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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【一夜城ヨロイヅカ・ファーム】相模湾を一望する高台にある「カフェ&レストラン」と「マルシェ」~小田原プチ旅②

こんにちは。前回に続き”小田原プチ旅”、今回は『一夜城ヨロイヅカ・ファーム』の散策です。「石垣山一夜城歴史公園」に隣接する「カフェ&レストラン」は、スイーツで世界的にも有名なパティシエ・鎧塚俊彦さんが、2011年に開業したお店。敷地内の畑で採れたものも使う地産地消をコンセプトにしています。ファームから望む相模湾の眺望も素晴らしく、畑の散策も見どころのひとつです。
ちなみに鎧塚俊彦さんは、胆管がんで亡くなった女優・川島なお美さんの旦那さんなんですね。

案内図

『一夜城ヨロイヅカファーム』の全体図はこんな感じ。駐車場のすぐ傍にお店とオープンテラス、そして、山の斜面にある広い畑のエリア。朝早いので、まだお店は開いていないので、ファームを見学します。

美味しいお菓子をつくる為、素材から自分たちでつくる事にごだわり、小田原で育った野菜や果物、そして、南米エクアドルにカカオ農園までオープンしているのだそう。お店のメニューを見て見ると、プティガトーやショコラ、どのスイーツも皆美味しそうです!

ファーム入口ゲート

丸太でつくったシンプルなゲートの向こうは広い畑。広いとは言っても10~15分くらいあれば散策できます。

木でつくられた馬がいい雰囲気。訪問した日は7月上旬。アガパンサスが涼し気に咲いていました。

散策路の入口には、可愛らしいわんこの置物「コテツ」と「サテツ」。川島なお美さんが愛犬家だったから、わんこのお出迎えなのかな。

ファームには「ブルーベリー」や「ハーブ園」、果樹園もあります。

ファームから相模湾を遠望。

ブランコがありました。ブランコの入口には、これまた木造りのうさぎさん2匹。

他にも木彫り・木造りの動物たちがいっぱいです!

見晴台

斜面の一番上にある畑の横には「見晴台」があり、ベンチが設けられていました。ベンチの脇には、カエルの置物!

みかん小屋

つる草に覆われた風情ある小屋がありました。案内板には「みかん小屋」と書かれていましたが、みかん畑もあるので、その季節に利用する小屋なんだろうか。

川島なお美慰愛碑

散策路の見晴らしの良いところに川島なお美さんの慰愛碑がありました。慰霊碑ではなく、”慰愛碑”と言う名前なんですね。
2015年に胆管がんより、54歳の若さで亡くなられた女優・川島なお美さんの一周忌に除幕されたようです。

石板と金属板には同じ文が記されていますが、これは川島なお美さんが残した遺言を、夫の鎧塚さんが、このような形のものにしたらしい。”今までありがとう なお美より”は直筆です。

「私は蝶となって 咲きみだれるお花から花へと舞い 
毎年咲く桜となって花ふぶきをお客様に散らし 
たわわに実る果実となってあなたの作品として 美味しくお皿の上にのります 
美しく生き生きとしたファームガーデンは私の夢です 
その夢をかなえて下さい 
今までありがとう なお美より」

胸をうつ言葉ですね。

やさしく抱き合うカエルさん達。川島なお美さんの言葉を読んだ後、このカエルさんの像を見ていたら、うるっときました。愛に満ち溢れていますね。

石垣用石材

駐車場奥にどすんと置かれた巨石を発見。大切そうに柵に囲まれて展示されていますが、これは、このあたりにある「石丁場」跡から発見された石垣用の石材で、江戸時代初期に江戸城修築に用いられたもののようです。

「石垣山一夜城」散策の後は、『ヨロイヅカファーム』で定番スイーツのみならず、限定スイーツを楽しんだり、お土産を買うのがよろしいかと。火曜・水曜日が定休日になっているみたいですが、変更の可能性があり、おでかけの際は、ホームページでご確認下さい。

基本情報

・名称:一夜城ヨロイヅカ・ファーム
・住所:神奈川県小田原市早川1352-110
・電話:0465-24-3150
・営業:10時~17時(パティスリー/マルシェ)
 ※レストランは午前・午後のカフェタイムとランチタイムあり、HPにて要確認
・定休日:火曜日・水曜日
 ※変更になる場合もあり
・駐車場:あり
・公式HP:一夜城 Yoroizuka Farm
・アクセス
-JR東海道本線「早川駅」徒歩約50分
※早川駅からタクシー7~8分
※箱根湯本駅からタクシー12~13分
※観光周遊バス(年末年始除く,土日祝運行)