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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【神奈川県立近代美術館 鎌倉別館】彫刻庭園のパブリックアートを見に行こう!

こんにちは。今回は、鎌倉市にある『神奈川県立近代美術館 鎌倉別館』の庭園に展示されているパブリックアート散策。美術館なのに何故パブリックアート?かと言うと、庭園に展示されている屋外彫刻については、見学自由なんです。

美術館入口

『神奈川県立近代美術館 鎌倉館』は、「鶴岡八幡宮」参拝者用駐車場の道路を挟んだ斜め向かいのあたりにあります。看板にも「彫刻庭園は観賞券なしでご利用できます」とありますね。階段で休憩している方の姿も。公園的にちょっと休憩するような利用の仕方もあるようですね。

入口を入るとちょっと変わったデザインの建物。美術館の屋内展示室です。
『神奈川県立美術館』は、日本で最初の公立近代美術館として、1951年にオープン。三浦半島葉山町にある「葉山館」と鎌倉市にある「鎌倉別館」と二つの拠点で展覧会を開催しています。
「鎌倉別館」は大きな美術館ではありませんが、鎌倉散策にちょっと立ち寄るのに、おすすめしたい場所です。なお観覧料は企画展により異なりますが、700円くらいかと。
では早速、「彫刻庭園」の作品を鑑賞していきます。

「犬の唄」

柳原義達 作

美術館の入口前に展示された彫刻で、「犬の唄」と言うシリーズ作品のひとつらしい。
奈良県立美術館にも、「犬の唄」の代表作があるようです。「犬の唄」って何だろうと思い、調べてみると、1870~1871年のプロシアとフランスの戦争で敗れたフランス人の反抗精神を歌い、パリで流行したシャンソンとの事。

「カゲボウシ」

井上玲子 作

シンプルながら曲線が美しい作品。色々な角度から鑑賞するのが楽しいですね。

「時空」

多田美波 作

この作品も角度を変えて観てみると、だいぶ印象が変わるから面白い!じぃ~っと見ていたら映画「ターミネーター2」に出てきた液体金属のように見えてきました。

「SWING 86-01」

渡辺豊重 作

庭園の芝生の上に展示されたオレンジとグリーンが目を引く作品。庭園の彫刻群の中で一番目立っていますね。建物をバックに写真を撮ったり、作品といっしょに記念撮影するのが良いかも知れません。

「浮くかたち―軸」

植松奎二 作

漏斗のような円錐の物体が浮いているようにも見えます。物体の重力を感じさせないようなものが作品のテーマのようです。

「無題」

湯原和夫 作

これは体感するアートなのかな。鏡面仕上げの5本の円柱の真ん中に入ると面白いですよ。

「わだつみのこえ」

本郷新 作

戦没学生の戦争体験を後世に伝えようと製作された彫刻のひとつみたいです。戦没学生記念碑として、様々な場所に設置されているようですね。

「静思空間」

眞板雅文 作

この彫刻も変わっていますよね。何だか異次元空間にアクセスできる場所とか、古代の何かの儀式を行う場所を連想してしまう”不思議なもの”のように見えます。
「鶴岡八幡宮」参拝のついでに、または、鎌倉のお寺巡りの合間に立ち寄るのも楽しい『神奈川県立近代美術館 鎌倉別館』彫刻庭園のご紹介でした。

基本情報

・名称:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
・住所:鎌倉市雪ノ下2-8-1
・電話:0467-22-5000
・開館時間:9時30分~17時
・休館日:月曜日、年末年始
 ※祝日/振替休日の場合は会館
・観覧料:企画展により異なる
 ※一般700円程度,中学生以下は無料
・駐車場:なし
 ※近隣コインパーキング利用
・アクセス
 -JR横須賀線・江ノ島電鉄「鎌倉駅」から
  徒歩15分
 -JR横須賀線「北鎌倉駅」から徒歩18分