ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【鎌倉 報国寺】竹林に癒される”わびさび”満載のお寺

こんにちは。今回は、孟宗竹が約2000本の竹林が境内にある「竹寺」として有名な鎌倉の『報国寺』の拝観レポートです。
ミシュラン・グリーンガイドで三ツ星を獲得しているお寺で、外国人観光客にも人気のお寺。”わびさび”の要素がコンパクトに詰まった見どころ満載の境内です。

山門

臨済宗建長寺派の寺院である『報国寺』。山号は功臣山、御本尊は釈迦三尊です。
「鎌倉駅」から徒歩25~30分程度。駅からは少し遠いのですが、途中の「鶴岡八幡宮」や他のお寺を巡りながらなら、そんなに苦にならないかと。ちなみにタクシーなら「鎌倉駅」から7分くらい。バス利用でのアクセスも可能です。

境内案内図

『報国寺』のリーフレットに境内案内図があったのでご参照。
山門から本堂までの参詣は自由で、「竹の庭」の拝観が有料になります。本堂の裏に広がる竹林と書かれているエリアが「竹の庭」です。

日本庭園

山門をくぐると、早速、枯山水の日本庭園がお出迎え。

枝ぶりが良い樹木が多く、綺麗に整備されているので、なかなか心安らぐ空間。後程、あたらめて触れますが、「竹の寺」なのに苔もいい!

鐘楼

趣のある茅葺きの鐘楼。

本堂

建武元年(1334年)、仏乗禅師(天岸慧広)の開山により創建、足利家時の開基と伝えられていますが、上杉重兼も創設に関わっているとの事。

迦葉堂

ここは”坐禅堂”らしい。毎週日曜日に一般の方も参加できる「日曜坐禅会」が行われているのだそう。

迦葉堂前の大きな盆栽が気に入り、写真を一枚。

竹の庭入口

「竹の庭」の拝観料は300円。竹林の中にある茶房で抹茶を頂く場合は、別途600円。抹茶券をこの受付で購入します。

「竹の庭」入口付近のミニ庭園?のような場所にあった”苔の島”。

中庭の枯山水

竹林を見に行く前に、まずは中庭の枯山水を観賞。

中庭に向かって伸びる1本の大きな木が絵になりますね。迫力があります。

やぐら

切り立った岩壁にぽっかりと空いた洞窟のような穴。鎌倉独特の横穴式墳墓で、開基足利家時ほか一族のお墓と伝えられています。

石仏と苔

石仏と苔のコラボ。苔ファンならずとも”苔萌え”しますね!

竹の庭

そして、メインの竹林の中の散策路をゆったりと歩きます。癒しの空間ですな。

「竹の庭」の入口の看板に、”強風と大雨の被害により竹林養生中”と書かれていましたが、若干、竹が密集していないエリアがありました。藁も敷いてあるし。まぁ、竹は成長が早いから4~5か月くらいで元に戻るのかな。

茶房 休耕庵

「竹の庭」の一番奥にある「茶房 休耕庵」へ。「休耕庵」では、抹茶券の購入できませんので、利用する場合は「竹の庭」入口の券売所でお買い求めを。

竹林に向かって、茶席が設けられており、正に絵にかいたような風流なシチュエーション。優雅なお茶の時間を楽しめますが、いわゆる”オープンカフェ”なので、季節によっては、蚊に注意する必要はあるかも知れません。

お抹茶は、こんな感じの干菓子付。竹林を眺めながら、心静かにいただきます。

帰りがけに「竹の庭」の散策路で苔むした石仏を発見。何とも情緒ある景色ですね。
やはり「竹」と「苔」の組合せは、萌え度が高し!

「鎌倉駅」観光で、静かにゆったりと散策するのであれば、金沢街道沿い・二階堂エリアがおすすめです。「鶴岡八幡宮」を起点として、「鎌倉宮」「荏柄天神社」などの神社を巡りながら、『報国寺』ほか何ヶ所かのお寺をまわるのが良いかと。

基本情報

・名称:報国寺
・住所:鎌倉市浄妙寺2‐7‐4
・電話:0467-22-0762
・拝観時間:9~16時
 ※年末年始は拝観休止
・拝観料:300円
 ※抹茶(干菓子付)は別途600円
 ※2023年1月時点の料金
・駐車場:あり
 ※台数少、近隣コインパーキング推奨
・公式HP:https://houkokuji.or.jp/
・アクセス
 -JR横須賀線「鎌倉駅」下車 徒歩30分
  タクシー利用の場合、7分
  京浜急行バス「浄妙寺」より徒歩3分