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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【宮島・弥山】厳島神社だけじゃない「宮島観光」~ロープウェーで行く「霊峰 弥山」登山

こんにちは。今回は広島県・宮島にある『弥山(みせん)』の登山レポートです!
「宮島」で有名なのは、やはり世界遺産「厳島神社」。毎日、多くの観光客が訪れる人気の観光スポットですが、「厳島神社」の背後にある標高535mの山『弥山』を登山される方は、「厳島神社」を参拝される方たちほど多くないです。実は山頂からの景色はミシュラン「グリーンガイド」3つ星を獲得していますが、意外にも広く知られていないのかも知れませんね。登山道は整備されており、ロープウェーで手軽にアクセスする手段もあるんです!
厳島神社だけじゃない「宮島観光」でおすすめしたい『弥山』登山です。

広電宮島口駅

広島電鉄宮島線の終点「宮島口駅」。大きな屋根でホームを覆っているのが印象的です。2022年に移設開業とのことなのでまだ新しいですね。フェリー乗り場は「広電宮島口駅」の斜め向かいにあります。

フェリー乗り場

宮島フェリーターミナルに直結する観光商業施設「etto(エット)」。フェリー乗り場は1階にあります。「etto」は2020年開業した観光商業施設で、広島のローカルグルメが楽しめる飲食店やお土産・雑貨などのお店が立ち並びます。なおフェリー料金は宮島訪問税込みで大人往復500円(2025年8月時点)

フェリーから「宮島」を眺めます。大鳥居と社殿の背後に広がる山が「弥山」です。古くから神体山として、信仰の対象だった山なんですね。国天然記念物である「弥山原始林」は手つかずの自然が残る貴重なエリアで、世界遺産の一部にも指定されています!

日本三景 宮島

世界遺産『宮島』として有名になりましたが、「日本三景」でもありましたね!宮城の「松島」、京都の「天の橋立」、そして『宮島』です。

宮島の鹿たち

『宮島』と言えばやはり”神の使い”の鹿。島内には約500頭が生息しているそうです。「厳島神社」に至る参道や商店街などあちこちで見かけることができ、可愛らしいのですが、2008年からエサやりが禁止されています。

石大鳥居

右手に海を見ながら歩いていると「石大鳥居」に到着。

大鳥居

そして「厳島神社」の象徴でもある海に建つ「大鳥居」。現在の鳥居は9代目。国の重要文化財です。

参拝した時間は、ちょうど潮が引いていて「大鳥居」をくぐることができました!

高さ16.6m、重量約60tもあり、木製鳥居としては高さ・大きさともに日本一といわれています。

石灯籠の上のカラス

見落としてしまいそうですが「厳島神社」入口の石灯籠の上にカラスの像がありますね!『宮島』でカラスは”神の使い”とされ「神烏(ごがらす)」と呼ばれています。「厳島神社」の神事には「神烏」にお供えをする儀式・御烏喰式(おとぐいしき)も行われるのだとか。

厳島神社

御祭神は、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)。
昔、推古天皇元年(593年)、この地域を治めていた佐伯鞍職(さえきのくらもと)が、神烏の先導により、御祭神と鎮座の地を探し辿り着いたのが現在地で、社殿を建てたのが「厳島神社」のはじまりと伝えられています。神社名の「いつくしま」は、御祭神の「いちきしま」が転じたとされる説があります。

尻尾が見事な狛犬。何となくにこやかな表情。

宮島ロープウェー

参拝を終え、ロープウェー乗り場に向かいます。「ロープウェイ」ではなく「ロープウェー」なんですね!

「厳島神社」裏の「紅葉谷公園入口」から宮島ロープウェー紅葉谷駅の近くまで無料送迎バスが約20分間隔で運行していますが、徒歩でも10分ほどで到着します。この看板によると、ときどき走って7分!紅葉谷駅までは上りになるので、多少きついかも知れませんが、タイミングによってはバスを待つより徒歩のほうが早いかと。また、バスは乗車定員が30名弱で、週末はすぐ満席になってしまうのでご注意を。

紅葉で有名な「宮島」なので、マンホールももみじですね!

