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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【市谷亀岡八幡宮】防衛省の隣りにあるペットといっしょに参拝できる神社

こんにちは。今回は東京・新宿にある『市谷亀岡八幡宮』の参拝録です。
防衛省・陸上自衛隊の「市ヶ谷駐屯地」に隣接した場所にあり、JRや東京メトロなど鉄道各社「市ヶ谷駅」から徒歩5~6分ほど。ペットといっしょに参拝ができる珍しい神社として知られています。

神社への入口

JR「市ヶ谷駅」下車の場合は、駅前にあるお堀「市ヶ谷濠」を反対側に渡り、防衛省方面に歩いて行きます。程なくビルの横に『市谷亀岡八幡宮』の提灯が立っており、そこを曲がると正面に社号標が見えます。

ちょっと長めの階段と大きめの石灯籠が印象的な参道です。
『市谷亀岡八幡宮』の御祭神は、誉田別命(ほんだわけのみこと)、気長足姫尊(おきながのたらしひめのみこと)、與登比売神(よとひめのかみ)。
江戸城築城した太田道灌が、文明11年(1479年)、江戸城西方の守護神として「鶴岡八幡宮」の分霊を勧請したのが始まりで、鶴に対して亀の名を入れた"亀岡八幡宮”と命名したのだそう。

何気に急な階段。

茶ノ木稲荷神社

階段の途中に「茶ノ木稲荷神社」と言う摂社があります。『市谷亀岡八幡宮』の創建以前に、この地にあった神社です。

千年ほどの昔、弘法大師が初めて御鎮祭を行ったとされる古社との事。また、神社のホームページによると、眼病平癒の伝説があるようで、稲荷山と呼ばれるこの山に居た稲荷大神の御神使である白狐が、ある時あやまって茶の木で目をついてしまった為、それ以来崇敬者は茶を忌み、正月の三ヶ日は茶を呑まない習慣があったらしく、特に眼病の人は何日間かお茶を飲むのを絶ち、祈願すれば、病気が治るとの云われがあったよう。

階段を上り切ったところで、後ろを振り返るとこんな感じ。結構高いですね!

鳥居と狛犬。銅製の鳥居は文化元年(1804年)建立のもので、新宿区指定有形文化財。

金刀比羅宮

一の鳥居のすぐ先にある「金刀比羅宮」。詳細不明ながら、江戸時代の頃、市ヶ谷は水路の揚場として、たくさんの舟が行き来していた事から、航海の安全を願うために祀られたようです。

出世稲荷大神

昔、稲荷山と呼ばれていただけに、「出世稲荷神社」もありました。神社のホームページによると、千葉の成田山新勝寺に鎮座している出世稲荷神社は、ここのの御分霊を祀ったものらしい。

境内

参道の向こうに拝殿が見えてきました。

手水舎(几号水準点)

これも新宿区登録有形文化財の「几号水準点(きごうすいじゅんてん)」。
明治初期に用いられたイギリス式の水準点らしく、明治8年頃(1875年)に刻印された近代土木史上、貴重なもののようです。水鉢の台座の横に刻印されていました。

わかりづらい場所にあるので、刻印された箇所を指した紙が貼られていました。

拝殿

ペットの七五三やペットとの初詣・年始の祈祷など個人・法人向けにペット各種ご祈祷を行うのが特徴的な神社で、飼い主とペットの名前が入った「携帯ストラップ式彫り札守り」なんてのも特注でやっているようです。

花物語

グロッソプテリスという植物の化石が使われたモニュメント「花物語」。こんな碑が境内にありました。世界の5大陸を5枚の花弁で表現し、人々が植物の起源を知ることで植物の大切さを知り、植物を愛し育み地球の平和を願うきっかけとなるようにこの碑を建てたとの事。

「鶴」と「亀」の関係で、鎌倉の「鶴岡八幡宮」とも関係のある『市谷亀岡八幡宮』。
ペットと神社参拝をお考えの方は、要チェックの神社です!

基本情報

・名称:市谷亀岡八幡宮
・住所:東京都新宿区市谷八幡町15
・電話:03-3260-1868
・駐車場:あり(5~6台分)
・HP:市谷亀岡八幡宮
・アクセス
-JR/南北線/都営新宿線/有楽町線「市ヶ谷駅」徒歩5~6分