こんにちは。前回に続き、今回も「菊」をめぐる小田原プチ旅。
『小田原城址公園』から車で12~13分程の場所にある『ざる菊園』へ行ってきました。
鈴木さんと言う個人宅の庭に咲き誇る”ざる菊”の見学なのですが、驚きのあまりに唖然とするくらい圧倒的ボリュームの”ざる菊”がお出迎えします。
今や秋の小田原の風物詩であり、花の名所と言っても過言ではありませんね。
ざる菊園(鈴木さん宅)
『ざる菊園』の入口=鈴木さん宅への入口には、手づくりの看板がたくさん。
ざる菊のシーズンである10月末~11月末頃まで、有料で一般開放されます。
”恐縮ですが、園の維持の為に入園料…”と書かれていますが、以前は無料だったのかな。しかし、有料の価値がありますよ!有難くお立ち寄りさせて頂きます。
鈴木さん宅とざる菊
小田原市街から少し離れると、田舎らしい風景が広がり、一軒一軒の敷地もだいぶ広く見えますが、鈴木さん宅の広い庭は一面、ざる菊。想像していたよりもボリュームが大きく、思わず声が出てしまうほどスゴイ!
2000株の「ざる菊」を植栽されているそうですが、よく造ったな…と只々、感心。
お家の玄関までのアプローチは色とりどりの「ざる菊」でいっぱい。
ざるを伏せたように、こんもりと丸く咲く小菊の事を「ざる菊」と言うようで、一株から4000ほどの小菊が重なり合うように咲くのだそう。
料金箱に入園料を入れ、早速お庭を拝見。
恐らく、鈴木さんと思われる老夫婦お二人で、見学者対応をされているみたいでした。
まずは、緩やかに斜面が広がる広い庭に咲き誇る「ざる菊」を観賞。
あっぱれ!と言いたくなるくらい素晴らしい眺めですね。少し高い位置にある鈴木さん宅から見下ろします。
ここまで造り上げるのに、いったいどれだけの年月がかかったのだろうか。
調べてみると、鈴木さんが菊の栽培を始めたのは30年くらい前で、一般に開放して見学できるようにしたのは15年程前かららしい。
これも手作り看板なんでしょうね。『ざる菊園』の最大の見どころである”ざる菊の富士山”を描いたものらしく、観に行ってみます。
先程、入園料を払った場所の奥のスペースに”ざる菊の富士山”が造られています。
チャリティ募金の看板がありましたが、これだけの規模を維持するのは、結構お金もかかるのかと。ただ、小田原市の名所にもなってしまった場所なので、末長く残って欲しいですね。
これは素晴らしい!雪をかぶった富士山の雄姿を、頂上付近の雪の部分を白い「ざる菊」で表現しています。いやぁ~見事!


「菊花展」で、よく見掛ける大菊三本仕立て等も、風情ある菊の観賞の仕方かと思いますが、ボリューム感ある「ざる菊」もいいですね。例年11月上旬~中旬が見頃。同じ時期に開催する『小田原城菊花展』とセットで観光される事をおすすめします。
基本情報
・名称:ざる菊園
・住所:神奈川県小田原市久野
・営業時間:9~17時
※一般開放は10月末~11月末頃の間
・入園料:大人200円(2022年時点)
・駐車場:あり
※期間中、総世寺付近に臨時駐車場設置
・アクセス:小田原駅からバス
※諏訪の原公園行き「ざる菊園前」下車