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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【長野県蓼科 乙女滝】豪快に流れ落ちる滝は”人工の滝”?

こんにちは。今回は長野県蓼科にある『乙女滝』の散策録です。
紅葉狩りで人気の「横谷峡遊歩道」の入口付近にあるマイナスイオンがたっぷり降り注ぐ気持ちの良い滝です。実はこの滝は人工の滝で、今から200年以上前に造られた「大河原堰(おおかわらせぎ)」と呼ばれる農業用水路の一部なんです!

横谷峡駐車場

『乙女滝』の見学、まやは「横谷峡遊歩道」のハイキングの方は、ここに駐車します。メルヘン街道(国道299号)を白駒池に行く途中にあります。20台ほど駐車可能な無料駐車場です。ここから『乙女滝』まではゆっくり歩いて7~8分くらい。

木戸口神社

駐車場から遊歩道方面に歩いていくと「蓼科パークホテル」方面と「横谷峡遊歩道」方面に道が分岐しています。ちょうど分岐している小高い丘の上に小さな神社があり、信玄公ゆかりの地と書かれた看板に惹かれて参拝することに。もともとは諏訪神社の名前でしたが、この地の地名であった木戸坂の入口に鎮座していることから「木戸口神社」と命名されたらしい。

訪問したのは秋口。木々の紅葉が始まっていました。

遊歩道入口近くにお地蔵さんの人形とマイナスイオン指数の看板を発見。草が茂っていて見えませんが、『乙女滝』がゴォーっと流れ落ちる音が聞こえます。このお地蔵さん人形のすぐ下が滝の天辺のようですね。

横谷峡遊歩道 案内図

「横谷渓遊歩道」入口の看板がありました。現在地は案内図の右上のあたりです。ここから数十メートル下っていったところに『乙女滝』があります。

乙女滝

『乙女滝』に到着。落差は15mほどです。かなり間近で見れるので迫力ありますよ!

豪快に流れ落ちた水は勢いよく岩場にあたるので、心地よい水しぶきが飛んできます。納得のマイナスイオン指数20000個/CC!

世界かんがい施設遺産

「世界かんがい施設遺産」なんてものがあるんですね!農林水産省のホームページを見ると全国各地の用水路などが登録されており、令和5年時点で、世界19ヶ国161カ所、日本では51カ所が登録されています。水の流れをコントロールして造り上げた『乙女滝』は自然の地形と人工の水路が見事に融合した景色ですね!

岩場を流れ落ちるすぐ近くまで行っての見学も可能ですが、滑りやすく、下は谷底になっているので注意。

雨量によって流れ落ちる水の量も変わってきますね。上の写真は夏に訪問した時のもので、前日に雨が降ったため若干多めの水量。

氷瀑群

12月下旬から3月下旬頃は、流れ落ちる滝が凍って氷瀑になるらしい。「横谷峡遊歩道」を歩いて行けば、『乙女滝』の他にいくつかの滝の氷瀑が見られるようです。
全長6㎞ほどある「横谷峡遊歩道」は紅葉の人気スポットで、見頃は10月中旬から10月下旬頃。今秋は”滝めぐり”をしながら紅葉狩りをされてはいかがでしょうか。蓼科の紅葉については以下の記事もご参考に!では。

基本情報

・名称:乙女滝
・住所:長野県茅野市北山 蓼科中央高原
・駐車場:横谷峡駐車場(無料)
  ※駐車場から徒歩7~8分、見学自由