ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【武田神社】「武田信玄公」を祀る甲府の”勝運パワースポット”

こんにちは。山梨県甲府市にある甲斐国総鎮守『武田神社』の参拝録です。
神社の名前の通り、戦国武将・武田信玄公を祭神として祀った神社ですが、もともとは戦国時代の1519年(永正16)、信玄公の父である武田信虎が、居館・躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)を築いた場所で、家臣たちも周辺に住み、城下町が形成されていったことが現在の甲府の発展につながっています。

創建は大正8年(1919年)。
『武田神社』のホームページによると、大正4年、大正天皇の即位に際し、信玄公墓前に従三位追贈(じゅさんみついぞう)が奉告されたのを契機に、県民に武田神社創建の気運が沸き上がり、官民一体となった「武田神社奉建会」が設立、大正8年に社殿が竣工されたとの事。やはり、山梨県民の方にとっての武田信玄公は特別な存在だったんでしょうね。

神橋

立派な朱塗りの「神橋」。

「神橋」の上から見たお堀。意外にも大きなお堀です。実は、ここ躑躅ヶ崎館跡(武田氏館)は”日本100名城”のひとつに選定されています。
信虎、信玄、勝頼の武田氏三代のお城で、居館・躑躅ヶ崎館を築いたあと、四方を水掘りと土塁で固め、周囲に曲輪を配置して防備を固めています。

一の鳥居に至る石段の両側は、雰囲気抜群の石垣が組まれていますが、当時の石垣かどうかは詳細は不明。

石段を上って、後ろを振り返ると甲府駅までまっすぐに延びる道路が見えます。「武田通り」と呼ばれているらしく、甲府駅から神橋まで約2㎞ほどの距離。桜が通りの両側に植樹され並木道になっているので春が綺麗そうです。遠くの山々も眺望できて気持ち良い場所ですよ!

一の鳥居

よく整備された綺麗な境内。平日でも参拝者が絶えない人気ぶりです。

参道

参道奥の木々が生い茂る向こう側に社殿があります。

二の鳥居

拝殿

『武田神社』は「勝運」のパワースポットとして有名。勝負事はもちろんのこと、”自分自身に勝つ、人生そのものに勝って成功をおさめる”というご利益があるようです。また甲府の町を形作った産業・経済の神様としても信仰を集めています。
なお、毎年4月12日の武田信玄公の命日に例祭が行われます。

武田菱がデザインされた奉納酒樽。

拝殿の両側には、奉納された大きな盃?がありました。

信玄公 御使用井戸

躑躅ヶ崎館が築かれた当時から残っている井戸。

甲陽武能殿

なかなか立派な能楽殿です。「甲陽武能殿」と名付けられていますが、「甲陽」とは、武田氏の軍学書「甲陽軍艦」より引用、「武能」は武田氏の「武」と能楽の「能」からきているようです。

今回は武田信玄公の居館の跡地に建てられた『武田神社』のご紹介でした。

基本情報

・名称:武田神社
・住所:山梨県甲府市古府中町2611
・電話:055-252-2609
・駐車場:あり
・アクセス
-JR「甲府駅」北口から徒歩30分
 ※バスで10分「武田神社」下車