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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【上郷あじさいの丘】地域ボランティアがつくり上げた”紫陽花の名所”

こんにちは。今回は横浜市栄区にある『上郷あじさいの丘』の散策録です。
2013年に発足した栄区のまちおこしボランティアグループ「紫陽花の会」が、鎌倉カントリークラブ、本郷台キリスト協会の許可を得て、2015年に紫陽花の植栽を始めたのが『上郷あじさいの丘』のスタート。現在では約200種類、3,000本の規模にまで拡大し、毎年「上郷あじさい祭り」が開催されています。

あじさいの丘

丘の斜面いっぱいに植栽されたアジサイがすごいですね!丘の向こう側には「鎌倉カントリークラブ」のコース、斜面に向かって左側に「本郷台キリスト協会」があり、恐らく、この方達からここを借りて植えたのでしょうね。と言うことで、ここは民有地の為、普段は中に入れませんが、「上郷あじさい祭り」の期間中限定で一般開放されます。

園内マップ

園内はこんな感じ。丘への入口は2ヶ所あります。植栽されたアジサイの間に散策路が設けられていますが、舗装されてなく滑りやすいので注意。入園は無料ですが、気持ちを募金箱に入れます。なお、トイレはありませんので、近くの公園の公衆トイレを利用。

何故、カエル広場なのかわかりませんが、頭にアジサイの花弁をのせたカエルの置物がお出迎え。

丘の斜面にこれだけバラエティーに富んだアジサイが植栽されている景観はあまりお目にかかれないかと。地域のボランティアの方々がつくり上げた圧倒的なアジサイ群です!

あじさいの丘の中腹あたりから麓を見下ろすとこんな感じ。しかし、これだけの数のアジサイをよく植栽しましたね!

丘の駅

道の駅ならぬ「丘の駅」がありました!

見晴し広場

丘の頂上付近にある「見晴し広場」からの眺望はこんな感じ。見入ってしまうほど、なかなかの絶景です!

まるで綿菓子のようなモコモコの紫陽花。

2,000種とも3,000種ともいわれるアジサイの品種。近所でよく見かける品種、初めて見る品種、色々なアジサイが咲き乱れています。

変わったアジサイがあったので何点かご紹介。これは「カーリーウーリー」。花弁が特徴的です。

これは「星あつめ」。

「雨に唄えば」なんて洒落た名前です!

2024年の「上郷あじさい祭り」は6月16日(日)で終了。園も来年までクローズされる事になります。が、「あじさいの丘」を維持していくにはボランティアの方々の老齢化の問題もあり、現体制では継続困難と言う結論に至ったとの事。来年以降も「あじさい祭り」開催の為には、在住地域や世代問わず、維持管理をするボランティアの方々を広く募集しなければならないようです。今や素晴らしい”紫陽花の名所”にまでなった場所なので、末長く残って欲しいものです。

基本情報

・名称:上郷あじさいの丘
・住所:横浜市栄区上郷町1730-1
・開園期間:毎年6月中旬頃、9日間程度(9時~17時)
 ※2024年6月時点
・駐車場:なし
 ※近隣コインパーキング利用
・アクセス
-JR「港南台駅」からバス
 神奈中バス/桂台中央行き「犬山」下車徒歩5~6分
 神奈中バス/上郷ネオポリス行き「西ヶ谷」下車徒歩5~6分
‐JR「大船駅」からバス
 金沢八景行き「八軒谷戸」下車徒歩7~8分