こんにちは。今回は「菊」をめぐる小田原プチ旅の最終回、『総世寺』の参拝録です。
「そうせいじ」と読みますが、そう聞くと、どうしても「ソーセージ」を連想してしまう⁉小田原では「ざる菊」のお寺として知られており、秋のシーズンには、様々な色の「ざる菊」で境内が彩られます。
参道
『総世寺』は「小田原城」から車で20分ほど。あまり大きなお寺ではないので、入口がわかりづらいかも知れません。
参道の途中に佇んでいたお地蔵さん。
富士山のように積み上げられた石の上に、ちょこんと佇む姿が愛らしく、写真を一枚。
山門
『総世寺』は曹洞宗のお寺。概要は以下の通りです。
・山号:阿育王山
・開創:嘉吉元年(1441年)
・本尊:釈迦牟尼
山門前の階段も「ざる菊」で綺麗に飾られていますね。
実は、前回「菊」をめぐる小田原プチ旅②でご紹介した『ざる菊園』のすぐ近くにあるお寺で、『ざる菊園』のご主人のご指導もあり、「ざる菊」を育てているらしい。
総世寺のカヤ
山門横の立派な「カヤ」の巨木。『総世寺』の見どころの一つです。
小田原市指定天然記念物で、「かながわの名木100選」にも選定されています。
樹齢は推定280年、樹高約25m、幹囲5.3mとの事。
ざる菊展示
「ざる菊」でいっぱいの境内。
なかなかの”雅な風景”です。『総世寺』のホームページを見てみると、「ざる菊園」の鈴木三郎氏の指導のもと、「ざる菊を育てる会」を設立しているとの事。これらの「ざる菊」は、会員の方々が育てたものなんでしょうね。
本堂
恐らく、本堂は鉄筋コンクリート造りで、歴史的建造物ではないものの、豊臣秀吉による小田原北條氏の征伐の際、『総世寺』に陣を構えていた豊臣秀次が寄進した銅鐘が、本堂に安置されているとの事。
境内
境内の様子。
よく見かける”ほうきを持った小坊主”のお地蔵さん。「ざる菊」とのコラボがいい!
どう育てたら、こんもりと丸く育つのか不思議。ネットで調べる限り、特殊な剪定をする訳でもなく、自然に丸い形になるようなのですが、ほったらかしでは、こんな綺麗に育ちませんよね。
「菊」をめぐる小田原プチ旅は今回で終了。
11月上旬~中旬の小田原は菊の名所がいっぱい。まったりと散策してみてはいかがでしょうか。
基本情報
・名称:総世寺
・住所:神奈川県小田原市久野3670
・電話:0465-35-2674
・駐車場:あり
・アクセス:小田原駅東口よりバス
-小田原フラワーガーデン行き約25分「総世寺前」下車
(伊豆箱根鉄道2番線バス)