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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

紫陽花が見頃の『白山神社』参拝~文京あじさいまつり

こんにちは。今回は、東京・文京区にある「東京十社」のひとつ『白山神社』の参拝録です。6月の梅雨時期には境内とその周辺に約3,000株の紫陽花が咲くことで知られており、毎年この時期には『白山神社』と隣接する「白山公園」において「文京あじさいまつり」が開催されます。

白山駅

『白山神社』の最寄り駅は、都営三田線「白山駅」。A3出口から徒歩2分ほどで到着する”駅近神社”です。2年振りの再訪になりますが、紫陽花の季節に参拝するのは初めて!

参道沿いの民家の庭にもアジサイが綺麗に咲いていました。淡い紫色が美しく、立ち止まって写真を一枚。

鳥居

民家が立ち並ぶ狭い路地に建てられた大きな鳥居。社号標も大きく立派です。
『白山神社』の御祭神は、菊理姫命(くくりひめのみこと)、伊弉諾命(いざなぎのみこと)、伊弉冊命(いざなみのみこと)。
天暦年間(947957年)に、加賀一宮白山神社を現在の本郷一丁目の地に勧請したと伝えられる古社。その後、元和年間(16151624年)、二代将軍秀忠の命により、巣鴨原(現在の小石川植物園内)に移ったが、後の五代将軍、徳川綱吉の屋敷の造営の為、明暦元年(1655年)、現在地に遷座したとの事。

鳥居の中に電線が通されているのが面白いですね!
ちなみにこの大きな鳥居がある参道は拝殿横に辿りつく参道なので、表参道では無さそうなのですが、鳥居があるのはここだけ。「白山駅」から近いこの参道が、事実上の表参道のようです。

文京あじさいまつり

文京花の五大まつりのひとつ「文京あじさいまつり」。会場は『白山神社』なんですね。まだ朝早いのでまつりの準備は始まっていませんが、境内のアジサイを観賞しながら参拝します。なお、2024年の「文京あじさいまつり」は、6月8日(土)~6月16日(日)間の開催です。

案内図

参拝・散策の推奨ルート。
『白山神社』参拝後、境内に咲くアジサイを見ながら境内社「八幡神社」「松尾神社」を参拝し、「白山公園」へ。そして最後に「白山浅間神社」の富士塚を見に行きます。

普段は月極駐車場のようなスペースが祭り期間は、イベント会場と模擬店のスペースになっているのですが、そのまわりにアジサイが植栽されています。

手水舎

狛犬

拝殿

「東京十社」に選定されている割には地味な感じで、大きな神社ではありません。ただ、こじんまりとしている境内の雰囲気がよく、都心の”あじさい神社”と呼ばれるくらい、特に6月の梅雨時は落ち着いていながらも華やかな境内になります!

拝殿の右横に社務所との渡り廊下・連絡通路があり、ここをくぐっていくと「白山富士」が右手にありますが、後ほどじっくりご紹介。

参道のアジサイ

参道両側に咲くアジサイは生育がよく大玉で綺麗。

様々な色のアジサイが咲き乱れる参道。祭りが終わった後もしばらくは見頃が続くかと。

拝殿の向こう側にあるのは「東洋大学 白山キャンパス」。

関東松尾神社

境内社のひとつ「関東松尾神社」。江戸時代に京都嵐山「松尾大社」からの勧請。御祭神は大山咋神 (おおやまくいのかみ)、中津島姫命(なかつしまひめのみこと)。酒造りの神様として酒造家・酒販業者からの信仰が篤い神社なのだそう。

白山公園

本殿の裏手にある「白山公園」。小さな町内の公園なのですが、明治24年開園の文京区最古の公園らしい。公園外周にアジサイが植栽されています。

本殿

「白山公園」側から本殿を眺めます。本殿のアジサイのコラボがいいですね!

白山富士

そして、これは『白山神社』本殿の裏にある、梅雨の時期、最大の見どころの富士塚「白山富士」。「白山公園」に隣接しています。「文京あじさいまつり」の期間中のみ特別公開され、登頂することができます。開門は10時からのようなので、今回は登頂断念。

説明板などがなく「白山浅間神社・富士塚」の詳細は不明ですが、富士講の石碑から推測すると江戸時代に造られた富士塚なのだろうか。

富士塚の斜面にアジサイが植栽されているのは珍しい。数ある富士塚の中でも貴重なものなのかも知れませんね。

1年で唯一「白山富士」に登頂できるのは「文京あじさいまつり」期間のみなので、今年は最終日の6月16日まで。古社を参拝しながら、晴れの日も雨の日も絵になる、都内の紫陽花の名所を散策されてはいかがでしょうか!

基本情報

・名称:白山神社
・住所:東京都文京区白山5-31-26
・電話:03-3811-6568
・駐車場:なし 近隣コインパーキング利用
・アクセス
-都営三田線「白山駅」徒歩2分
-東京メトロ南北線「本駒込駅」徒歩7分