こんにちは。今回は東京・千代田区にある『北の丸公園』の散策録です。
「日本武道館」のある公園と言えばわかりやすいかも知れませんね。江戸城があった頃、このあたりは、本丸、二の丸、三の丸などのエリアに分かれていましたが、「北の丸」に位置していたのが現在の『北の丸公園』。昭和天皇の還暦を記念して1969年に開園しました。秋は都心の紅葉スポットとして知られており、11月下旬から12月上旬に見頃を迎えます。
公園入口
「九段下駅」から公園の「田安門」入口までは地下鉄出口からすぐ。
ちなみに皇居側「北の丸第一駐車場」近くの入口看板はこんな感じです!
公園案内図
『北の丸公園』の全体図。まわりはお堀で囲まれています。
今回は「田安門前歩道橋」から散策スタート。歩道橋の向こう側は「靖國神社」です。
九段坂公園
『北の丸公園』に入る前に隣接する小さな公園「九段坂公園」に立ち寄ります。
高燈籠(常燈明台)
なかなかシブい造りの常夜灯です!もともとは、靖國神社正面の常夜灯として1871年(明治4年)に造られたそうで、昭和初期に現在の地に移転されたとの事。
品川弥二郎像
長州藩士として尊皇攘夷運動で活躍し、倒幕運動に奔走した方らしい。
大山巌像
元帥陸軍大将だった方で、陸軍司令官、初代の陸軍大臣となった方。皇居周辺の銅像は、馬に乗った銅像が多いな。
歩道橋の上から「日本武道館」の屋根が見えますね。
田安門(高麗門・櫓門)
門をくぐって『北の丸公園』へ。「田安門」は高麗門と櫓門からなる枡形門です。武道館にライブ観に行くときのお馴染みの門です。
「櫓門」を通って、公園内へ進みます。
散策したのは11月下旬。イチョウの黄葉がだいぶ進んできたタイミングでした。
武道館前の駐車場場入口にある”こんもり”したイチョウ。
やはり、ここまで来たら、タマネギのアップを撮らないわけにはいきませんね!
日本武道館
もともとは1964年の東京オリンピック柔道競技会場として建設された「日本武道館」。
武道館の奥にある広場や林は、イチョウを中心とした”黄葉”がいい感じでした。
モミジ山
場所変わって、ここ「モミジ山」も紅葉がだいぶ進んでいました。武道館前の道をそれて、休憩所とカフェのあるほうへ進んで行くとモミジがたくさんあるエリアがあります。12月8日時点では、かなり見頃になっているようですね。もう少し見頃が続くかと。この日は、緑・黄色・赤色のグラデーションが綺麗でした!
「モミジ山」は、イロハモミジやオオモミジなどが、100本以上まとまって植栽されている都内の”隠れ紅葉スポット”ですね!
モミジ山の中にある「あづまや」。林の奥のほうにあるので、訪問した時は紅葉が進んでいませんが、林が真っ赤に染まる頃は綺麗でしょうね~。
千鳥ヶ淵
「モミジ山」を抜けて丘の上に上がると「千鳥ヶ淵」を見下ろせる場所があります。
園内にある池のまわりの紅葉の様子。
北白川宮能久親王像
代官町ランプ付近の公園入口近くにある像ですが、このあたりのイチョウの紅葉も綺麗でした!
旧近衛師団司令部庁舎
重要文化財に指定されているレトロな洋風レンガ建物。ほぼ当時ままの姿で現在まで残され、「東京国立近代工芸館」としても活用されましたが、2020年に石川県金沢市へ移転したため、現在は閉館。
園内の道の真ん中に立っているのが印象的なイチョウ。
科学技術館
2024年に開館60周年を迎えた「科学技術館」。特に小学生の社会見学の場所として、現在も人気の施設です。
「日本武道館」に行ったことがある方は、たくさんいらっしゃるかと思いますが、『北の丸公園』を散策したことがある方は、意外と多くないのかも知れませんね。今年は若干遅い紅葉なので、もうしばらくモミジの紅葉が楽しめそう。『北の丸公園』近くにお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみて下さい!
基本情報
・名称:北の丸公園
・場所:東京都千代田区北の丸公園1-1
・電話:03-3211-7878
・開園時間:常時開放
※8時30分~17時(休憩施設利用時間)
・入園料:無料
・駐車場:あり(有料)
・アクセス
-半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」徒歩5分
-東西線「竹橋駅」徒歩5分