ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【MOA美術館】熱海の海を一望する高台の”絶景美術館”

こんにちは。今回は、静岡県熱海市の『MOA美術館』の見学。
MOA=モアと読んでしまいそうになりますが、正しくは「エムオーエー」美術館と読みます。公益財団法人 岡田茂吉美術文化財団が運営する私立美術館で、岡田茂吉氏が収集した東洋美術品などを中心に展示。美術館名は「Mokichi Okada Association」の頭文字をとったものなんですね。熱海の海を一望する最高のロケーションにある”絶景美術館”です。

MOA美術館・エスカレーター入口

『MOA美術館』の入口は2箇所あり、「エスカレーター入口」か「3階入口」。
JR熱海駅からバス利用の場合は、バス発着場所の向いにある「エスカレーター入口」、車での訪問の場合は、3階駐車場近くの「3階入口」からの入館になります。

アートストリート

入館すると、いきなり、アートなエスカレーターが登場!
『MOA美術館』は山の斜面に建っているので、「エスカレーター入口」からの入館の場合、なが~いエスカレーターを乗り継いで、「本館・展示室」まで上って行きます。
「アートストリート」との名前がつけられている通り、アーチ形の天井の色が徐々に変化する雰囲気が心地よく、”異次元の世界”へと誘ってくれそうなエスカレーターです。

円形ホール

何とも幻想的な空間!ハッと息をのむアートな空間です。
直径20mのホールの天井に、日本を代表する万華鏡作家の依田満・百合子夫妻による世界最大級の万華鏡の映像がリアルタイムで直接投影されます。
何となく、UFOの真下にいる気分にもなってきました。

「3階入口」から入館する場合、そのまま「本館」へ流れていく動線にもなっているので、「円形ホール」も「長いエスカレーター」も見落としてしまいがち。出来れば、「エスカレーター入口」からの入館が望ましいです。

「王と王妃」

ヘンリー・ムーア作

「ムアスクエア」と呼ばれる開放的な見晴らしが最高の中庭。ヘンリー・ムーアの彫刻の後ろに見える建物が本館です。

熱海の海を一望する絶景のフォトスポット。ホントに気持ちいい場所ですね。
芝生のあるエリアは、通常は立入禁止ですが、ゴールデンウィーク期間中など解放される日もあるようです。芝生に腰をおろして、海を見下ろしながら、まったり過ごすのが良さげ!

本館入口前には、高さ3m、全長約14mの巨大レリーフの屋外展示。
エミール・アントワーヌ・ブールデルの作品「アポロンと瞑想」と「走りよる詩神たち」です。

「アポロンと瞑想」

「走りよる詩神たち」

説明プレートを見ると、真ん中のレリーフが「アポロンと瞑想」、左右のレリーフが一対で「走りよる詩神たち」。1910年にパリのシャンゼリゼ劇場のために制作、本作品は、パリのブールデル美術館にある石膏像をもとに鋳造されたとの事。

本館入口

本館玄関前に到着。
「長いアートなエスカレーター」⇒「円形ホールの万華鏡」⇒「絶景の相模灘を臨むムアスクエア」⇒ 本館に辿り着くまでのアプローチが素晴らしい!

落ち着いた雰囲気のエントランスと180度パノラマ・ビューが楽しめるメインロビーを通って、展示室へ。

展示室

展示室の雰囲気はこんな感じ。
ほとんどの作品が、写真撮影OKでしたが、NGのものも何点か。ちょっと気になったものを何点かピックアップしてみました。

日本や中国をはじめとする東洋美術の作品が多数展示されています。創立者である岡田茂吉氏のコレクションを中心に3000点以上を収蔵しているのだそう。
ちなみに上の写真の中では、藤の絵柄の壺が国宝です。
(色絵藤花文茶壷  野々村仁清 作)

熱海観光の王道スポット『MOA美術館』。
2度目になりますが、出来れば「エスカレーター入口」からの入館がおすすめです!

基本情報

・名称:MOA美術館
・住所:静岡県熱海市桃山町26-2
・電話:0557-84-2511
・開館時間:9時30分~16時30分
・休館日:木曜日(祝日の場合開館)
 ※展示替え日は休館
・観覧料:一般/1600円,高大生/1000円
     中学生以下/無料
 ※2022年10月時点
・駐車場:あり(無料)
・HP:https://www.moaart.or.jp/

アクセス

※『JR熱海駅』よりバス
 8番乗り場「MOA美術館行き」7分