ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【三嶋大社】「伊豆国一宮・伊豆国総社」参拝

こんにちは。静岡県三島市にご鎮座する『三嶋大社』の参拝録です。
富士山の天然水が湧き出る街としてし知られている伊豆の玄関口・三島市ですが、御祭神である「三嶋大明神」がこの地にご鎮座したことから、地名も「三島」になったとの説があります。商売繁盛、五穀豊穣、家内安全、交通安全、厄除けなどのご利益がいただけるとされる「伊豆国総社」で、格式あるパワースポットです。

大鳥居

旧東海道沿いにある『三島大社』の大鳥居。大鳥居前は信号があり、横断歩道になっています。
御祭神は、大山祇命(おおやまつみのみこと)と積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)。二柱は「三嶋大明神」と総称されています。創建年代は不明ですが、奈良・平安時代の書物にも記録があり、中世以降、源頼朝からも伊豆国一の宮として崇敬を集めたことで知られています。

大鳥居の後ろにある常夜燈が大きくて立派!

たたり石

常夜燈のすぐ後ろに置かれている「たたり石」。
もともとは『三島大社』前の旧東海道の真ん中にあり、行き交う人々の流れの交通整理をする役割を果たしていたらしい。面白いのは、糸のもつれを防ぐ具であり、整理を意味する言葉「たたり(絡垜)」を用いて「たたり石」だったらしいのですが、後にこの石を取り除こうとする度に災いが起こった事から、いつのまにか「たたり(祟り)」に置き換わってしまったのではないか…と言われているとか。

神池

参道を進むと大きな「神池」が見えてきます。春は、この「神池」付近の参道に咲く桜が有名です。境内には15種200本の桜が植樹されているのだそう。

厳島神社

「神池」の小さな島に祀られているのは、お馴染み「厳島神社」。

『厳島神社』社殿の手前にある石灯籠が見事!長く伸びた柱の部分が目を引きますね。

総門

「神池」を通りすぎると、まず「総門」に到着。
『三島大社』のホームページによると、昭和六年(1931年)に竣功、初めて台湾檜が使われた昭和の神社建築の代表的建造物のひとつなのだそう。三島市指定文化財。

矢田部盛治の像

この像の方は、1854年の安政の大地震で全壊した大社の復興のため、全国を行脚し、募金を募って、社殿等の再建を果たす事に尽力された『三嶋大社』の神主さんなのだそう。

神馬舎

慶応四年(1868年)竣功の「神馬舎」。

神門

慶応3年(1867)竣功の「神門」。三島市指定文化財です。

舞殿

慶応3年(1867年)竣功の「舞殿」。これも三島市指定文化財です。

御本殿

参拝した日は、ちょうど令和の大修理中で、社殿の耐震補強や銅板屋根吹き替え等の工事が行われていました。御本殿は慶応二年(1866年)建立の国指定重要文化財です。

工事前の御本殿はこんな感じ。抜群の風格です!改修後は、これよりもっと綺麗になっているかも知れませんね。

金木犀

推定樹齢1200年とされるキンモクセイ。国天然記念物指定で、例年9月~10月上旬頃に甘い香りを漂わせながら満開になります。

御本殿の周りは回廊の構造。

舞殿旧大鬼

慶応三年(1867年)造営時の旧舞殿の魔除け「大鬼」が社務所近くに展示されていました。

回廊の周りにある見事な巨木も見どころのひとつ。

大楠

「神池」のほとりに生える御神木の大楠。恐らく『三嶋大社』境内最大の巨木かと。推定樹齢は300年以上らしい。

滅茶苦茶、不思議な形をしている大楠ですね。小さな前足っぽい幹が2本伸びていますが、まるで怪獣のよう!参道から少し離れた場所にあるので、見逃されがちのような気もしますが、参拝時には、ぜひ、御神木のパワーを頂きに行かれて下さい!

基本情報

・名称:三嶋大社
・住所:静岡県三島市大宮町2-1-5
・電話:055-975-0172
・営業時間:8時30分~17時
・駐車場:あり(有料)
 ※正月・例祭期間は閉鎖
 ※ご祈祷申し込みの場合は無料
・HP:三嶋大社
・アクセス
-JR東海道線「三島駅」徒歩約15分