
こんにちは。今回は千葉県いすみ市にある『飯縄寺』の参拝録です。
「いづなでら」と読みます。大同3年(808年)慈覚大師開山の天台宗のお寺で、元々は「満蔵寺」と号しましたが、飯縄信仰により太東岬に別当として神仏習合の神様「飯縄大権現」を祀ったことから、江戸時代にご本尊に迎え『飯縄寺』と改称、現在に至ります。「飯縄大権現」が天狗の姿という事で、「天狗の寺」と呼ばれているんですね!
また、本堂の欄間彫刻も見どころのひとつ。荒波の彫り物で知られる「波の伊八」と呼ばれた有名な宮彫師の最高傑作「牛若丸と天狗」は必見です!
仁王門

いすみ市指定有形文化財の「仁王門」。茅葺屋根がいい雰囲気ですね~。建てられた年代は不明ですが、寺伝によると元禄5年(1629年)または正徳4年(1714年)の二つの説があるようです。室町時代末期の建築様式とのこと。


お相撲さんっぽい仁王像。いい感じに古びており趣がありますね。
水屋

この瓦屋根の「水屋」もいすみ市指定有形文化財みたいですね。崩れそうなので近寄れませんが、佇まいが歴史を感じさせますね!
鐘楼


弘化3年(1846年)建立の「鐘楼」。これもいすみ市指定有形文化財。
本堂




千葉県の有形文化財の「本堂」。現在の「本堂」は寛政9年(1797年)に再建されたもので、もともとは海の近くに建てられていたらしく、元禄16年(1703年)の大津波による被害で現在の地に移転とされています。




そして”天狗のお面”が参拝のお出迎え!何となく荘厳な雰囲気が漂っています。
『飯縄大権現』は白狐に乗った鳥天狗の姿で表され、不動明王の化身であるといわれています。防火、海上安全、商売繁盛、無病息災などにご利益があるようです。



龍などの彫刻が施されていますが、これは「波の伊八」作ではないのかな。
牛若丸と天狗


本堂内は撮影禁止。なので「牛若丸と天狗」の彫刻の写真は撮れませんでしたが「仁王門」横の掲示板にポスターが貼られていましたのでパシャリ!

このカラー写真は、千葉県観光物産協会「ちば観光ナビ」のホームページからお借りしたものです。高さ1メートル、長さ4メートルにもおよぶ分厚いケヤキの一枚板に彫られた作品で見応え十分!初代「波の伊八」こと武志伊八郎信由の作品は、あの浮世絵師・葛飾北斎の「富岳三十六景・神奈川沖浪裏」に大きな影響を与えたといわれています。その北斎の作風はゴッホなど多くのヨーロッパの芸術家に取り入れられたのだとか。名だたる芸術家に影響を与えた方の作品が、こんな所にあるとは…!
今回は天狗の寺『飯縄寺』のご紹介でした!なお悪天候やお寺の御都合により休みの場合もあるようです。文化財保護のため、拝観料は300円です。(2025年8月時点)
基本情報
・名称:飯縄寺
・住所:千葉県いすみ市岬町和泉2935-1
・電話:0470-87-3534
・営業時間:10時~16時
・拝観料:300円
・駐車場:あり
・アクセス
-JR外房線「太東駅」徒歩35分
※タクシーあり