こんにちは。今回は静岡県熱海市にある『來宮神社(来宮神社)』の参拝録です。
「熱海」と言えば、東京駅からアクセス抜群の温泉地として知られる人気の観光地。
そんな観光地にご鎮座する『來宮神社』は、熱海の観光スポットとして、常に上位にランキングされ、一年を通じて、参拝者で賑わう人気の神社です。全国に四十四社ある「キノミヤジンジャ」の総社でもあります。
最大の見どころは、樹齢2100年超・国指定天然記念物の御神木「大楠」。パワーをたっぷり貰いに参拝してきました!
境内マップ
観光地の人気の神社であるせいか、イラストが可愛らしい「境内マップ」。
境内の数か所に置かれていました。見どころの多い神社なので、マップを見ながらの参拝がいいかも知れません。
では、早速、参拝開始。
來宮の杜 入口
「JR熱海駅」から徒歩17分程で『來宮神社』入口に到着。
一番近い最寄り駅は、JR伊東線「来宮駅」で徒歩5分くらいですが、運行本数が少ないので、「熱海駅」から温泉街をぶらり散策しながらの参拝がおすすめ。
車での参拝の場合、神社の無料駐車場に計40台ほど駐車可能(P1~P3)ですが、週末はすぐ満車になる為、近隣のコインパーキングに早めに止めてしまうのが良いかも。
鳥居
竹林に覆われている赤鳥居の向こう側は、雰囲気のよい参道が続いています。
御祭神は、日本武尊(やまとたけるのみこと)、五十猛命(いたけるのみこと)、大己貴命(おおなもちのみこと)。
稲荷社
手水舎の裏にご鎮座する末社の「稲荷社」と「千本鳥居」。
「稲荷社」は京都伏見稲荷大社から勧請されたものです。「千本鳥居」と呼ぶには本数が少なすぎるかも知れませんが、複数の鳥居が連なっている風景は心惹かれるものがありますね。
第二大楠
手水舎の斜め向かいに佇む「第二大楠」と呼ばれる樹齢1300年を越えるクス。約300年前に落雷にあったのだそう。それにしてもスゴイ存在感。この後、観に行く樹齢2100年超の御神木・大楠への期待が膨らみます。
三峯社
「第二大楠」の後方にご鎮座する「三峰社」。大正時代に『来宮神社』の境内に末社として埼玉県・三峰神社から祀られたようです。
來宮神社・社殿
今からおよそ1300年前、熱海の海で漁夫が網をおろしていたところ、御木像らしきものがかかり、不思議に思っていると、童子が現れ「我こそは五十猛命である。この里に波の音の聞こえない七本の楠の洞があるからそこに私を祀りなさい。しからば村人は勿論いり来るものも守護しよう」と告げられ、村民達が探し当てたのが、熱海のこの地であったのが『來宮神社』の始まりとの事。
古くから来宮大明神と称し、来福・縁起の神として信仰されています。
(引用元:來宮神社HPより)
來宮弁財天
『來宮神社』拝殿右にご鎮座する「來宮弁財天」。
弁天岩
鯉が泳ぐ池の向こうに巨大な「弁天岩」、さらにその奥にあるのが「來宮弁財天」。なかなか絵になる景色です。弁財天のお使いである”蛇”も御鎮座していますね。
宮神輿
社務所に展示されている、きらびやかな宮神輿。皆さん、記念撮影されていました。
楠への小径
「楠への小路」と呼ばれる、御神木・国指定天然記念物「大楠」へのアプローチ。
緑のトンネルを抜けると「大楠」が現れる造りになっています。
御神木・大楠
ど~んと現れた樹齢2100年を超えるとされる「大楠」。
本州1位の巨樹だそうで、高さ約26m、周囲約24mの”古木・巨木”です。
天然記念物の碑に彫られている文字は、「楠(くす)」ではなく「樟(くす)」が使われていますが、「楠」と言う字はもともと中国のタブノキを指す字であるらしく、クスノキのクスは、本当は「樟」が正しいようです。いつの頃から、クスノキを表す漢字の主流が「楠」になったんだろうか。
江戸時代末期の頃は、「木宮明神」と呼ばれ、現在の「來宮」ではなかったのだそう。
これは、古くから”木”に宿る神々をお祀りする神社として、崇敬を集めていたところから来ていたそうです。
「大楠」を高い位置から拝める、展望台のようなものが!
飛込み台のように、ずいぶんと前に突き出ています。後程、先端まで行ってみます。
背もたれベンチ
立った状態で「背もたれ」に身を任せ、御神木「大楠」をまったりと眺められる面白いベンチがありました。これ、最高の森林浴!
五色の杜・紡來の縁
「紡來の縁」と呼ばれる「大楠」の展望台。構造上、定員2名なんですね。先端は少しユラユラ揺れますよ。
「紡來の縁」から「大楠」を見下ろします。この角度から見るのも迫力ありますね~。
御神木は「健康長寿」と「心願成就」のご神徳があり、お参り後、右側から「幹を1周廻ると寿命が1年延命する」と言う伝説、「心に願いを秘めながら1周すると願いが叶う」とされる伝説があります。
茶寮「報鼓」
『來宮神社』は境内にカフェがある神社として、参拝者からの人気も高く、3つの茶寮・スタンドカフェがあります。
上の写真は、拝殿前のオープンカフェ「茶寮 報鼓」で、社務所の一部がカフェになっています。『來宮神社』は、”現代風の神社”の代表格なんでしょうね。絶対に外せない熱海の観光スポットです。
基本情報
・名称:來宮神社
・住所:静岡県熱海市西山町43-1
・電話:0557-82-2241
・駐車場:あり
・HP:http://kinomiya.or.jp/
アクセス
〇JR
『熱海駅』から徒歩17分
『来宮駅』から徒歩5分