紅葉谷公園

青もみじが綺麗だった「紅葉谷公園」。ここは「宮島」で人気の紅葉スポット。園内には約700本のもみじがあり、紅葉と鹿のコラボは絵になりそうですね!

そんな鹿さんは、連日の猛暑でぐったり。涼を求めてか、鯉の泳ぐ池で休憩していました。

登山道案内

今回の『弥山』登山はロープウェーを利用して、サクッと登りますが、公認された3つのコースがあります。上りの参考コースタイムは、こんな感じです。
・大聖院コース:約1時間30分~2時間
・紅葉谷コース:約1時間30分~2時間(一番初心者向き)
・大元コース:約2時間~2時間30分

ロープウェイ紅葉谷線

さてロープウェーに乗って『弥山』を目指します!
びっくりしたのは、ほとんどが外国人観光客!やはり『弥山』は日本人にあまり知られていない場所なのかも知れませんね。
宮島ロープウェーは、循環式と交走式の2種類の方式のロープウエーを乗り継いでいきます。まずは6人乗り・循環式の「紅葉谷線」に乗車。「紅葉谷駅」から中継駅の「榧谷駅(かやたにえき)」に向かいます。運行間隔は約1分、乗車時間は10分ほどです。

ロープウェイ獅子岩線

お次は30人乗り・交走式の「獅子岩線」。中継駅「榧谷駅」から終点「獅子岩駅」に向かいます。運行間隔は約15分、乗車時間は4分ほど。

ロープウェーから眺めが素晴らしい。

獅子岩駅

終点「獅子岩駅」はこんな雰囲気の駅舎。

これ、絶対に気を付けて下さいね!下りロープウェーの最終便は16時30分。これを逃すと登山道を歩いて下山するしかありませんので、ご注意を。

弥山案内図

『弥山』登山の見どころはこんな感じ。登山道は綺麗に整備されていますので、ロープウェーを利用する場合「獅子岩駅」から山頂まで約30分!登山と言うよりハイキング・トレッキング的な感じですが、履きなれた運動靴で行きましょう。お寺を参拝したりする時間を含めると往復1時間30分くらいは、考えておいたほうが良いかと思います。
今回は時間的にロープウェー最終便にギリギリなので、「弥山本堂・霊火堂」から「くぐり岩」経由で山頂に向かうコースを往復することにしました。
「日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり」は、あの伊藤博文の言葉で、自ら出資して登山道を整備したのだそう!

『弥山』山頂に行く前に、まずは「獅子岩駅」から徒歩1分で行ける絶景スポットへ!「獅子岩駅」横にある階段を昇っていくとすぐに辿り着けますよ。

獅子岩展望台

あずまやが見えると展望台はすぐ。

「獅子岩展望台」の標高は433m。場所的にはかなり断崖絶壁にあるので見晴らしがいいです!

眼下に広がる青い海と青い空。山頂に負けず劣らず絶景なので、お見逃しなく!

「獅子岩の碑」がありました。このあたりの岩場がライオンに似ているから「獅子岩」なのかな。

目指すは手前の森の向こう側の『弥山』山頂。

弥山原始林石碑

「獅子岩駅」から10分ほど下っていくと「弥山原始林」石碑に到着。国指定天然記念物であり、世界遺産でもあるエリアですね。ここから「弥山本堂・霊火堂」までは約15分の登り。ちなみにロープウェー最終便に乗れなかった場合は、ここから「紅葉谷公園」まで下っていく登山道があります。下山は約50分。

閼伽井堂(あかいどう)

小さなお堂が見えてきたら「弥山本堂・霊火堂」までもう少しです!

