ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【西湖コウモリ穴】青木ヶ原樹海にあるコウモリが棲む溶岩洞穴を散策しよう!

こんにちは。今回は山梨県富士河口湖町、青木ヶ原樹海の中にある『西湖コウモリ穴』の散策録です。
コウモリの棲息地として知られている溶岩洞穴なのですが、近くに富士山周辺観光の王道的存在「富岳風穴」「鳴沢氷穴」があるので知らない方も意外に多く、穴場的な観光スポット言えるのかも知れません。洞穴散策で冒険気分を味わいたいのであれば、『西湖コウモリ穴』がおすすめです!

天然記念物 西湖コウモリ穴

国道139号沿いにある「富岳風穴前」信号を曲がり県道710号へ。突き当りに「PICA富士西湖」のある交差点を左折すると、ほどなく『西湖コウモリ穴』駐車場に到着します。国の天然記念物に指定されている溶岩洞穴です。なお、洞穴の奥深くにコウモリが棲息してはいるのですが、基本的には洞穴内でコウモリを見掛けることはありません。

西湖ネイチャーセンター

管理事務所とコウモリ穴・クニマス展示館が併設された「西湖ネイチャーセンター」。コウモリのオブジェがぶら下っています!

駐車場脇の記念撮影コーナー。バットマンの人形が置かれていました!

案内図

洞穴は総延長350メートル以上にも及ぶみたいで、富士山周辺の溶岩洞穴では最大級との事。入洞料は大人(中学生以上)350円(2024年9月時点)

チケットを券売機で購入し、ゲートを通って洞穴に向かいます!

洞穴内は天井が低く、しゃがみながら進まなければならない箇所もあるので、ヘルメットを貸してもらいます。かなり低く、頭をゴツゴツぶつけてしまうので注意です!
洞穴内は天井から水が滴り落ちる箇所も多く、すべりやすい為、履きなれたスニーカーなどで行くのが良いかと。

蝙蝠穴遊歩道(青木ヶ原樹海)

「コウモリ穴」のある場所まで、しばらくは遊歩道を歩いていきます。ここは富士山の噴火による溶岩流の上に形成された原生林「青木ヶ原樹海」の中なんですね!

苔やシダが生い茂る森は神秘的な雰囲気を感じますよ。必見です!

案内に従い、「青木ヶ原樹海」のさらに奥に進んで行きます。下っていく箇所にはデッキの階段が整備されていました。

コウモリ穴入口

そして『西湖コウモリ穴』の入口に到着!

巨石の下に斜めにパックリ割れた穴から洞穴の中が見えます。インディ・ジョーンズのような気分になってきますよ!

振り返ると洞穴入口はこんな感じです。

入口付近の空間は天井がかなり高い場所です。洞穴の外からはこの広さを想像できないですね。「順路」の看板に沿って進んでいきます。

洞穴内の広い場所は、こんな感じに木道が整備されています。ただ、床面は天井から落ちる雫により濡れていますので、滑らないように慎重に進む必要があります。

さて、問題はここから。この先、天井がかなり低い”難所”が登場しますが、しんどい方は、青ラインの短縮コースを選択することもできます。天井がやたら低い”赤ライン”が探検感溢れるコースなので、ぜひともチャレンジをおすすめ!

とにかく天井が低いので、完全にしゃがんで少しずつ前進していくしかないです。手すりが設置されているので、それにつかまりながら、少しづつ進んで行く感じです。

気が遠くなるような時間をかけてつくり出された自然の岩肌は神秘的。

洞穴はここで行き止まり。Uターンして戻ります。何やら扉があるので近くに寄ってみると…。

コウモリ保護区域

ここから先にはコウモリが棲んでいるので立入禁止にしているんですね。かつては多くのコウモリが棲息していたようなのですが、洞穴内に人々が立ち入った事により、一時はコウモリが激減。その後、関係者らの保護活動の努力の結果、再びコウモリの生息が確認されるようになったとの事です。穴の奥深くの天井にぶら下って休息しているんですかね。

富士山周辺の人気の洞窟に比べると認知度は低い観光スポットですが、探検気分を味わうなら『西湖コウモリ穴』がおすすめです!

基本情報

・名称:西湖コウモリ穴
・住所:山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068
・電話:0555-82-3111
・入洞時間:9時~17時
 ※最終入場16時30分
 ※冬季は休業(12/1~3/19)詳細確認必要
・入洞料金:大人350円(中学生以上)小学生200円(2024年9月時点)
・駐車場:あり(無料)