こんにちは。東京都渋谷区にある『鳩森八幡神社』へ行ってきました。
勝負運アップのパワースポットとしても知られている神社ですね。今回のお目当ては「千駄ヶ谷富士」の登山。都内最古とされる富士塚を中心に境内を散策してみます。
御祭神
・応神天皇(おうじんてんのう)
・神功皇后(じんぐうこうごう)
ご由緒
江戸名所図会によると「この地に瑞雲現じ 白雲降り 白鳩数夛西をさして飛び去れり その霊瑞を称し鳩の森という」とあり、小さな祠を建て「鳩森(はとのもり)」と名付けたのが始まりで、貞観年間に鎮座、千駄ヶ谷一帯の総鎮守として崇敬を集めたとの事。
(引用元:鳩森八幡神社HP/東京都神社庁HPより)
見どころ
庚申塚
『鳩森八幡神社』に行く前に、神社のすぐ裏手で見つけた「庚申塚」がなかなか立派で、写真を一枚。
”わらじ”が、たくさん奉納されていますが、これは健康や病気治癒を願ったものなのだろうか。『鳩森八幡神社』によって書かれた案内板を見ると、庚申塚は、享保八年建立のもので、このあたりの道路工事によって片付けられていたが、町内有志によって修理復元されたらしい。
社号標
神社入口に到着。「鳩森八幡宮」となっていますね。個人的には、この呼称が好きです。東京神社庁に登録されている名称は「八幡神社」で、呼称が『鳩森八幡神社』との事。
参道
東側の参道入口は小さいのですが、拝殿が正面にあるので表参道でしょうか。案内板には「正面鳥居」と書かれています。
社殿の横のあたりに出る裏参道?「鳩森八幡神社前」交差点にある鳥居で、参道はこっちのほうが広い。案内板には「大鳥居」と書かれています。
社殿
参道のほうまで、松の木が随分と斜めに伸びてトンネルのようになっているのが、いい雰囲気なんですね。”見どころ”のひとつです。
現在の拝殿は、1993年に建て替えられたものだそうです。貞観2年(860年)の創建以降、境内の建物は、火災や震災等で何度も崩壊・再生を繰り返してきたらしい。
扁額
縁と文字が緑色の扁額。何故か目を引きますね。
能楽殿
平成十二年(2000年)に新築。ガラスの引き戸が3方向にある立派な建物で、まわりの景色に調和しており、絵になっています。
富士塚の案内板
さて、本日の目的である「千駄ヶ谷の富士塚」登山。東京都指定の有形民俗文化財なんですね。
案内板によると、寛政元年(1789年)に築造といわれ、関東大震災に修復されているが、当時の旧態をよく留めており、東京都内に現存するものとしては最も古いとの事。
千駄ヶ谷富士の入口
登山口には鳥居があり、狛犬も出迎えてくれます。「千駄ヶ谷富士」の標高は6m。相当ゆっくり登ったとしても2~3分で、山頂に立つ事ができます。ちなみに品川神社の「品川富士」や新宿の「成子富士」が標高12~15mくらい。
富士塚案内図
登り方が、わかりやすく図解されています。こんなに丁寧に看板まで立てている富士塚は初めて。さすが、有形民俗文化財ですね。
早速、登山開始。
5合目?あたりから振り返って、登山道を見降ろします。頂上付近は富士山の溶岩を配した造りになっています。
奥宮
登頂成功。頂上には浅間神社奥宮があります。お賽銭の盗難が発生しているので、ここには置かないでくれ…との貼紙がありますが、それでも小銭がいっぱい。
冨士塚頂上からの眺め
頂上から『鳩森八幡神社』の社殿と境内を眺めます。標高6mとは言え、やはり、見晴らしの良い場所に立つのは清々しいですね。
将棋堂
「千駄ヶ谷富士」を下山して、将棋堂なるお堂を見に行きます。
扉は開いていませんが、中には大きな「将棋の駒・王将」がご鎮座。将棋の技術向上を目指す人たちの守護神だそうです。『鳩森八幡神社』の道路を挟んだ向かいには、「日本将棋連盟本部・将棋会館」があり、プロの対局も行われていますが、その関係なのでしょうね。毎年1月5日には「将棋堂祈願祭」が行われ、将棋連盟の方を迎えて、棋力向上を祈願するとの事。その時、将棋堂が開いて、”巨大駒”が見られるのでしょうか。
勝運のパワースポットでもあるので、有名な棋士の方も参拝しているみたいですが、今話題の藤井聡太さんも参拝しているのかもしれませんね。
基本情報
・名称:鳩森八幡神社
・住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷1-1-24
・電話:03-3401-1284
・公式HP:http://www.hatonomori-shrine.or.jp/
アクセス
〇JR総武線
『千駄ヶ谷駅』より徒歩5分
〇都営大江戸線
『国立競技場』より徒歩5分
〇東京メトロ副都心線
『北参道』より徒歩5分
Google Map