ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

色々な『手水舎』を集めてみたよ

こんにちは。
神社を参拝する際、手や口を清める建物を「手水舎」と言い、「ちょうずや・ちょうずしゃ・てみずや・てみずしゃ」と読みます。龍の口から水が流れ出てくる「手水舎」を良く見かけますが、これは龍が水を司る神様である事に由来しているそうです。
また、”龍の手水舎”以外にも、その神社にまつわるものが「手水舎」に施されていたりと、色々な「手水舎」があります。今回は、珍しいものを含め、様々な「手水舎」をピックアップしてみました。
まずは、スタンダードな”龍”の手水舎から見て行きます。

「龍」の手水舎

・名称:北口本宮浅間神社
・住所:山梨県富士吉田市上吉田5558

何度訪れても素晴らしい神社。特に秋の紅葉時期がお勧めです。大きく立派な”龍”の彫刻ですが、手水舎は国指定重要文化財になっています。

・名称:九頭龍神社新宮
・住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1

苔むす岩から突き出た九つの龍の口から”ご神水”が流れ出る様は、趣ありすぎ。”ご神水”はここで汲んで持ち帰る事ができます。

・名称:伊豆山神社
・住所:静岡県熱海市伊豆山708-1

赤白の”龍”がインパクトのある手水舎。「赤白二龍」と呼ばれていますが、赤い龍は火、白い龍は水を掌り、そのパワーにより温泉を生み出す守護神なのだそうです。
相模湾を一望できる高台の気持ちの良い神社ですが、先日、痛ましい土石流災害のあった地域のすぐ近くに御鎮座しています。HPを見る限り、『伊豆山神社』は被害を受けていないようですが、伊豆山地区の早期復興を願うばかりです。

・名称:大國魂神社
・住所:東京都府中市宮町3-1

立派な造りの2匹の”龍”が向かい合う、なかなか風格のある「手水舎」。

「鳳凰」の手水舎

・名称:富岡八幡宮
・住所:東京都江東区富岡1-20-3

何とも豪華な金色の「鳳凰」の手水舎。2016年の竣工なので、まだ新しいですね。縁起が良さそうな手水舎です。「鳳凰」は昔より中国に伝わる四霊獣のひとつとされ、他に「応龍」「麒麟」「霊亀」がいます。

「魚」の手水舎

・名称:大仁神社
・住所:静岡県伊豆の国市大仁222

アユの手水舎なんて、めずらしいですね。”鮎の友釣り”発祥の地なのが手水舎に施された理由らしい。

「貝」の手水舎

・名称:白髭神社
・住所:神奈川県三浦市三崎町小網代1793

オオシャコガイの手水舎。ビックリするくらい大きいです。殻長2m、重量200キログラムを超える個体もあるのだとか。

「鹿」の手水舎

・名称:春日大社
・住所:奈良県奈良市春日野町160

鹿の手水舎。鹿がくわえている巻物?からチョロチョロと水が流れ出ているのが面白い。

・名称:相州春日神社
・住所:横浜市戸塚区俣野町700

奈良春日大社の御分霊を勧請した『相州春日神社』の鹿の手水舎。春日大社の大人の鹿ではなく、小鹿ですね。

「蛇」の手水舎

・名称:大神神社
・住所:奈良県桜井市三輪1422

日本最古の神社とされる『大神神社』。神様の使いである蛇がどっしりと御鎮座しています。

「亀」の手水舎

・名称:亀戸天神社
・住所:東京都江東区亀戸3-6-1

亀の手水舎。亀の甲羅のうしろから伸びている”ひれ”みたいなのが出ているので”霊亀”なのかと。”ひれ”みたいなものは、どうやら”藻”らしいのですが、亀は万年と言われるくらい長寿なので、それを象徴するものとして付いているのでしょうか。

・名称:江島神社
・住所:神奈川県藤沢市江の島2-5

江島神社・奥津宮の亀の手水舎。”霊亀”と違い、割とリアルな亀の彫刻ですね。

かっぱのいる手水舎

・名称:品川神社
・住所:東京都品川区北品川3-7-15

かっぱの居る手水舎もめずらしいですね。「水かけかっぱ」と呼ばれる像で、無病息災や水難除けを願い奉納されたそうです。

「うさぎ」の手水舎

・名称:住吉大社
・住所:大阪市住吉区住吉2-9-89

『住吉大社』はウサギが神の使いとされている事から、手水舎もウサギ。

「牛」の手水舎

・名称:羽田神社
・住所:東京都大田区本羽田3-9-12

牛の手水舎。鎌倉時代に「牛頭天王」を祀った事が『羽田神社』の始まりとされており、それにあやかり牛なのだとか。

「布袋様」の手水舎

・名称:穴八幡宮
・住所:東京都新宿区西早稲田2-1-11

布袋様の手水舎。随分と大きい石像がど~んと御鎮座しているのでインパクトがあります。布袋様の持ってる”袋”から水が流れ出ていますが、鼻からも水が染み出しているのが気になります。

今回の色々な「手水舎」紹介はこれにて終了。また機会を見て、珍しい「手水舎」をレポートしようと思います。