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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【長安寺】『五百羅漢』と紅葉のコラボ! 秋の箱根・仙石原のお寺を参拝

こんにちは。神奈川県箱根町の『長安寺』へ2年振りの再訪です。
境内の裏山に「五百羅漢」像が点在している事で知られている箱根・仙石原のお寺ですが、紅葉スポットとしても有名。
今回は「五百羅漢」と紅葉のコラボを楽しみつつの参拝です。

参道入口

朝7時前の静かな参道。
『長安寺』の紅葉の見頃は、例年11月中旬~11月下旬。
参拝したのは11月中旬で、全体的にはちょうどいい感じの色づきでした。

弁天池

参道に沿いの横たわる細長い「弁天池」。
参道より少し低い位置にあり、畔まで下っていけます。池の畔から見た紅葉が綺麗。

山門

山門前に到着。このあたりも紅葉狩りするには最適の場所。
振り返ると、すぐ後ろに”紅葉と石仏”のコラボが!

この季節ならでは、風情ある情景がお出迎えです。グラデーションが綺麗ですね。真っ赤に染まるまでもう少し!

前回、参拝した時も気になっていた山門横の石碑。ちゃんと英訳もしているんですね。
まずは、心静かにお参りします。

本堂

『長安寺』概要
・山号:龍虎山
・宗派:曹洞宗
・創建:万治元年(1658年)
    ※仙石原への創建年代
・本尊:釈迦如来

お寺のホームページが見あたらないので、由緒などの詳細は不明ですが、関東1都6県の花の寺の集まり「東国花の寺百ヶ寺」のひとつ。本堂前の境内は広くありませんが、本堂奥の墓地や「五百羅漢」が佇む裏山は結構、広いですよ。

鐘楼堂

「鐘楼堂」付近も紅葉狩りの良いポイント。
境内にもだいぶ朝日が差し込んできましたね。綺麗な紅葉を楽しめそうです。

子守地蔵尊

「五百羅漢」を観に行く前に「子守地蔵尊」へちょっと立ち寄り。

随分と立派そうな杖がたくさん。これ、裏山の「五百羅漢」を散策する為に、お寺が用意してくれたものらしい。

五百羅漢

「五百羅漢」の裏山への入口。
この森の中から見る紅葉がなかなかの絶景。

やはり、朝の光が葉っぱを照らし始めると、紅葉の表情がガラリと変わりますね。
燃えるような赤をしばし観賞。

「五百羅漢」の点在する裏山は、散策路があり、ところどころに石のベンチが設置され休憩できるようになっています。森の中は落葉がいっぱい。晩秋を迎えつつあるんですね。

森の中の神社。扁額には「豊川稲荷」と書かれています。
鳥居を指さす”お茶目な”羅漢がいいですね。「五百羅漢」像は、現在も増え続けているようですが、いったい何体あるのだろうか。喜怒哀楽、表情豊かな石仏ばかりで、見ていて飽きません。気に入ったものをピックアップしてみました!

これらの羅漢像は、2年前に参拝した時も写真を撮ったように記憶していますが、2年の間に、さらに苔がついて、より味わい深い姿になっていますね!

お賽銭をもらうのが上手な石仏。

ウサギさんといっしょ。

手前の苔むした石仏をのぞき込むように眺める、奥の石仏たち。何か”いい物”を手にしているようです。

苔の洋服を着ていますね!

弓を引いているところ?

今回、観た中で一番気に入った石仏。苔のむし方と頭についたもみじが絶妙!

顔面苔だらけで表情が読み取れませんが、このポーズは”よっしゃ”って感じ?

”待ちぼうけ”って感じでしょうか。

”まぁまぁ”って感じで⁉

幸せそうな石仏。

リラックスした石仏。

安らかに眠る石仏。頭の上に載った黄色い葉っぱにホンワカさせられます。

刀?棒?を振りかざしてる石仏。木の棒が差し込める構造になっているみたいです。あまり見掛けないタイプですね。

石仏と言うよりも公園のパブリックアートみたいです。
これも苔の付き方がいい感じで、後ろの岩とセットでひとつの作品のよう。

ネットで調べると、現代彫刻家による彫刻もあるようですが、それがどれなのかは不明。「五百羅漢」のお寺って、色々ありますが、これだけタイプの異なる羅漢たちが佇む所も珍しいかと。

秋の紅葉につつまれた『長安寺』。風情を感じながら、ゆったりと参拝と散策が楽しめました。「箱根ガラスの森美術館」「箱根ラリック美術館」からも近いので、箱根観光の際、ぶらり立ち寄る事をおすすめします。

burariwalking.hatenablog.com

基本情報

・名称:長安寺
・住所:足柄下郡箱根町仙石原82
・電話:0460-84-8187
・駐車場:あり
・アクセス:箱根湯本駅からバス
 ※箱根登山バス「仙石」下車すぐ