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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【東峯八幡大神】「シイの御神木」が抜群の存在感の町の小さな神社

こんにちは。横浜市戸塚区にご鎮座する『東峯八幡大神』の参拝録です。
小さな町の小さな神社なのですが、「シイの御神木」の存在感が際立つ神社でした。主役である社殿を遥かに凌いでいます。主役を食ってしまうほどの名バイプレーヤー的な「御神木」なんですね。

戸塚駅周辺

『東峯八幡大神』に駐車場は無いようなので、最寄り駅であるJR「戸塚駅」または市営地下鉄「戸塚駅」から徒歩でのアクセスとなります。
住宅地の中にご鎮座しているので、少しわかりづらいかも知れませんが、「戸塚駅」東口から、東海道を進んで行くと「ブリジストン横浜工場」や「イオンスタイル戸塚」が見えてくるので、このあたりから、住宅街に入って行くのが良いかも知れませんね。

参道

先程の「ブリジストン横浜工場」あたりから、住宅街の坂道を上って、細い生活道路を歩くこと10分ほどで『東峯八幡大神』の参道に到着。”とうのみねはちまん”と読みます。

御祭神は応神天皇。
神奈川県神社庁のホームページによると、永久2年(1114)年、当地累代の名主、渡辺三左衛門が勧請したもので、創建の地は当町中打越であったが、明和2年(1765年)9月、現在地に遷座したとの事。

鳥居脇の庚申塔。お馴染みの三猿も彫られていますね。

70~80mほどの参道の両側には桜が植樹された”桜並木の参道”。ここの町内会では人気の場所なんでしょうね。

桜並木の参道が終わると、一段高い場所にある境内が見えてきましたが…これはスゴイ!巨木が境内全体を覆いつくしているように見えます!何だかモコモコしていますね。

木の下に入ってみると、いいバランスで枝が広がっています。それにしても太い幹。そして荒々しい樹皮が迫力ありますね。

境内への階段を上りながら、御神木を観賞。間近で見ると力強いパワーを感じます。

シイ

御神木はシイ。立札に「横浜市の名木古木」と書かれています。詳しい情報が無いので、横浜市のホームページで調べてみると「スダジイ」で、樹齢推定640年の古木のようです。このシイの木は「白旗の椎」と呼ばれ、源義家奥州下向の際、ここに休憩したと伝えるとされていますが、伝承通りならもう少し樹齢が長いんじゃないかな。
柵に囲まれて祀られている貫禄十分の御神木ですね!

社殿

朱塗りの綺麗な社殿。2016年に塗替え工事をやっているみたいですね。神奈川県神社庁によると、本殿は安政5年(1858年)の改築、拝殿は昭和41年(1966年)竣工との事。

ヒマラヤスギ

拝殿に向かって、左手にも立派な木が佇んでいます。立札を見ると、横浜市の名木古木指定「ヒマラヤスギ」らしい。この木も大きく成長する木かと思いますが、恐らく、大きくなる前に都度切ったせいか、太い枝が何本も伸びている、面白い成長の仕方をしていますね。

思わず見入ってしまう「シイの御神木」が魅力的な神社。「戸塚」にお越しの際、参拝に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

基本情報

・名称:東峯八幡大神
・住所:横浜市戸塚区吉田町1263
・電話:045-251-9502
 ※管理元/中村八幡宮
・駐車場:なし
・アクセス
 ‐JR・市営地下鉄「戸塚駅」から徒歩18分
 -市営地下鉄「舞岡駅」から徒歩22分