ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【町田薬師池公園】花菖蒲とあじさいが見頃!~「四季彩の杜」散策

こんにちは。今回は、東京都町田市にある『町田薬師池公園』の散策。『町田市薬師池公園』は、「東京都指定名勝」や「日本の歴史公園100選」に選定されている町田市を代表する公園です。6月上旬の梅雨の季節はハナショウブとあじさいが、ちょうど見頃を迎え、イベントも開催されます。

しょうぶ ・あじさいまつり

現在は、「しょうぶ・あじさいまつり」が開催中。
イベント期間中は、さまざまなキッチンカーも出店予定との事。会場は2ヶ所あり、薬師池会場の開催期間は2023年6月1日(木)から6月30(金)まで。えびね苑会場は、2023年6月10日(土)から6月25日(日)が開催期間になります。

園内案内図

2種類の案内図があり、両方載せておきますのでご参考に。両方の案内図を見ながら散策するとわかりやすいかも知れませんね。「梅林」「花菖蒲田」「あじさい園」「ハス田」などがあり、四季折々の花々を楽しめます。

ここは、公園の管理棟前の芝生広場。歩道のすぐ向こう側に「薬師池」があります。まずは”名所”である「薬師池」の散策からスタート!

北山台杉

芝生広場に植樹されていた”ひょろ長い”樹木が気になり、写真を一枚。立札を見ると「北山台杉」でした。京都に有名な所がありますよね。

薬師池

薬師池の碑に「新東京百景」と刻まれています。「新東京百景」とは、東京都が「都民の日」の制定30周年を記念して、東京都内の「自然景観」「都市景観」「名所」などから選定した景勝地です。「薬師池」はその一つ。

たいこ橋

何とも絵になる「たいこ橋」。春は池のほとりに咲く桜とのコラボ、秋は紅葉ライトアップがあり、美しい橋の姿が見られるようです。景勝地として指定されているだけに納得の風景!

早速、「たいこ橋」を渡ってみます。

池の真ん中に古民家のような小さな家が置かれているのが風情ありますね。思わず見入ってしまう風景です。

池の水面にまわりの木々が映りこんでいて、いい雰囲気。ベンチに座って、しばし観賞。

花菖蒲田

ハナショウブ田に到着。町田市観光ガイドに開花情報がアップデートされていますが、情報の通り、6月6日時点で見頃です。上の写真の遠くに見える木造の小屋は「水車小屋」。

しょうぶ園の規模的には大きくはありませんが、約175品種、2200株のハナショウブが咲き誇っています。

見事な咲きっぷり!やはり、ハナショウブは”和っぽい”花ですね。

ハナショウブの系統は大きく4つに分けられるらしく、「江戸系」「肥後系」「伊勢系」「長井古種」の4種類。それぞれ、どういう特徴があるんでしょうね。奥が深そう。

今回の散策で気に入ったハナショウブを何点かピックアップしてみました。
いつも思う事なのですが、「アヤメ」「カキツバタ」「ハナショウブ」の違いについて、感覚的にはわかるのですが、言葉では説明できないんですね~。

「惜春」

『町田薬師池公園』にも管理棟前にパブリックアートがありました。
綿貫ひろ子氏の作品で、東京ライオンズクラブ寄贈のもののようです。

自由民権の像

市制40周年を記念して製作された巨大な像で、「自由や権利と言う言葉が人々に感動を与え、人間の精神の内に秘めた活力を呼び起こした」時代を未来に伝える為に建立したとの事。”自由の象徴”のこの鳥は鳩?かな。

モニュメントの真ん中には鐘が吊るされています。自由民権の鐘でしょうか。

あじさい

ハナショウブの次はあじさいを観賞します。
園内に「あじさい園」がありますが、規模は小さいです。散策路にも点在しています。

”竹林とあじさい”って何かいいですね!

写真は全て薬師池周辺のものですが、『町田薬師池公園』の中では薬師池から少し離れた「町田えびね苑」のあじさいが見応えがあるようです。「町田えびね苑」の開園時間が9時30分からなので、今回は断念。

”あじさい”って晴れている時に観賞するよりも、曇天や小雨まじりの中で観賞するのが良いような気がします。梅雨の季節の花なので、やはり、”わびさび”を感じるからでしょうか。

ハス田

公園の奥にある大賀ハスのハス田。思ったよりも規模が大きいです。今年の夏に観に来てみようかな。なんか良さげ。

薬医門

薬医門を発見。この先に二つの古民家とお寺があります。

旧荻野家住宅

江戸時代末期に医院兼住居として建てられた家らしく、東京都指定有形文化財。

旧永井家住宅

旧永井家住宅は、もとは町田市小野路町にあった農家で、17世紀後半に建築されたとの事。こちらは国の重要文化財に指定されています。

参道

最後は、公園奥にひっそりと佇む「野津田薬師堂」を参拝します。
正式名称は「普光山福王寺」、高野山真言宗のお寺です。町田市野津田町の「華厳院」が別当を勤めています。

境内

境内の真ん中には、思いがけず立派なイチョウ!イチョウは後ほど、じっくり見るとして、まずは参拝します。

イチョウの横を通りぬけて「薬師堂」へ。

福王寺薬師堂

創建は天平年間、開山は行基と伝えられています。

現在の薬師堂は明治十六年(1883年)に再建されたものらしい。御本尊の木造薬師如来坐像は、町田市指定有形文化財。

采女霊神の碑

境内の一角に苔が綺麗な場所に建てられた石碑が気になり、案内板を見ると、どうやら「理髪の業祖」の事らしい。”髪さま”?と言う事だろうか。

福王寺薬師堂の大イチョウ

樹齢は不明のようですが、約500年くらいとも云われているらしく、町田市名木100選にも選定されています。樹高が36mもあるんですね!「野津田薬師堂」のシンボリックな存在です。イチョウが黄金色に染まる秋の景色を見てみたい!

薬師池を中心に季節ごとに様々は表情を見せる『町田薬師池公園』。出来れば、今年もう一回、再訪してみたくなりました。

基本情報

・名称:町田薬師池公園
・住所:東京都町田市野津田町3270
・電話:042-724-4399
・開園時間:6~18時
・入園料:見学自由
・駐車場:あり
 ※普通自動車/1時間まで無料
 1時間30分まで100円、以降30分毎50円加算
 当日1日最大800円
 ※2023年6月時点
・公式HP:町田薬師池公園|四季彩の杜
・アクセス
 -小田急「町田駅」からバス(約30分)
 21番乗り場「本町田経由鶴川行」または
 「本町田経由野津田車庫行」バスで「薬師池」か「薬師が丘」下車