で、秦野盆地のあちこちに点在しています。その中のひとつで、公民館の敷地内にある「まいまいの泉」に立ち寄り。動力ポンプを用いることなく地下20メートルから自噴しているらしい。
白笹稲荷神社
関東三大稲荷のひとつとされる『白笹稲荷神社』に到着。
諸説あるようですが、茨城「笠間稲荷神社」、東京「王子稲荷」、そして『白笹稲荷神社』の3社が、関東三大稲荷として、通説になっているのかと。
緩やかな傾斜にある駐車場を下っていくと、左手に湧水が流れる竹の手水舎があり、その奥に二の鳥居、すぐ先に本殿があるシンプルな境内です。
〇御祭神
・宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)
・大宮売命 (おおみやめのみこと)
・猿田彦命 (さるたひこのみこと)
〇ご由緒
創建年代は不詳。「宇迦之御霊」と仰ぐ稲魂・穀霊を祀り「保食神」「生産の神」として信仰、現・白笹稲荷神社の前身としての白篠稲荷の小祠を祭祀したのが始まり。
(引用元:白笹稲荷神社HPより)
本殿裏には「千本鳥居」があります。1周まわると本殿に戻ってきますが、途中の小さな祠には沢山の小さな”きつねさん”。
参拝を終え『出雲大社相模分祠』に向かいます。ここから1.4㎞程の近さ!
出雲大社相模分祠
”関東のいづもさん”『出雲大社相模分祠』に到着。
ちょうど2月4日~2月28日間は「うめまつり」が開催されており、華やかな境内です。
花手水
花で埋め尽くされた手水鉢が何とも美しい。昔はあまり見かけなかったような気がしますが、”花手水”っていつ頃からの風習なのだろうか。
拝殿
〇主祭神
・大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)
・事代主大神(ことしろぬしのおおかみ)
〇ご由緒
1888年(明治21年)、出雲の大神の御分霊をこの地に鎮祭、当初の御鎮座地は現社地から離れた渋沢峠だったが、1975年(昭和50年)に現社地に御遷座。
(引用元:出雲大社相模分祠HPより)
「出雲大社」独特の”2礼4拍手1礼”で参拝します。
ゆずりの水
境内の「千年の杜」の中にある湧水”ゆずりの水”。ここでも有難く、秦野の名水の”お水取り”をさせて頂きます。
カラフルな傘のまわりに十二支の石像が置かれたエリア。夜はライトアップされるので綺麗そうですね。
甘酒を飲む専用のエリア。コロナ対策を意識したスペースだろうか。やはり、赤い和傘の下で甘酒やお茶を飲むのは風情があっていいですね。
ストリートピアノ
境内に置かれている「ストリートピアノ」。訪れた人は誰でも弾くことができます。(今年の2月は毎日10時から16時半・雨天中止)神社の境内にあるのは珍しく、恐らく『出雲大社相模分祠』だけかと。
人々の交流や地域文化発信など、これからの神社の在り方の一つなのかも知れませんね。
これにて、今回のプチ旅は終了。特に神社の好きな方にはお薦めしたいコースです。
では、また。
基本情報
〇伊勢原大神宮
・住所:伊勢原市伊勢原3-8-1
※小田急線「伊勢原駅」より徒歩10分
・電話:0463-96-1611
・駐車場:あり
・公式HP:https://daijingu.net/
〇比々多神社
・住所:伊勢原市三ノ宮1472
※小田急線「伊勢原駅」からバス
・電話:0463-95-3237
・駐車場:あり
・公式HP:http://hibita.jp/
〇鶴巻の大ケヤキ
・住所:秦野市鶴巻南4-1534
・駐車場:なし
※見学自由
〇菜の花台展望台
・住所:秦野市羽根1079-5
・電話:0463-82-5111
・駐車場:あり
※見学自由
〇白笹稲荷神社
・住所:秦野市今泉1089
※小田急線「秦野駅」より徒歩17分
・電話:0463-81-0256
・駐車場:あり
・公式HP:http://shirasasa.or.jp/
〇出雲大社相模分祠
・住所:秦野市平沢1221
※小田急線「秦野駅」より徒歩26分
・電話:0463-81-1122
・駐車場:あり
・公式HP:https://www.izumosan.com/