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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【東京都西東京市 田無神社】『五龍神』が守護する「開かれた神社」(神社巡りのお散歩)

こんにちは。東京都西東京市にある『田無神社』に行ってきました。
五龍神のパワースポットとして知られている神社ですね。五行説に基づき、東・南・西・北の各方位、そしてその中心に「龍神様」が御鎮座している、「龍」が好きな方には、たまらない場所かもしれません。

主祭神

・級津彦命(しなつひこのみこと)
・級戸辺命(しなとべのみこと)
・大国主命(おおくにぬしのみこと)

ご由緒

創建は、正応年間(1288〜1293年)あるいは建長年間(1249〜1256年)の鎌倉時代と云われており、尉殿大権現と称していた。その後、尉殿大権現は明治五年(1872年)に村内の熊野神社、八幡神社を合祀し、田無神社と社名を改称。
(引用元:田無神社HP)

見どころ

境内に『田無神社』を守護する五柱の龍神様が祀られているのが、この神社の最大の見どころで、五龍神の守護にあやかり、「五龍神方位除け」というご祈祷やお守りを受ける事もできるのですね。古代中国の「五行思想」に基づき、真ん中を守護する「金龍神」が本殿に、東に「青龍神」、南に「赤龍神」、西に「白龍神」、北に「黒龍神」がご鎮座しており、龍神様を見つけながらの参拝が楽しいですよ。

”田無(たなし)”と言う名前は、かつての東京都にあった「田無市」と言う市の名称で、2001年1月に「田無市」と「保谷市」が合併して「西東京市」発足となりました。町名として「田無」の名称は残っており、『田無神社』の最寄りの駅も西武新宿線「田無駅」。ある年齢以上の方は「西東京」よりも「田無」のほうがしっくりくるのかと。

案内板

広い境内ではありませんが「五龍神」をはじめ、見どころが多く、何となくアットホームな雰囲気が魅力。

一の鳥居

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まずは”龍神の道”と言われる表参道の「一の鳥居」をくぐって参拝開始。

赤龍神

一の鳥居近くに御鎮座する、夏を象徴し南方の守護神である「赤龍神」。以外と見落としてしまいそうな場所に佇んでおられます。学業成就・勝負運・出世運にご利益があるとの事。

二の鳥居

”龍神の道”をさらに進んでいくと「二の鳥居」が見えてきます。鳥居に括りつけられた「開かれた神社」の”のぼり”がインパクト大。日本の伝統文化を伝承し、地域社会との絆を深めるのが神社の役割で、その為に色々な試みを行っていくと言う意味が込められているのだそうです。

手水舎

「白龍の水」と言われる手水舎の”龍”。境内の地下深くから汲み上げられた”御神水”です。

白龍神

手水舎の向いに「白龍神」を発見。

「白龍神」をお祀りする社のような建造物に施された”白龍の彫刻”が目を引きますね。

秋を象徴し西方の守護神である「白龍神」。金運・良縁成就のご利益があるとの事。

龍神池

二の鳥居をくぐったすぐ先にある「龍神池」。池には神橋がかかり、その先に「水神宮」が御鎮座。なかなか趣のある風景ですよ。

社殿と金龍神

重厚な雰囲気を感じる社殿。拝殿及び本殿が、東京都指定有形文化財になっています。

鈴緒にたくさんの小さな鈴がついていますね。

本殿内にあるので見れませんが、中央を守護する「金龍神」が御鎮座されています。大地と豊穣を司り、家庭全体や社内全体を守護し、幸福招来のご利益があるとの事。それにしても龍の彫り物が素晴らしい。さすがに東京都指定有形文化財です。

扁額

拝殿の彫刻が見事。見入ってしまいますね。扁額ともマッチングしています。

青龍神

春を象徴し東方の守護神である「青龍神」。スポーツ・芸能の技芸向上、就業成就のご利益があるとの事。思ったのですが、ここまで首を持ち上げて立っているような「龍神」は「青龍神」だけかと。スポーツ・芸能に通じる事と何か関係があるのだろうか?

黒龍神

北参道に御鎮座する、冬を象徴し北方の守護神である「黒龍神」。身体健全・夫婦円満などのご利益があるとの事。高い台座におられる為、少し見づらい。

「五龍神」めぐりが出来る都内屈指のパワースポット『田無神社』。「五龍神」以外にも、コンパクトな境内に見どころが多く、リピート参拝したくなります。境内も時代と共に色々と変化していきそうな雰囲気も感じるので、定期的に参拝してみようと思います。

基本情報

・名称:田無神社
・住所:東京都西東京市田無町3-7-4
・電話:042-461-4442
・駐車場:あり
・公式HP:http://www.tanashijinja.or.jp/

アクセス

〇西武新宿線
『田無駅』より徒歩6分

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