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【王滝・横谷観音・大瀧神社】秋の「横谷渓谷」プチ散策~蓼科・紅葉めぐり③

こんにちは。今回は『蓼科・紅葉めぐり』の第3弾、「横谷観音平遊歩道」と「横谷峡遊歩道」紅葉狩りのご紹介です。蓼科の紅葉名所として知られている『横谷渓谷』。紅葉の谷間をゆったりとトレッキングするには最適のエリアですよ。

横谷観音平遊歩道 案内図

このあたりには2ヶ所の無料駐車場があり、手前のほうが「横谷観音入口駐車場」、道の突き当りにあるのが「横谷観音駐車場」です。混んでいなければ、トイレもある「横谷観音駐車場」に停めるのが良いかと。

横谷観音駐車場

「横谷観音駐車場」奥には、デッキが整備された展望台がありました。

思いの外、ここの駐車場からの眺めが良かったです。赤や黄色に染まった山が綺麗。

大瀧神社

まず、遊歩道の途中にある『大瀧神社』を参拝します。
御祭神は、「諏訪大社」と同じ「建御名方命(たけみなかたのみこと)」。創建時期などの詳細は不明です。

社殿までの長~い階段。色づく木々を眺めながら、ゆっくりと参道を歩きます。

標高は1,570mもあるんですね。

社殿の四隅には、七年目ごとに行われる「諏訪大社」の御柱祭に合わせて、曳き建てられた”御柱”。

なんと御神体として祀られているのは巨大な「黒曜石」!

御神体

案内板によると、御神体の「黒曜石」は、冷山から人馬のみで曳行され、建立されたと伝えられています。冷山(つめたやま)とは八ヶ岳の冷山の事かと思いますが、八ヶ岳のあたりには、縄文時代の黒曜石鉱山があるので、昔、誰かが引っ張ってきて、祀ったんでしょうね。もともとは雨ざらしだったらしいのですが、2013年に社殿を整備したとの事。

さて、お次は「大瀧神社」のすぐ近くにある『横谷観音』の参拝へ。お堂の横の木々が、見事に紅葉していました!

横谷観音

1937年(昭和12年)、元陸軍中将の市瀬源助翁が、この地を訪れた際、美しい雄大な「横谷峡」に護国霊地を築こうと発願したのが、始まりらしい。安置されている「聖観世音菩薩像」は、茅野市出身の小川由加里氏が製作。

宇賀神

お堂の横にひっそりと置かれていた「宇賀神」。案内板によると、もともと『横谷観音』入口から2~3キロ離れた場所にあったようですが、当時、石仏の盗難が各地で頻発していた為、この地に移設されたらしい。苔と落葉に囲まれた石仏がいい雰囲気。何となく微笑んでいるようにも見えますね。

横谷観音展望台

お堂のすぐ先に、あづまやとベンチがあるのが見えますが、ここが『横谷観音展望台』。

紅葉した渓谷を見渡せる絶景スポットですね!渓谷の下のほうに、これから散策に行こうとしている「滝」が流れ落ちているのが見えます。

遠くに見えるは木曽の御嶽山。もう冠雪していますね。

横谷峡遊歩道

紅葉の時期の「横谷峡」の遊歩道散策は、秋の散策コースとして人気のようです。”滝めぐり”が良さげですね。渓谷を流れる渋川で、4つの滝「乙女滝」「おしどり隠しの滝」「霜降の滝」そして「大滝」を楽しめます。今回は、スケジュール上、全部を観て回れないので、「横谷観音展望台」から近い「大滝」を観に行く事にしました。「大滝展望台」までは、徒歩約15分。

遊歩道はだいぶ整備されており、歩きやすいですが、倒木や柵が倒れ掛かっていたり、落石がある箇所もあったので、ちょっと注意しながら進んで行きます。

王滝展望台

あずまやが見えてきたら、そこが「大滝展望台」です。そんなに広い場所ではありませんが、「大滝」を正面から眺められます。

王滝

「展望台」に到着。紅葉した木々の中を流れ落ちる、何とも風情ある景色。木々に遮られていて見えませんが、2段で流れ落ちる滝のようです。

ここの展望台のマイナスイオン指数は、2,500個/ccとの案内板。これ、面白いですね!マイナスイオン指数なんて初めて聞きました。滝壺のすぐ近くでは、25,000個/ccもあるらしいです。

「横谷渓谷」の中では、「大滝」が一番落差が大きく、20m以上あるようです。しかし、滝と紅葉のコラボはいいですね。
2023年は、遅めの紅葉になった為、10月下旬の現時点でも見頃かと思います。「横谷観音展望台」まで観光に来られた方は、ぜひ「大滝展望台」まで足を運んでみて下さい。

基本情報

・名称:横谷観音展望台
・住所:長野県茅野市北山
・電話:0266-73-8550
 ※茅野市観光案内所
・利用:見学自由
・駐車場:あり