こんにちは。
数十年ぶりに、東京・台東区「上野恩賜公園内」にある『国立科学博物館』へ。1877年設立、約490万点もの標本を保有する歴史ある日本最大級の博物館です。
旧東京科学博物館本館
重厚な雰囲気の建築物で重要文化財の「旧東京科学博物館本館」。現在は『国立科学博物館』日本館として活用されています。
今回は、常設展の見学。
入館料は、一般/大学生630円、高校生以下無料となかなかリーズナブル(2022年9月時点)。コロナ禍の現在は、オンラインによる入館の事前予約が必要です。
ちなみに、5月18日の国際博物館の日と11月3日の文化の日は、常設展の入館は無料になる模様。
『上野恩賜公園』の名物と言えば、この巨大なシロナガスクジラ。実物大のオブジェで大迫力ですね。博物館敷地内に設置されていますが、博物館の外からも観賞可能。
入口ゲート横に「D51形蒸気機関車」が屋外展示。
地球儀のようなものの中心に金のフクロウがいる面白いオブジェ。
フルモード鋳造で製作されている「大型鋳造地球儀」なのだそう。
常設展は「日本館」と「地球館」に分かれており、まずは「日本館」から見学します。
中央が吹き抜けの3階建ての構造で、各階の北側と南側に展示室があります。
重要文化財の建物内部を見上げて、しばし”建築美”の鑑賞。ドーム型の天井、ステンドグラスが綺麗ですね。いやぁ~見事!
古い「天球儀」や「時計」などが置かれている1階の展示室。
ニワトリのデザインが施された時計が目に留まりましたが、時を告げる鳥としては、万国共通なのかな。
こんなものもありました。携帯用日時計だって。
9月25日迄開催していた常設展内・企画展の部屋には、様々な動物の剥製の展示。
表情がリアルですね。眼が生きているみたいで、今にも動き出しそうな感じ。
縄文人や弥生人の生活を蝋人形やジオラマで再現した2階の展示室。
日本に生息する動物たちの剥製コーナー。
北海道で牛を襲う「OSO18」と名付けられたヒグマが問題になっていますが、この熊の剥製も立ちあがったら2mを越えそうですね。こわーっ。
「フタバスズキリュウ」の全身骨格が展示されている3階展示室。
日本で化石が初めて発見された首長竜。白亜紀後期、約8500年前に日本近海に生息していた恐竜です。
そう言えば、ドラえもんで、のび太がタイムふろしきを使って卵の化石から戻したのが、この恐竜でしたね。
アンモナイトを展示したコーナー。化石と言えば、やはりアンモナイトを連想してしまいます。沢山のアンモナイトが密集した化石がスゴイ!発掘しがいがあったでしょうね。
「日本館」見学が終わり、「地球館」へ。
アロサウルスの全身骨格の展示。
頭骨部のみレプリカで、他の部分は実際に発掘された化石との事。1964年に日本初の全身を復元した骨格として公開。
天井から吊り下げられたマッコウクジラの模型。反対側に回って見ると、全身骨格の標本になっています。
巨大な「イリエワニ」や「ダイオウイカ」の標本や「オオアナコンダ」の全身骨格標本など巨大な生き物の展示コーナー。
標本が展示されているショーケースのデザイン的が良く、雰囲気の良い空間をつくりだしています。
ここは「系統広場」と呼ばれる展示エリア。動物、海洋生物、昆虫…多様な生き物の標本群は見応え十分。
科学技術の展示エリアには「小惑星探査機はやぶさ」の復元模型。
「大地を駆ける生命」と呼ばれる3階の展示室は、野生動物の剥製がいっぱいのエリア。展示室の後ろ側に回り込むと、少し高い位置から、剥製を見渡すことができるシースルーの床でできたフロアがあります。
この剥製群の大半は、ハワイ生まれの日系二世の実業家、故ワトソンT.ヨシモト氏より寄贈された約400点の「ヨシモトコレクション」の一部との事。
一見の価値がありますよ。
お手頃な入館料の割には、展示物の内容がかなり濃いので、常設展の「日本館」「地球館」を2時間では観きれないかと。
なお、自宅でも『国立科学博物館』を楽しめるように、「おうちで体験!かはくVR」で、博物館の展示室が3Dビューで公開されています。自宅にいながらネットで、展示品を鑑賞できるんですね。興味ある方は、以下から入ってみて下さい。
基本情報
・名称:国立科学博物館
・住所:東京都台東区上野公園7-20
・電話:03-5777-8600
・開館時間:9~17時(通常)
※金・土/9~20時
・休館:毎週月曜,年末年始等
・入館料:一般/大学生630円
高校生以下無料
※2022年9月時点
・駐車場:近隣有料駐車場利用
・HP:https://www.kahaku.go.jp/index.php
アクセス
〇JR
『上野駅』公園口から徒歩5分
〇京成線
『京成上野駅』から徒歩10分
〇銀座線/日比谷線
『上野駅』から徒歩10分