こんにちは。川崎市麻生区にある『浄慶寺』へ行ってきました。
小田急線『柿生駅』の近くにある「柿生のあじさい寺」として有名なお寺で、「かながわの花の名所100選」にも選定されています。『浄慶寺』の最大の魅力は、何と言っても、様々な格好をした羅漢像群。表情豊かで、親しみのある羅漢さま達が、境内のあちこちに置かれて、参拝を出迎えてくれます。
概要
・山号:麻生山
・宗派:浄土宗
・開山:元和元年(1615年)
・本尊:阿弥陀如来
見どころ
入口付近
横浜上麻生道路の仲村橋交差点を曲がり、100mほど進むと『浄慶寺』への入口 へ通じる細い道が見えてきます。案内看板に従い、右斜め方向の坂道を上っていきます。境内に入る手前の道端にも、紫陽花が咲いており、いい雰囲気。
境内入口
入口に到着。お寺なのに鳥居が見えます。同じ敷地内で右側の裏山に「秋葉神社」があり、左に進むと『浄慶寺』があります。
駐車場
境内入口の左側に、参拝者用の駐車場があります。5~6台分のスペースと言ったところでしょうか。通りから駐車場までは50m程度かと思いますが、車1台分しか無い狭い道なので注意。
境内案内図
味のある境内案内図。
境内
『浄慶寺』への参道。緑豊かな境内の奥に本堂の屋根が見えます。
参道に入り、すぐの所に置かれている”石のレリーフ”。ちょうど、朝日がレリーフを照らし始め、風情ある感じに。
羅漢像群
境内に置かれた「羅漢像」群。後ほど、筆者が気に入った「羅漢さま」を紹介します。
アジサイ
参道の左側が裏山になっており、その斜面にも紫陽花が群生しています。境内全体では1000本以上のアジサイが植えられているとの事。なお、境内には遊歩道が設けられており、「秋葉神社」と『浄慶寺』を参拝しつつ、あじさいを見ながら散策できるようになっています。
境内の参道脇の「羅漢さま達」。
「羅漢さま」はいつ頃から置かれ始めるようになったのだろうか?現代における「羅漢さま」の解釈として、私たちの身近にある物を持っていたりする姿が親しみを覚えます。
赤いアジサイと高笑いする「羅漢さま」。
白いアジサイ”アナベル”と「羅漢さま」。
あじさいと「羅漢さま」のコラボの数々。さすがに「柿生のあじさい寺」です。
秋葉神社/鳥居
羅漢像群をゆっくりと見る前に、「秋葉神社」を参拝します。
鳥居をくぐり、階段を上って行くと、まず、手水舎や狛犬のある場所に着きます。
秋葉神社/社殿
さらに階段を上ると、社殿に到着。
浄慶寺本堂
「秋葉神社」境内から、『浄慶寺』本堂を望みます。深い緑に包まれた境内ですね。
「秋葉神社」境内から遊歩道を通って『浄慶寺』境内に戻ります。途中途中に咲いているアジサイが綺麗です。
羅漢さま
飲めや歌えやの羅漢さま達。とっくりに「あじさい」と書いてありますね。
ちょっと一杯の羅漢さま達。
団子を頬張る羅漢さま。
腕相撲をとる羅漢さま達。
写真を撮っている羅漢さま。
相撲の行司の羅漢さま。この”うちわ”みたいなのは”軍配(ぐんぱい)”と言います。
動物大好き羅漢さま。
尺八を吹く羅漢さまと将棋に熱中する羅漢さま達。
音楽を聴く羅漢さま。iPod?それともウォークマンか?
ミシンを操作する羅漢さま。
パソコンをする羅漢さま。
巻物を読む羅漢さま達。
キセルで煙草を吸う羅漢さま。
ひそひそ話をする羅漢さま達。
ババ抜きに興じる羅漢さま達。
蓄音機でレコードを聴く羅漢さま。
コーヒーを飲み、ケーキを食べる羅漢さま。
そばを食べる羅漢さま。
携帯電話でメールする羅漢さま。
電話をする羅漢さま。
タケノコの羅漢さま。
疾病退散の羅漢さま。コロナ禍において存在感がありますね。
絵を描く羅漢さま。
とにかく、ユニークで見ていて飽きません。ぶらり参拝をお勧めしたいお寺です。
基本情報
・名称:浄慶寺
・住所:川崎市麻生区麻生6-34-1
・電話:044-988-1223
・駐車場:あり(参拝者用)
アクセス
〇小田急線
『柿生駅』より徒歩10分
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