ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

上野恩賜公園の新作パブリックアート!「芸術の散歩道2022」

こんにちは。今回は上野恩賜公園内の「芸術の散歩道」に展示されているパブリックアートについて。
「芸術の散歩道」は、東京芸術大学の卒業生による修了作品の一部が常設展示され、屋外彫刻が鑑賞できるエリアです。2006年から、東京都と東京芸術大学がコラボ事業として始めた取り組みで、「上野恩賜公園」の見どころのひとつでもあります。

YAMANOTE LINE MUSEUM

「芸術の散歩道」に行く前に、まずは「JR上野駅」構内のパブリックアートから!
”山手線を美術館に”のコンセプトで、2021年11月から、JR上野駅で始まった『YAMANOTE LINE MUSEUM』。「公園口改札」につながる通路をアートギャラリーにする事によって、気軽にアートに触れられ、展示品や関連商品もオンラインショップで購入可能という取組みのようです。

キリンやら、パンダ、トラ、ゴリラ…通路一面に描かれたウォールアート。
「上野動物園」へ行く人たちは、テンション上がるだろうな。

こんな感じで、通路に作品が展示されています。

11月上旬時点で、展示されていた作品なので、現在は展示替えされているかもしれませんが、これらは全て、NiJiSuKe氏の作品。様々な動物を独自の表現で描いているアーチストの方です。

芸術の散歩道

「東京都美術館」の裏にある小道「芸術の散歩道」。
この小道に東京芸術大学卒業生の修了制作作品の中から、「東京都知事賞」に選ばれた作品が屋外アートとして展示されるようです。

「YOCA」

三澤萌寧 作

ユニークな作品ですね。「YOCA」って「余暇」の事なのかな!皆、とろけてしまっています。あらためて、辞書で「余暇」を調べると、余ったひまな時間、仕事の合間などの自由に使える時間と出てきます。仕事で疲れ切った体を休める為の”束の間のひととき”なのでしょうか。

「ⅽurrve tunnel」

石田己和 作

見る角度によって印象が異なる作品です。作品のまわりにロープが張られており、立入禁止的な雰囲気なのですが、実際は、作品の中を通って、”参加する”事も作者が意図している事かも知れませんね。

「うずくまる少年」

永井遼太朗 作

膝を抱えて、頭を落として座り込むポーズの彫刻って、どこかで見たような気になってしまいます。”傷心”の代表的なポーズなんですかね。哀愁漂う後ろ姿がいい雰囲気!

毎年11月頃に、作品が入れ替わる「芸術の散歩道」。年末の今は、来春の卒業に向けた作品製作の真っ只中なのかも知れませんね。

「みどりのリズム」

清水多嘉示 作

おまけに、上野恩賜公園のパブリックアートをもうひとつ紹介。
「公園口」近くのカフェレストラン「上野グリーンサロン」前にある彫刻です。松坂屋が1951年に寄贈したものらしい。躍動感の表現が素晴らしいですね。最初は50~60年代のオールディーズで踊り狂う女性像かと思いましたが、トウシューズを履いていそうなので、バレリーナなのかな。

基本情報

・名称:芸術の散歩道
・住所:東京都台東区上野公園
 ※上野恩賜公園内、東京都美術館裏のあたり
・電話:03-3828-5644
 ※上野恩賜公園管理所
・営業時間:見学自由・入場無料
・上野恩賜公園HP:上野恩賜公園 Ueno Park 公式ホームページ
・アクセス
-JR「上野駅」京成線「京成上野駅」下車