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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【神田明神】アートな「えびす様」もご鎮座する江戸総鎮守~東京十社めぐり

こんにちは。今回は東京・千代田区外神田にご鎮座する『神田明神』の参拝録です。
正式名称は「神田神社」。2030年に創建1300年を迎える古社で、丸の内や大手町なども氏子地域である事から、商売繁盛祈願には多くの会社が参拝に訪れます。日本三大祭り及び江戸三大祭のひとつに数えられる「神田祭」を行う神社として知られており、日本最大級のカルチャー街・電気街「秋葉原」近くにご鎮座する為、参拝者が絶えない人気の神社です。

大鳥居

JR秋葉原駅から徒歩10分弱で、大鳥居前に到着。
『神田明神(神田神社)』は、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、平将門命(たいらのまさかどのみこと)の3柱を御祭神として祀っています。平将門命は、疾病が流行し、これが将門の祟りであるとされた為、供養が行われ、延慶二年(1309年)に相殿神として祀られました。

隋神門

鮮やかな朱塗りの隋神門。ライトアップされる夜はさらに綺麗になります。

ライトアップは、こんな感じ。
浅草「浅草寺」のライトアップも有名ですが、こちらも負けず劣らず。境内は24時間開いていますが、ライトアップは23時迄。(2020年撮影)

東京十社めぐり

「東京十社」のひとつでもある『神田明神(神田神社)』。
”弾丸参拝”なら1日10社まわる事も可能ですが、じっくりと参拝できない為、あまりおすすめできません。2~3回に分けての「東京十社めぐり」が理想的かと。

手水舎

隋神門の左横にある手水舎。

隋神門をくぐり、社殿へ。

社殿

ご由緒
天平二年(730年)のご創建で江戸・東京の中で最も歴史ある神社のひとつです。はじめは現在の千代田区大手町、将門塚周辺に鎮座していましたが、徳川家康公が江戸に幕府を開き江戸城が拡張された時、江戸城から表鬼門にあたる現在の地へと遷座いたしました。それ以降、江戸時代を通じて『江戸総鎮守』として幕府から江戸庶民に至るまで多くの人々の崇敬を受けました。さらに明治に入り、准勅祭社・東京府社に列格し皇居・東京の守護神と仰がれ、明治天皇も親しくご参拝になられました。
(引用元:境内 神田神社御由緒より) 

狛犬

ずいぶんと筋肉質の狛犬。社殿を背にして体が正面を向いているのが珍しい。

獅子山

滝が流れ落ちる立派な「獅子山」です。これは見応えがありますね。獅子山再建との碑が建っていますが、関東大震災により失われた獅子山と子獅子が、1989年(平成元年)に再建されたとの事らしい。山頂の夫婦の岩獅子は、千代田区指定文化財。

だいこく様ご尊像

高さ約6m、重さ30トンもある「だいこく様ご尊像」。
日本一大きな大黒様の石像らしい。

えびす様ご尊像

『神田明神』参拝のたびに、思わず見入ってしまう「えびす様ご尊像」。
最近、龍角散のCMにも登場していますが、これは見事なパブリックアートですね!
実は、ここには2つの作品があり、えびす様が波に乗った彫刻が、宮田亮平氏 作「二の宮・少彦名命 えびす様」、彫刻の後ろ壁面に見える海のような青い絵画は、松井守男 作「Blue・Bleu・ブルー」。
アートのコラボを楽しみながらの参拝です。

説明板によると「えびす様ご尊像」は海の彼方から小さな船に乗って来臨したところをイメージ、青色の表現にこだわった抽象画「Blue・Bleu・ブルー」は、国際交流の意を込めて、3か国語(英語・フランス語・日本語)で表現したのだそう。

ご神馬

境内で飼われているご神馬・神幸号「あかりちゃん」。参拝者に大人気のポニーです。もう何代目のご神馬になるのか不明ですが、現在の「あかりちゃん」は平成22年生まれの牝。名前の「明かり(あかり)」は、明るく平和な世を願った名前で、『神田明神』の「明」の文字を頂いているのだそうです。

銭形平次の碑

『神田明神』下に住む御用聞き「明神下の平次」こと「銭形平次」の碑。
小説「銭形平次捕物控」に登場する架空の人物なのに、こんな立派な石碑が建っているのも面白いですね。

顔出し看板は、やはり銭形平次!

神田明神文化交流館「EDOCCO」入口に展示されていた”ご当地マンホール”。
隋神門と神田祭の神輿のデザインが気に入ったので、写真を一枚。

「秋葉原」に立ち寄った際には、ぜひとも参拝したい神社『神田明神(神田神社)』の参拝録でした。

burariwalking.hatenablog.com

基本情報

・名称:神田神社(神田明神)
・住所:東京都千代田区外神田2-16-2
・電話:03-3254-0753
・駐車場:あり
・HP:https://1300th.kandamyoujin.or.jp/

アクセス

〇JR中央線/総武線
『御茶ノ水駅』聖橋口より徒歩5分
〇JR京浜東北線/山手線
『秋葉原駅』電気街口より徒歩7分
〇東京メトロ丸の内線
『御茶ノ水駅』1番口より徒歩5分
〇東京メトロ千代田線
『新御茶ノ水駅』B1口より徒歩5分
〇東京メトロ銀座線
『末広町駅』より徒歩5分
〇東京メトロ日比谷線
『秋葉原駅』より徒歩7分