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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【東京都赤坂 乃木神社】「縁結び」「勝負運」の御利益で知られる緑豊かな都心の神社

こんにちは。今回は、東京・赤坂にご鎮座する『乃木神社』の参拝録です。
明治時代の軍人・乃木希典大将と妻・静子を祀った神社です。最近では、アイドルグループ・乃木坂46のヒット祈願や成人式が行われている事から、ファンの聖地にもなっている模様。御祭神が御夫妻で”夫婦和合の神”として祀られている事から「縁結び」のご神徳があるとされ、また乃木希典大将の数々の戦での功績から「勝負運」の御利益があるともいわれています。

一の鳥居

千代田線「乃木坂駅」1番出口を出てすぐにある「一の鳥居」。『乃木神社』のホームページにも1番出口より15mとされていますが、ホントに駅近!

案内図

乃木大将のイラストが描かれた案内図。「一の鳥居」から「拝殿」までスロープが整備されているバリアフリーがしっかりしている神社ですよ。

手水舎

壁に鉄筋コンクリートが使われている立派な「手水舎」。

二の鳥居

令和元年(2019年)に新しく建立された「二の鳥居」。

拝殿までの境内はこんな感じ。都心の真ん中にあるのですが、緑豊かな場所です。参拝したのは12月上旬。境内の紅葉が綺麗でした。

酒樽と今年の大絵馬で飾り付けた参拝記念の撮影コーナー。

拝殿

1912年(明治45年)、明治天皇の崩御した日に、乃木希典大将と静子夫人は、天皇に殉じて自刃。御夫妻の忠誠心に心を打たれた国民が、乃木邸宅を訪れるようになった事から、邸宅の小社に御霊を祀る。後に、御夫妻の精神を末長く伝えようという活動が起こった事から、1923年(大正12年)に『乃木神社』創建となる。
(引用元:乃木神社ホームページより)

狛犬

拝殿前のちょっと気になる狛犬。カクカクした体とおかっぱ”のようなたてがみが印象的です。調べてみると、1927年(昭和2年)に、乃木希典の甥にあたる長谷川栄作氏の彫刻原型により製作されたらしい。

正松神社

拝殿に向かって右奥にご鎮座する境内摂社「正松神社」。吉田松陰と松下村塾開祖の玉木文之進が祀られています。

雷神木

こちらは拝殿に向かって左奥にある「雷神木」。”雷神の宿るクスノキ”らしいです。
1972年(昭和47年)、あわや本殿に直撃するところだった落雷を、このクスノキが身代わりになって守ったとの事。案内板によると、落雷の衝撃により、樹片が境内に飛び散るほど凄かったようですね。

楷樹

見事に黄色く色づいている楷樹(楷の木)。遠くから見た時は、授与所の裏に植樹されているのかと思いましたが、よ~く見ると…。

なんと、楷の木が屋根を突き抜けていますね!これは面白い。1926(大正15年)に奉納植樹されたらしく、もう少しで樹齢100年を迎えますね。

赤坂王子稲荷神社

「王子稲荷神社」は東京都北区にご鎮座していますが、御祭神御夫妻の崇敬が篤かったとの事で、『乃木神社』が戦災後、復興していく中で、この地に勧請したようです。創建は1962年(昭和37年)。白い鳥居が入口で、参拝後、赤い鳥居から出てきます。

やはり「千本鳥居」は気持ちいいですね!「王子稲荷神社」は歌川広重も描いた事がある”狐火”で知られている神社で、現在でも大晦日の夜の「王子狐の行列」が有名です。

東京・赤坂を訪れた際には、ちょっと立ち寄りたい『乃木神社』のご紹介でした。

基本情報

・名称:乃木神社
・住所:東京都港区赤坂8-11-27
・電話:03-3478-3001
・開門時間:6~17時
・駐車場:なし
・HP:https://nogijinja.or.jp/
・アクセス
-千代田線「乃木坂駅」1番出口すぐ