ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【角川武蔵野ミュージアム】巨大な本棚に囲まれた「本棚劇場」の圧巻プロジェクションマッピング

こんにちは。埼玉・所沢市にある『角川武蔵野ミュージアム』訪問記です。
2020年にオープンした図書館、美術館が融合した『角川武蔵野ミュージアム』はご存知、株式会社KADOKAWA・角川文化振興財団が運営する複合施設「ところざわサクラタウン」の中にある施設のひとつ。”アートな建築”が堪能できる特徴的な建物は隈研吾氏がデザイン、高さ約8メートルの巨大本棚に囲まれた空間で体験するプロジェクションマッピングは見応えありますよ!

ところざわサクラタウン

「ところざわサクラタウン」の最寄り駅はJR武蔵野線「東所沢駅」。徒歩10分くらいです。「東所沢公園」に隣接した住宅街の一角にありました。

角川武蔵野ミュージアム

真っ先に目に飛び込んでくるのが、隈研吾氏が設計を手掛けた、この『角川武蔵野ミュージアム』の建物。圧倒的な存在感ですね!

石でできた要塞のような巨大なこの多面体の建物の高さは30m以上。よ~く見ると三角形を何枚もつなぎあわせて形づくられた壁面ですね!外壁には厚さ70㎜もの花崗岩を2万枚も使用しているらしい。

ミュージアム入口の反対側は大きな水盤が設けられています。建物が水面に浮かぶ巨石みたいで絵になりますよ!夏季期間中は子供たちが水遊びできるように開放されるようです。

ところざわサクラタウン本棟

ショップやレストランの入る建物も特徴的な外観。

「PEACE HEAD」

奈良美智 作

ミュージアム横にある水盤にパブリックアートを発見。もともとはミュージアムのエントランスに展示されていたみたいですが、この場所に移設されたのかな。

敷地内を流れる小川の先に鳥居が見えます。その先に神社があります。

武蔵野坐令和神社

隈研吾氏が建築デザインを行った社殿が目を引く「武蔵野坐令和神社」。
通称「武蔵野令和神社(むさしのれいわじんじゃ)」で、正式名称は「武蔵野坐令和神社」(読み方:むさしのにますうるわしきやまとのみやしろ)」 なのだそうで、元号「令和」の考案者といわれる国文学者の中西進氏が神社名を命名。この地での事業の安全・繁栄を願い創建されたようです。

主祭神「天照皇大神」、相殿神「素戔嗚命」。二柱の御祭神を総称して「言霊大神(ことだまのおおかみ)」とし、文芸や芸術、芸能などのコンテンツに宿る神威を二柱の御祭神の総称「言霊大神」としています。アーチスト・クリエーターが参拝するにはピッタリの神社ですね。

詳細はわかりませんが、やはりこの神社は会社の敷地内や屋上に祀られた、会社の守り神、商売繁盛のためのいわゆる”企業神社”でもあるんでしょうかね。しかし、どこから見てもアートな神社ですな。

冬のイルミネーションイベントでライトアップされる大きな鳥居。

大魔神像(魔人像・武神像)

「大魔神像」が設置されていますね!1960年代に大映が製作した特撮時代劇に登場するキャラクターです。2000年代の始めに角川書店が大映の営業権を取得していたんですね。この地の守護神って感じに見えます。「武蔵野坐令和神社」にとっては狛犬的な役割を果たしているのかも知れませんね。

調べてみると2021年公開「妖怪大戦争ガーディアンズ」で55年ぶりにスクリーンに登場したことを記念して設置するに至ったらしい。設置期間は未定とされていますが、神社とのコラボが絵になるので、末長くここに鎮座して欲しいですね。

ミュージアム入口

「ところざわサクラタウン」は丘の斜面にあるため、『角川武蔵野ミュージアム』前の広場や水盤のある場所は、チケット売場のある2階になります。
チケットはスタンダードチケット(本棚劇場)、企画展チケット、1DAYパスポートなど色々あるのですが、企画展鑑賞を含まないスタンダードチケットであれば一般(大学生以上)1,400円です(2024年7月時点)

入口横で”一つ目小僧”がお出迎え。角川グループ60周年を記念して製作された映画「妖怪大戦争」で使用されたものかな。

エントランスホールに展示されていた映画「羅生門」で使われたセットの1/10再現模型。

4階の図書館エリアに到着。様々な分野の「本の森」を通りながら「本棚劇場」へ向かいます。

エディットタウン・ブックストリート

50mの長さの通路に約25,000冊の本が配架されているのだそう。勿論、手に取って自由に読むことができます。とことどころに飾られたオブジェが面白い。

数か月前まで開催されていた企画展、ダリ関連のオブジェ。

本棚劇場

そして、本日のお目当て「本棚劇場」にやって来ました!約8mもある本棚が四方を囲むすごいエリアです。2020年のNHK紅白歌合戦のYOASOBIのパフォーマンスで有名になりましたね。

ところどころにモニターが設置されている“アートな本棚”。2万冊の書物に囲まれています。

プロジェクションマッピング

毎時20分ごとに上映されるプロジェクションマッピング。鑑賞はスタンディングです。そんなに広い場所ではないので、土日祝日の時間帯によっては多少混むかも知れません。

現在公開されている作品のテーマは「本と遊び、本と交わる」。本棚から飛び出した本が生き物のように動き出し、溢れ出た言葉や文字が時間と空間を超越していく…というストーリーのようです。

マンガや本好きの方は特におすすめの『角川武蔵野ミュージアム』。企画展開催中は本棚劇場+企画展の入場も含まれた1日中楽しめそうな1DAYパスポートが良いかも知れませんね。

基本情報

・名称:角川武蔵野ミュージアム
・住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3ところざわサクラタウン
・電話:0570-017-396
 ※ところざわサクラタウン
・開館時間:10時~18時
・休館日:毎週火曜日
 ※火曜日祝日の場合は開館
 ※開館日,営業時間はホームページ参照
・利用料金:ホームページ参照
 ※スタンダードチケット/一般1400円(2024年7月時点)
・駐車場:あり(有料)
 ※ところざわサクラタウン駐車場
・HP:角川武蔵野ミュージアム
・アクセス
-JR武蔵野線「東所沢」徒歩約10分