ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【白浜野島崎園地】房総半島 最南端の公園へ!~「野島崎」散策

こんにちは。千葉県・房総半島最南端にある南房総国定公園『白浜野島崎園地』の散策をしてきました。太平洋に突出している岬は、朝日と夕陽の両方が見られる数少ないスポットとして知られています。

白浜野島崎園地

灯台のある岬から、太平洋の絶景を堪能できる景勝地です。『白浜野島崎園地』入口付近の壁画が気になり、写真を一枚。海の男たち?を描いたものだろうか。

散策絵図

無料の駐車場は2ヶ所あり、”現在地”の書かれた駐車場が「西駐車場」、写真の左下の駐車場が「東駐車場」です。灯台に近いのが「西駐車場」ですが、駐車スペースが30台程度しかなく、週末は混雑するので「東駐車場」を選択するのが良いかも知れません。

『野島崎』門標の向こう側に「野島埼灯台」が見えます。まず先に、灯台を見学した後、岬の先端まで行く事に。

21世紀へ かっとびくん

”トビウオ”のオブジェを発見!名前は「かっとびくん」なのだそう。
この地は、下立松原神社に太刀を献上して再起をかけ、復興を成し遂げた源氏・源頼朝公や里見義実公ゆかりの場所。全ての出発点から21世紀に向けて飛翔していく願いを込めた”トビウオ”らしい。白浜漁協が設置したとの事。

三峯神社

”かっとびくん”の近くにご鎮座する「三峰神社」。ちょうど鳥居と社号標の真ん中あたりに夕陽が沈んでいきそうですね。夕方に訪れてみたい。

厳島神社

灯台の手前にある「厳島神社」。灯台に直接行くルートと「厳島神社」を経由して行くルートがあります。野島辨財天とも呼ばれる市杵島姫命を祀った神社です。子宝祈願の神社でもあるらしく、大きな”イチモツ”が祀られている祠もありましたが、これは”見てのお楽しみ”。

野島埼灯台

日本の灯台50選に選定され、国の登録有形文化財でもある「野島埼灯台」。内部を一般公開をして、灯台の中に入り、上れる灯台は、全国16か所あるようですが、そのうちの一つが「野島埼灯台」。高さは29m、神奈川県横須賀市の「観音埼灯台」に次いで、明治二年、日本の洋式灯台では2番目に初点灯した灯台です。
見学は有料で大人(中学生以上)300円(2023年3月時点)。

こんな感じで、らせん階段がずっと続きます。最上階近くになると、人ひとり通るのがやっとで、細くて、かなり急勾配の階段をさらに上がっていきます。

これは、灯台の灯の部分。思っていたよりも大きい!

最上階からの眺望

最上階にある展望台からの眺望。ぐるりと1周まわる事ができるので、360度大パノラマを楽しむ事ができます。

灯台資料展示室 きらりん館

券売所の建屋に併設されている灯台資料展示室。

やはり、目を引くのが大きな灯台レンズ。赤や緑に光り、ちょっと幻想的。

1/75スケールの模型。1869年(明治二年)に仮灯を点灯した時の仮設灯台は、このような木造のやぐらだったのだそう。

「野島埼灯台」は、1869年にフランス人技師、ヴェルニーの設計によってつくられた灯台。日本の近代化を支援した方で、横須賀海軍施設や観音埼灯台、品川灯台などの建設指導をされた方。横須賀市にある「ヴェルニー公園」は、この方の名前に由来します。

散策路

磯場付近には、20分程で一周できる散策路が整備されています。この日は、冬の暖かな日で、風も穏やか、潮の香りが心地いいです。

「砂の女トルソNo.1」

散策路にパブリックアート発見!
梅田勝裕氏の作品で、トルソとは胴体の部分だけの彫刻の事らしい。灯台とのコラボがいい雰囲気です。

「砂の女トルソNo.2」

もう一体の「砂の女トルソ」。同じ作者の方の作品です。

伝説の岩屋

岩窟の中にタコの造形物がある「伝説の岩屋」。
源頼朝公が武運再興を願掛けしている際、突然の雨を凌いだと伝えられる岩屋で、現在は、深海に棲む創造の大蛸が海神として祀られているとの事。海神のまわりのアワビやサザエに向かって、お賽銭を投げて、中に入れば、開運間違いなし!らしい。
開運=貝運なんて、うまいですね。

房総半島最南端の地

立派な御影石の碑。皆さん、ここで記念撮影されていました。日本と海外の主要都市と「野島崎」を直線で結んだ時の距離が刻まれた碑もありますね。

朝日と夕日の見えるベンチ

磯場の小高い岩の上にポツンと置かれた白いベンチ。『白浜野島崎園地』の映えスポットの一つです。

”絶景 朝日と夕陽の見える岬”の碑。
恐らく、ベンチの左正面から朝日が昇り、右斜め後ろに夕陽が沈むんだろうな。めちゃくちゃロマンチックですね!

SNSで有名になった「天の川と白いベンチ」のコラボ写真。
『野島崎』は千葉県屈指の星空撮影スポット。上の写真はプラネタリウム映像クリエイター・星空写真家 KAGAYA氏が撮った『野島崎』の絶景の星空。昨年、横浜そごう美術館で開催された個展「KAGAYA 星空の世界展」で鑑賞した時の写真です。こんな感動的な星空、見てみたい!

「若い海女」

ロータリー広場と呼ばれる芝生の広場で見つけた西俊夫氏の彫刻「若い海女」。
このあたりは、海女さんの町として有名なのだそう。

散策路の途中で、”トド”のオブジェを発見!

渚弁財天祠

最後に、西駐車場近くの「渚弁財天 祠」を参拝しました。
ご由緒などの詳細は不明ですが、磯場の最高のロケーションにご鎮座していますね!
朝日・夕日の時間帯は、綺麗そう。やはり、海と鳥居のコラボには惹かれるものがありますね。

房総半島最南端のロケーションは素晴らしく、朝日、夕陽か天の川を観に再訪したくなる場所です。

基本情報

・名称:白浜野島崎園地
・住所:千葉県南房総市白浜町白浜627-41
・電話:0470-22-4342
・営業時間:見学自由
 ※野島埼灯台は土日等8時30分、平日9時~営業
    有料300円(中学生以上)2023年3月時点
・駐車場:あり(無料)