ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【横浜 根岸森林公園】紅葉と競馬場跡をめぐる散歩

こんにちは。横浜市中区にある『根岸森林公園』の秋を散歩してきました。
『根岸森林公園』は日本初の洋式競馬が行われた「横浜競馬場(根岸競馬場)」の跡地に建てられた公園で、春は約400本の桜が咲き誇る県内有数の桜の名所でもあります。
桜以外にも、広大な園内には多彩な樹木が生育しており、四季を通して、ゆったり散策を楽しめます。

園内案内板

公園は大きく二つのエリアに分かれており、一つは中央に芝生広場を配し、外周の森に散策路を設けたエリアと、もう一つは歴史的遺構「旧一等馬見所」のあるエリア。
駐車場は第一、第二の二つがあり、それぞれ100台、計200台の駐車が可能です。
横浜中心部に近い場所にある自然豊かな人気スポットで、週末の駐車場は混雑します。

「鳥を呼ぶ」

加藤昭男 作

第一駐車場近くの生垣に彫刻・パブリックアート発見!
生垣があって近くまで行けませんが、何だか不思議な彫刻です。人間ではない生き物が、飼いならした鳥を呼んでいるように見えますね。今日はパブリックアートを見れるとは思っていなかったのでラッキー。

芝生広場

自然の丘陵を活かした開放的な気持ちいい場所で、春になると、青々とした芝生が広がり、ピクニックには最適です。桜の季節は、多くの花見客で賑わいます。

イチョウの森

今回の散歩の目的でもあるイチョウの紅葉。
12月4日時点、だいぶ落葉が進んでいますが、まだ見頃の木もあり、じっくり観賞。

散策路を逸れて、森の中へ入るとイチョウの落葉の黄色い絨毯。
朝陽がそれを照らし始めて、趣ある風景になっています。

このイチョウは、ちょうど見頃。遠くから見ても目立つ大きなイチョウですね。

朝陽に照らされ、黄金色に輝くイチョウ。

馬のオブジェの行先表示が気に入り、写真を一枚。
「馬の博物館」は『根岸森林公園』に隣接する根岸競馬記念公苑内にある、馬に関連した物の展示、収集、研究などを行う施設。併設のポニーセンターでは、サラブレッドや日本古来の種である在来馬の放牧の様子などを見学する事が出来ます。
開館は通常午前11時から。

『根岸森林公園』山元町口の入口に到着。歴史的建造物「旧一等馬見所」はすぐ近くに建っています。

旧一等馬見所

3つ塔が並んだ造りが印象的な建物です。2009年に経済産業省によって近代化産業遺構に認定された”名廃墟”とも言える歴史的建造物で、アメリカ人建築家J・H・モーガンによって設計され、1929年に竣工。

「旧一等馬見所」と言う小難しい名称ですが、簡単に言えば、観客スタンドです。
『根岸森林公園』側から見ているのは、観客スタンドの裏側にあたります。表側の観客スタンド部分は、周辺が米軍の接収地になっている為、見る事が出来ません。
老朽化がだいぶ進んでいる事もあり、建物のまわりには柵が設けられており、立ち入れないようにされています。今までは米軍の接収地との関係もあり、保全などが進まなかったらしい。

横浜市は、隣接する米軍根岸住宅地区の返還につながる作業が始まったことを受け、「一等馬見所」の改修・保全を行った上で、今後どのように活用していくかの検討を始めたとの事。観客スタンドを正面から見られる日が来るかもしれませんね。

モーガン広場

建物前の「モーガン広場」に設置された遺構を説明する碑。写真付きなのでわかりやすい。当時の写真を見ると観客スタンドは二つあったんですね。調べてみると、やはり老朽化の為にもう一つのスタンドは解体されていました。

タブノキ

建物横に立派なタブノキがあり、しばし観賞。ちょうど朝陽が差し込んでくるタイミングで写真を一枚。

これにて『根岸森林公園』の散歩は終了。次回は桜の季節に散策しようと思います。

基本情報

・名称:根岸森林公園
・住所:横浜市中区根岸台
・電話:045-641-9185
・駐車場:あり(有料)
 ※土日祝/2時間迄400円、以降100円/30分
  平日/2時間迄300円、以降100円/20分
  (2021年12月時点)
・公式HP:根岸森林公園オフィシャルサイト

アクセス

〇JR京浜東北線
『根岸駅』『山手駅』より徒歩15分

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