こんにちは。千葉県市原市にある『市原湖畔美術館』のご紹介です。
養老川にあるダム湖「高滝湖」の畔に建つ小さな美術館です。1995年に「市原市水と彫刻の丘」として開館、2013年にリニューアル、現在の名称に。市原市エリアでおすすめの観光スポットです!
高滝湖
ワカサギやブラックバスなどの釣りで人気の「高滝湖」。湖に建つ赤鳥居と黒塗りの展望塔が目を引きます!残念ながら展望塔は老朽化のため、現在は立入禁止。
湖上彫刻


湖にそびえる大きな湖上彫刻・パブリックアートも「高滝湖」の魅力のひとつ。「高滝湖」のシンボル的な存在ですね!作者は重村三雄氏。写真の作品名は「がけろう」と「生命の星 やませみ」です。ダム建設によって失われた生命が復活するという「生命の循環」がテーマになっているらしい。
「高滝湖」周辺の見どころについては、以下の過去記事もご参考に↓
市原湖畔美術館
美術館の外観はこんな感じ。静かな湖畔に建つ小さな美術館です!
美術館前庭に展示されている彫刻「飛来」。見学自由のパブリックアートです!作者は、篠原勝之氏。
PIZZERIA BOSSO
前庭の一角には全面ガラス張りのレストラン「PIZZERIA BOSSO」。目の前に広がる「高滝湖」を見ながらくつろげますね。
美術館の入口。入場ゲートの向こう側にあるウェルカムエリアの彫刻がちょっと見えるので、閉館時でも少し離れた場所からなら鑑賞できますよ。
「Heigh Ho」
その彫刻がこれ!この美術館のシンボルとも言える、土谷亨氏、車田智志乃氏の2人組アートユニットの作品「Heigh Ho」です!
建物が吹き抜けの構造になっているので、このエリアには天井がありません。晴れている日は彫刻の影が床面に映ってスポットライトを浴びているみたいです!
肺胞がモチーフになっている作品のようですね。美術館のホームページによると、観覧する人たちと作品は「モヤモヤ(二酸化炭素)」と「スッキリ(酸素)」を交換する肺胞みたいなものという解釈。また、掛け声の「ハイホー(Heigh-Ho)と掛けているんですね!
常設展入口
常設展の入口には”おもちゃの兵隊”がいます。なお常設展は撮影禁止です。
企画展
さて、企画展のエリアに進みます。2025年9月15日まで開催中の企画展は小湊鉄道開業100周年「古往今来 発車オーライ!」。小湊鉄道の現在に至るまでの歴史を現代アートで表現した展示会です!今回の企画展は撮影OKでした!
作品は4人の現代アーティストが製作。(中崎透、青山悟、クワクボリョウタ、中野裕介)
1階の展示室より。
1階展示室から地下展示室を見下ろしてみます。展示空間そのものを作品としてとらえる「インスタレーション」と呼ばれるアートなのだそう。
「プラレール」が壁に貼り付けてあったりして面白いですね!
この作品のタイトルがスゴイですよ。「水底の▢、犬畜生たちの、あったかもしれないPの話」
さて場所変わって、ここは美術館屋上。何百本ものポールが林立しています。パフォーマンスやビデオアートの先駆的存在として国際的に知られたヴィト・アコンチ氏のスタジオが製作したらしい。弾力性のあるポールで触れることもできます。但し…..。
こんな事はやっちゃいかん…とのピクトグラム。小さい子供はやりたくなりますよね~。
ポールの林を掻き分けて進むくらいならOKなので、小さいお子さんが遊ぶには良さげ。触れて楽しむアートですね!
今回は高滝湖畔にある『市原湖畔美術館』の散策でした。
基本情報
・名称:市原湖畔美術館
・住所:千葉県市原市不入75-1
・電話:0436-98-1525
・営業時間:平日10時~17時
土曜・祝前日9時30分~19時
日曜・祝日9時30分~18時
・休館日:月曜日
※月曜祝日の場合は、翌平日
※年末年始、メンテナンス等
・入館料:展覧会により異なる
※今回の企画展は一般1,000円(常設展観覧含む)
・駐車場:あり
・HP:https://lsm-ichihara.jp/
・アクセス
-小湊鉄道「高滝駅」から徒歩20分
※JR内房線「五井駅」で小湊鉄道乗り換え
※「高滝駅」からタクシー3分