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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

神奈川県央の神社仏閣&紅葉巡り【荻野神社~勝楽寺~宮ケ瀬湖畔園地】

こんにちは。神奈川県央の神社仏閣と紅葉めぐりに行ってきました。
「神奈川県央」地域とは、相模原市、厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛甲郡愛川町、愛甲郡清川村 の6市1町1村を指しますが、今回は厚木市と愛甲郡愛川町と清川村のプチ・ドライブです。

荻野神社

〇御祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)
〇ご由緒
創建年代は不詳。1687年に再興、自然石をご神体として牛頭天王を合祀し、石神社大明神と称したが、明治三年(1873年)に郷社に指定されたとの事。

今年2度目の参拝。有名な神社ではありませんが、古木・巨木のイチョウと重要文化財にも指定されている社殿が魅力の古社です。

延享2年(1745年)の建築とされる歴史ある拝殿。神奈川県指定重要文化財です。

本殿

同じく、神奈川県指定重要文化財の本殿。本殿は、拝殿より以前の貞享4年(1687年)の造営で、厚木市内で最も古い社殿との事。

御神木の銀杏

参拝のお目当ての古木・巨木のイチョウをじっくり観賞します。
推定樹齢600年の厚木市指定天然記念物です。境内にある他のイチョウは落葉してしまっていますが、このイチョウはこれから色づきが始まるようです。
境内全てのイチョウが黄金色に染まっている風景を想像していましたが、なかなか参拝のタイミングが難しい。

根元がものすごい事になっています。
主幹は途中で折れて中が空洞になってしまったらしいのですが、「ヒコバエ」と呼ばれる枝が外周に生え始め、大きく育った結果、現在のような外観になっているらしい。推定樹齢600年を感じさせてくれる生命感溢れる姿ですね。

朝陽を浴びる”御神木・イチョウ”。

樹齢数百年以上である事を物語るイチョウの立派な「乳根」。
イチョウは、ダーウィンから「生きた化石」と呼ばれ、遥か昔、約1億7000万年前のジュラ紀から存在しているとも考えられています。強い生命力を持った樹木なんですね。

『荻野神社』での参拝を終え、『勝楽寺』に向かいます。

勝楽寺

山門

『荻野神社』から車で10分ほどで到着。
愛川町指定建造物である立派な山門がお出迎えします。山門に至るまでの石段も風情がありますね。
〇勝楽寺概要
・山号:満珠山
・宗派:曹洞宗
・本尊:釈迦牟尼仏
・創建:天文十三年(1544年)

文政十二年(1829年)に半原の宮大工柏木右兵衛安則が大工棟梁として着工しましたが、死去により工事は中断、その後、柏木右兵衛安則の子である矢内右兵衛高光が父の意思を継いで工事を再開。嘉永四年(1851年)に着工から24年目にして完成したとの事。

山門を抜けると立派なイチョウが立ち並ぶ風景が目の前に飛び込んできます。
一番左側のイチョウは今が見頃。その隣の2本のイチョウはだいぶ落葉が進んでいます。同じ日照条件なのに、個体差によって若干紅葉時期がズレるのでしょうか。

中門とイチョウのコラボが和の雰囲気をより一層引き立てています。

角度によってもだいぶ見え方が違いますね。落葉が進んでいるイチョウも反対側から見るとまだ持ちこたえている感じ。

黄金色に輝くこんもりとした葉っぱは見応えあり。本日の”紅葉狩り”一番の収穫です。

本堂

都市部から離れた場所にあるお寺なので、境内は広々しています。天気も良いので境内のベンチに座ってイチョウを眺めながら、しばし休憩。

半僧坊堂

この地域にあった「田代城」城主の内藤秀行の開基で、現静岡県浜松市にある「方広寺」の半僧坊大権現を勧請したことから、「田代半僧坊」とも呼ばれています。

おそうじ小僧

おそうじ小僧がいたので写真を一枚。やっぱり本物の竹箒を持ったタイプがいいですね。

『勝楽寺』での参拝を終え、『宮ケ瀬湖畔園地』へ向かいます。ここから車で20分くらいです。

宮ケ瀬湖畔園地

案内板

『宮ケ瀬湖畔園地』到着。
「宮ケ瀬湖」は、宮ケ瀬ダム建設によって出来た”ダム湖”。近くにある「丹沢湖」同様、「ダム湖百選」に認定されています。
例年12月上旬からクリスマスの期間は「宮ケ瀬クリスマスみんなの集い」と言われる宮ケ瀬湖の冬の風物詩・イルミネーション点灯のイベントが開催されます。今年で35回目となる歴史ある催しです。
 ※2021年は、12月4日(土)~12月26日(日)17時~21時開催
垂れ幕にもある通り、宮ケ瀬は”ジャンボクリスマスツリー発祥の地”として知られています。

水の郷商店街

ライトアップ期間中は、お店もクリスマス飾り。

サンタの人形のディスプレイも。

「水の郷商店街」の裏にあるイルミネーション点灯スポット。あちこちにフラミンゴが配置され、夜のライトアップはSNS映えスポットになるんでしょうね。ジャンボクリスマスツリーとあわせて、約50万球もの電飾が点灯します。

宮ケ瀬湖の眺望

「宮ケ瀬湖畔園地」を眺望。眼下に”けやき広場”と呼ばれる開放的な芝生が広がっています。

かなり段数が多く長い「メイン階段」。階段に描かれている柄は、木をモチーフにしたものらしい。

宮ケ瀬湖の畔。

ジャンボクリスマスツリー

湖畔に自生する高さ30m超の”もみの木”。この木が「ジャンボクリスマスツリー」の始まりとなったんですね。期間中の夜は、約1万球の電飾でライトアップされます。

「宮ケ瀬湖」の紅葉は、例年11月中旬から11月下旬。訪問した12月上旬はさすがにほとんどの木で落葉していましたが、幸運にも、今が紅葉ピークの木を数本発見。去り行く晩秋を惜しみつつ、赤や黄色に色づいた、もみじをゆったり観賞。
東京・神奈川の都市部の紅葉は、12月中旬くらいまでなので、今週末、もう1回”プチ紅葉狩り”に出かけられるかな。

burariwalking.hatenablog.com

基本情報

〇荻野神社
・住所:厚木市上荻野1
・電話:046-241-4216
〇勝楽寺
・住所:愛甲郡愛川町田代2061
・電話:046-281-0067
〇宮ケ瀬湖畔園地
・住所:愛甲郡清川村宮ケ瀬940-4
・電話:046-288-3600
・駐車場:あり
 ※利用時期により無料or有料詳細HP確認要
・公式HP:宮ヶ瀬湖畔エリア|ぐるり宮ヶ瀬湖

アクセス

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荻野神社⇒勝楽寺⇒宮ケ瀬湖畔園地