ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

横須賀のパブリックアート散策【横須賀中央駅~ヨコスカ ジェニックストリート】

こんにちは。今回は『横須賀中央駅』から『YOKOSUKA GENIC STREET』までパブリックアート鑑賞の散歩をします。
『横須賀中央駅』は、横須賀市の中心市街地にある京浜急行線の駅で、JR『横須賀駅』とは徒歩20分以上離れています。

横須賀中央駅

京浜急行線『横須賀中央駅』東口改札前。今回の散策は、ここからスタート。

スカレー

横須賀市 の「よこすか海軍カレー」公式 キャラクターの「スカレー」。券売機近くにひっそりと佇んでいました。「よこすか海軍カレー」には定義があり、横須賀市HPでも確認できます。

【よこすか海軍カレーの定義】
よこすか海軍カレーは日本のカレーライスのルーツであることから、基本的には「レトロ」、「昔なつかしいカレー」を特色とする。
原則は、海軍割烹術参考書(明治41年)のレシピに基づき調理したものであるが、
下記の条件をクリアしていれば「よこすか海軍カレー」の名称を使用できることとする。
・材料:カレー粉、小麦粉、肉(牛肉または鶏肉)、人参、玉葱、馬鈴薯を入れる事。
・調理法:カレー粉、小麦粉を炒ってルーを作ること。
・提供法:原則として、カレーライス、牛乳、サラダの3点セットで提供。薬味にチャツネを付けること。
(引用元:横須賀市HPより)

Yデッキ

東口改札前は、「Yデッキ」と呼ばれるペデストリアンデッキが広がっています。デッキ中央に丸い花壇とその周りを囲むように造られたベンチがあります。その中に野外彫刻・パブリックアートを発見!

「吹く」

黒川晃彦 作

横浜、神戸、大阪が”日本国内のジャズ発祥地”を主張していますが、横須賀もそのひとつ。昔、アメリカの海軍下士官集会所「EMクラブ(EMLISHD MEN`S CLUB)」があり、ジャズ音楽の発展に貢献したことは間違いなさそうです。この像も”横須賀=ジャズの街”を象徴しているものと言う事ですね。
この作風、どこかで見た事があると思ったら、やはり黒川晃彦氏の作品で、「市ヶ尾彫刻プロムナード」と「太尾堤緑道」でもお目にかかりました。
なお、花壇の中には「吹く」を含めて、3体の同氏の作品が展示されています。

「見上げる」

この作品だけサックスが全く目立っていませんね。

「歩く」

作品「吹く」と随分似ています。どこが異なっているのか、見比べてみると、指と帽子が違いますね。また「歩く」のほうが腹が出ておらず、スリムなような気がします。

若松マーケット

Yデッキから味のある商店街の看板が見えたので、写真を一枚。
昭和レトロな雰囲気が漂う”飲み屋街・商店街”の「若松マーケット」。かなりディープそうですね。気になるのが「横須賀ブラジャー」の飲める街との文字。
「横須賀ブラジャー」とは、横須賀ご当地カクテルで、ブランデーをジンジャーエールで割るから「ブラジャー」。

諏訪神社

駅のすぐ近くに「諏訪神社」があり、折角なので参拝。
御祭神は、建御名方命(たけみなかたのみこと)、天正元年(1573年)創建と云われ、現在の社殿は大正十二年(1923年)造営との事。

「OPUS NINE SEVEN」

ゲオルギー・チャプカノフ作

ちょうど、Yデッキの下のあたりに設置されています。
1997年の製作された作品なので「OPUS NINE SEVEN」と言う事なのでしょう。
廃材やゴミを素材としてつくられた、いわゆる”ジャンクアート”のジャンルのようです。じいっと見ているとサクソフォーンがモチーフになっているような気もしますね。横須賀=ジャズの街を意識したのかも知れません。

「中央大通り」にはベンチに座っている彫刻が、恐らく全部で3体あります。作者は不明。通りの反対の歩道脇のベンチにも、何故か同じ彫刻が設置されています。

同じく、「中央大通り」歩道のベンチに置かれた3体目の彫刻。
最初は”片方の靴を脱いでくつろいでる像”かと思ったのですが、よ~く見ると、左足首から下がありません。経年劣化による破損?もしかしたら、大人数に無理やり乗られた挙句に、壊れてしまったのかも知れない。こういうパブリックアートは、これも宿命なのかなぁ。

船の舵がデザインされた歩道の柵が面白く、写真を一枚。横須賀っぽいですね。

「譜」

澄川喜一 作

「米が浜通り入口」交差点で、パブリックアート発見!

作品タイトル「譜」とは、譜面の「譜」の事で、五線譜のオタマジャクシをイメージして創作されたのかと。やはり、”横須賀=ジャズ”の繋がりでしょうか。

「風景の記憶」

小田襄 作

澄川喜一 作「譜」が設置された交差点の反対側の歩道にあります。
ちょっと”パラボラアンテナ”を連想させる作品。晴れた日の青い空とマッチしています。

YOKOSUKA GENIC STREET

『YOKOSUKA GENIC STREET』に到着。
「10,000メートルプロムナード(愛称:うみかぜの路)」と呼ばれる「JR横須賀駅」から「観音崎」まで約10㎞も続く遊歩道の途中にある約50mのウォールアート。
2020年に誕生したばかりの「YOKOSUKAから世界へLOVEを発信」がテーマである新・観光スポットです。
早速、5人のアーティストの描いたウォールアートを観賞します。皆さん、横須賀にまつわるものを取り入れた作品に仕上げています。

「My home is here」

福島 隼 作

この作品を製作した時点で、現役の高校生(市立横須賀総合高校)でプロDJとして活躍中の人物らしい。

「LOVE PORT」

ふるや ともよ作

横須賀生まれのアーティスト。横須賀の海のイメージが描かれており、何となく絵本の中にいるような気分になる作品です。

「DANCE(♥)」

YAJ(ヤジ)作(本名/矢島一希)

ダンスをする人?、ヤシの木?、戦艦三笠?が躍動感あるダイナミックな線で描かれているのが印象的な作品です。

「横須賀ゴブリンプロジェクト」

小中大地(ゴブリン博士)作

「いたずら好きな妖精」の事を”ゴブリン”と言うようですが、自らを”ゴブリン博士”と呼ぶアーティストの方です。ゴブリン達が”YOKOSUKA”の文字を形づくっていますね。

「世界はバラ色」

和田優紀 作

背景に描かれているのは赤や黄色のバラでしょうか。横須賀でバラと言えば「ヴェルニー公園」のバラ園を連想します。

「LOVE」の人文字のつくり方が解説されています。SNS映えスポットですね。

今回の”横須賀パブリックアート散策”はこれにて終了。
天気の良い日の遊歩道「うみかぜの路」の散歩は、とても心地良く、健脚の方は「観音崎公園」までの長めのウォーキングもお薦めです。

burariwalking.hatenablog.com

基本情報

・名称:YOKOSUKA GENIC STREET
・住所:横須賀市日の出町2
・駐車場:なし

アクセス

〇京浜急行線
『横須賀中央駅』下車
 ※YOKOSUKA GENIC STREETまで徒歩15分

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