ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【穴八幡宮】「一陽来復」お守りが有名な金運・開運パワースポット

こんにちは。今回は東京都新宿区、早稲田大学キャンパスのすぐ近くにご鎮座する『穴八幡宮』の参拝録です。
『穴八幡宮』は「一陽来復」のお守りが有名な神社。「一陽来復」とは悪いことが続いた後、良いことがめぐってくる・運気が巡ってくると言う意味で、『穴八幡宮』で授かったお守りやお札を、冬至・大晦日・節分のいずれかの深夜0時ちょうどに、その年の恵方に向けて祀ると金運に恵まれるといわれています。

正面参道鳥居

東西線「早稲田駅」を下車、緩やかな坂を、2分ほど上っていくと馬場下町交差点の向こう側に『穴八幡宮』の朱塗りの鳥居が見えてきます。よ~く見ると鳥居の支柱が”亀さん”に支えられています!
『穴八幡宮』の御祭神は、応神天皇(おうじんてんのう)、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)。
康平五年(1062年)、奥州の乱を鎮圧した源義家が凱旋の時に、この地に兜と太刀を納めて八幡宮を勧請したのが始まりとの事。その後、寛永十八年(1641年)、宮守の庵を造る為に山を切り開いたところ、神穴が出現、中から金色の神像がが見つかった事から、『穴八幡宮』と呼ばれるようになったと伝えられています。(引用元:穴八幡宮ホームページより)

北参道鳥居

ちなみに北参道鳥居は黒い鳥居。道路の向い側には早稲田大学があります。

神様の使いがデザインされた支柱がいいですね!

西参道鳥居

公衆トイレがある西参道鳥居。この鳥居の向い側は早稲田大学戸山キャンパスです。

高田馬場流鏑馬

さて、再び正面参道に戻ります。鳥居をくぐって階段を上っていくと左手に流鏑馬の像を発見。『穴八幡宮』は新宿区指定無形民俗文化財の「高田馬場流鏑馬」が有名で、享保十三年(1728年)、将軍徳川吉宗が、世継ぎの病気回復を祈願して穴八幡宮に奉納したのが始まりとされています。神事を『穴八幡宮』で行った後、都立戸山公園に設けられた馬場へ移動するようです。

階段を上り切ったところで、振り返って正面参道一の鳥居を眺めます。鳥居の向こう側が、「馬場下町」の交差点です。

穴八幡宮公園

境内には公園が併設されています。静かな良い雰囲気の公園です。参拝の帰りに少し休んだりもできます。もしかしたら、早大生も憩いの場にしているのかも知れない。

二の鳥居。

もう一段高い所に「隋神門」が見えます。随分と整っている綺麗な参道です。

隋神門

朱塗りの立派な「隋神門」。嘉永二年に竣工され、その後、戦争により被災し、1998年に再建したらしい。

隋神様と神馬。

鼓楼

これまた立派な朱塗りの「鼓楼」。例大祭と大晦日に中に安置されている太鼓を叩くのだそう。

境内

小高い丘にあるので、気持ちの良い境内。木が生い茂っており、拝殿が見えませんね。

「隋神門」を過ぎると「手水舎」と「布袋尊舎」が並んで建っているのが見えてきます。

手水舎

七福神のひとり、布袋様の袋から水が流れ出る手水舎。金運アップのパワースポットに相応しい手水舎ですね。

布袋尊舎

「手水舎」の隣りにも布袋さま!やはり、金運・開運の為、ここへのご挨拶も欠かせません。

拝殿

「一陽来復お守り」が頒布されるのは、毎年12月冬至の日から2月節分の日まで。初日の冬至の日は、お守りを求めて、かなり混雑するみたいですね。ご自宅にまつる場合は、家族の皆が集まるリビングや居間に、恵方に「一陽来復」の文字が向くように柱か壁の高い所に貼ってまつるとの事です。江戸時代から”金銀融通のお守り”と言われているだけあって、効果ありそう。

『穴八幡宮』は金運アップの他に、「蟲封じ」も有名らしく、赤ちゃんの”疳の虫”に効くと、江戸時代の頃から評判だった模様。

さて、参拝も終わり、境内を色々と見てまわります。

御神木

拝殿前の御神木の根っこがスゴイ!

拝殿の斜め奥には昔の蔵のような倉庫。なんか雰囲気ありますね。

神武天皇陵遥拝所

狛犬や石灯籠が雰囲気いいですね。神武天皇が御祭神の奈良「橿原神宮」の方角に向けて造られているのかな。

幹が結んであるように生えている松を発見。縁起が良さそう!

「穴八幡宮公園」へ続く階段があったので、下りてみます。

出現殿

「出現殿」なんて、初めてきいた社殿の名称ですが、『穴八幡宮』の由緒にもある通り、神穴が見つかった場所に建てた社殿なので「出現殿」なのだそう。ホームページで確認すると、一般の人は中には入れないらしい。階段の上のほうから中を覗いてみると、黒塗りの社殿なんですね!

放生寺

『穴八幡宮』の参拝をした後は、隣接する『放生寺』にも立ち寄って、参拝する事をおすすめします。『放生寺』は、高野山真言宗準別格本山のお寺です。
寛永18年(1641年)年に『穴八幡宮』の別当寺として開創された寺院で、「一陽来福」のお札の始まりのお寺として知られています。
「一陽来復」と一文字違いですね!御本尊の「聖観世音菩薩」は古くから「融通虫封じ観世音」と称され親しまれてきたとの事で、ご本尊を拝むときに唱える観音経の「福聚海無量」と言う偈文より「福」の字を取り「一陽来福」と名付けられたのだそう。『穴八幡宮』と『放生寺』は昔から密接な関係にあったのですね。

緩やかな坂を上って、本堂へ。

先程、見た『穴八幡宮』の「出現殿」が隣接しています。黒塗りの社殿がよく見える。

本堂

境内はあまり広くはありませんが、こじんまりとした雰囲気のよい場所です。
『穴八幡宮』と同様、『放生寺』でも「一陽来福」のお札が冬至から節分の期間に授与され、冬至・大晦日・節分のいずれかの深夜0時に恵方に向けて貼るとの事です。

本堂の瓦

境内を散策していると、こんな立札を見つけました。上を見上げると…。

なるほど、福がいらっしゃいました!縁起がいいですね。
東京・新宿区早稲田の神社・お寺巡りには外せない『穴八幡宮』と『放生寺』とご紹介でした。

基本情報

〇穴八幡宮
・住所:東京都新宿区西早稲田2-1-11
・電話:03-3203-7212
・駐車場:なし
・公式HP:牛込高田鎮座 穴八幡宮
・アクセス
-東京メトロ東西線「早稲田駅」徒歩5分

〇放生寺
・住所:東京都新宿区西早稲田2-1-14
・電話:03-3202-5667
・駐車場:なし
・公式HP:https://www.houjou.or.jp/