こんにちは。東京・杉並区高円寺に鎮座する『気象神社』の参拝録です。
『高円寺氷川神社』の境内社である日本で唯一、気象の神様をお祀りする神社です。新海誠監督の映画「天気の子」の聖地としても知られており、多くの参拝者が訪れているみたいです。
高円寺氷川神社
『高円寺氷川神社』はJR総武線・中央線「高円寺駅」から徒歩2分の駅近神社です。そんなに広い境内ではありませんが、鳥居横にやたら目立つものがあります!この後、すぐにご紹介。
「高円寺氷川神社」の御祭神は、素戔嗚尊(すさのおのみこと)。
境内の掲示板によると、源頼朝が奥州征伐の際にこの地に着き、安藤藤九郎盛長に命じて社殿を建立させたとも、家臣の村田兵部某が高円寺村にとどまって農民となり、氷川神社の総本社「大宮氷川神社」を祀って社殿を建てたのが始まりともいわれていますが、創建の詳細については不明です。『気象神社』全国唯一と書かれているのも目を引きますね。
気象ビジョン
鳥居の横にある目立っているものというのは、この「気象ビジョン」。LED看板ですかね。その日の温度・湿度や風速などを表示しており『気象神社』のウェルカムボードみたいです。通勤・通学の方達もよく通る場所なので、毎日の参考にしている方も多いでしょうね!参拝したのは6月中旬。朝8時半には、すでに29℃近くまで気温が上がっていました。
「今日は真夏日なので、こまめな水分補給を」…神様からのメッセージですかね。
花手水
『高円寺氷川神社』の見どころの一つである「花手水」。定期的に入れ替えしているみたいで、参拝した日は鮮度抜群の状態でした!
高円寺氷川神社の拝殿・本殿
まずは「氷川神社」を参拝。
「氷川神社」の拝殿に向かって左側に『気象神社』の参道があります。鳥居前に白いベンチが置かれているのは記念撮影用なのかも知れませんね。
ミケさん
鳥居の左手前には何故か”猫ちゃんの像"。台座には”ミケさん”と彫られていますが、説明板を見ると、ここに20年もの長い間棲みついた三毛猫ちゃんらしい。人にも他の猫にも懐かなかったものの神社の守り猫のように、参拝者や神社関係者に癒しを与えた猫ちゃんは、平成29年の年末、本殿の裏で、まるで祈るように手を合わせながら亡くなっていたとの事。近年の「高円寺氷川神社」の発展に少なからず貢献した猫ちゃんに感謝を込めて、像を建てたようです。
気象神社
『気象神社』の御祭神は、八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)。
『気象神社』のホームページによると、太陽神である天照大御神が天の岩戸に隠れて世の中が暗闇になった時、岩戸を開けて天照大御神を外界に戻す知恵を考え出したのが、八意思兼命。
再び世界に「太陽」を取り戻し、世の中を救ったことが「気象の神様」として祀られるようになったとされ、「晴、曇、雨、雪、雷、風、霜、霧」という8つの気象条件を司ることができるといわれているらしい。
鳥居の向こう側に絵馬掛処が見えますが、ここの絵馬は下駄の形をしている事で有名。”明日天気になぁ~れ”と言い靴を飛ばして天気を占う「下駄占い」からきているんでしょうね。
『気象神社』は、もともと旧陸軍気象部の構内に昭和19年4月10日造営、奉祀され、途中空襲による焼失、再建されたが太平洋戦争の終結に依り気象部隊解散に伴い旧気象部隊関係者によって払い下げを受け、『高円寺氷川神社』に移設されたとのこと。(境内掲示板より)例大祭は6月1日の気象記念日なんですね!
境内社ながらなかなか立派で綺麗に整備された参道です。さすが人気の境内社。
この可愛らしい”てるてる坊主”は、おみくじです!
そして『気象神社』を参拝。最近暑すぎるので、もう少し涼しくして欲しいというのは駄目なのかな。
この神社で授与される御守りは「晴守り」「てるてる守り」などお天気関連のお守り。「気象予報士合格守り」なんてのもありましたよ。今回は天気の神様を祀る『気象神社』と『高円寺氷川神社』のご紹介でした。
基本情報
・名称:気象神社・高円寺氷川神社
・住所:東京都杉並区高円寺南4-44-19
・電話:03-3314-4147
・参拝時間:早朝~17時
※17時以降閉門
・駐車場:あり(境内内/スペース少)
・HP:https://koenji-hikawa.com/
・アクセス
-JR総武線・中央線「高円寺駅」徒歩2分