登山道の脇で不動明王がお出迎え!その向こう側に見えるお堂が「霊火堂」です。

霊火堂

「霊火堂」は宮島にある真言宗御室派の大本山「大聖院」の堂宇。「大聖院」は空海が開基したお寺と伝えられており、「霊火堂」には空海が修行した時の火が約1,200年もの間、消えることなく燃え続けている「消えずの火」があるんです!

消えずの火 霊水

「霊火堂」を参拝する際、ぜひとも「消えずの火」で焚いた霊水をいただいて下さい!健康や長寿の効能があるのだそう。

恋人の聖地

「恋人の聖地」の碑を見つけました!”消えない愛の炎”が選定のポイントだったのかな。

「恋人の聖地」ということで、平清盛と時子の顔出しパネルも。

弥山本堂

宗則の梵鐘

「弥山本堂」内には国指定重要文化財の「大聖院梵鐘」。平清盛の次男・平宗盛が治承元年(1177年)に寄進したものだそう。

ねがい地蔵・ごめんね地蔵

本堂の前には「霊火堂」の「消えずの火」の灰を混ぜてつくられた「ねがい地蔵・ごめんね地蔵」。まわりに沢山の小さなお地蔵さん。参拝者が願い込めて置いていったものかな。

サングラスを掛けたお地蔵さんを発見!

山頂を目指して登っていきます。ここから山頂までは、あと10分ほど!

三鬼堂

「霊火堂」右横の階段を上るとすぐに鬼神「三鬼大権現」を祀るお堂があります。鬼を祀っているなんて珍しいですね。家内安全・商売繁盛にご利益があるのだとか。

ダンベルを持ったお地蔵さんを発見!

登山道途中にあった千手観音?のような石仏。

登山道をしばらく歩いていくと二つお堂が並ぶ場所に辿り着きます。

観音堂

登山者が積み上げた小石がいっぱい!

文殊堂

ここには観音菩薩と文殊菩薩が安置されているんですかね。

くぐり岩

『弥山』と言えば山頂付近の”奇石”も見どころのひとつ。その中でも巨石がつくるトンネル「くぐり岩」が撮影スポットにはピッタリです!

「くぐり岩」を反対側から見てみます。この「くぐり岩」まで来れば頂上はあと少しです!

頂上直下の景色。

視界が開けて絶景の青い海が見えてきました!

大きな石がごろごろと転がっている中にある細い道を進んでいきます。

弥山展望台

そして『弥山』頂上の展望台に到着!

展望台は3階建ての構造で、360度の絶景パノラマを楽しめます!

先程、通ってきた頂上の巨石群を展望台から。この巨石群は磐座ですかね。

瀬戸内海を一望する雄大な眺めですね!伊藤博文の言葉「日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり」を思い出しました。まだロープウェーも無い時代に苦労して『弥山』山頂に登って見た景色だったので、喜びもひとしおだったのでしょうね。

遠くに見えるのは「獅子岩駅」と「獅子岩展望台」。随分と遠くに見えますが30分ほどで辿り着けました!

宮島の大杓子

最後に下山して、帰りに立ち寄ったコミュニティセンター「etto宮島交流館」をご紹介。正面玄関横に”世界一の大杓子”が展示されています。樹齢270年のケヤキを使い、製作された長さ7.7m、重さ2.5tの巨大しゃもじです!しゃもじ発祥の地とされる「宮島」の観光記念にいっしょに写真を撮られてはいかがでしょうか!

「宮島観光」は「厳島神社」の参拝だけではもったいないので、ぜひ『弥山』にまで足を伸ばしてみて下さいね!

基本情報

・名称:宮島ロープウェー
・電話:0829-44-0316
・営業時間:9時~16時
 ※下り最終は16時30分
・運賃:大人(12才以上)往復2,000円/片道1,100円、小人(小学生)往復1,000円/片道550円
 ※2025年8月時点
・HP:宮島ロープウェー