こんにちは。小田原プチ旅の最終回は、『神奈川県立生命の星・地球博物館』です。
箱根登山鉄道「箱根湯本駅」のひとつ手前の「入生田駅」から徒歩3分ほどの場所にある博物館です。
生命の星・地球博物館 外観
少し変わった外観の『神奈川県立生命の星・地球博物館』。
東京・上野にある「国立科学博物館」の小規模版のような博物館ですが、なかなか立派な展示物がたくさんありました。
エントランスホール
高い天井にある円筒の内側には、宇宙に吸い込まれてしまいそうな絵が描かれています。印象的なエントランスですね。展示されている化石標本は、約1億年前の中生代白亜紀に生息していた生物たちとの事。
エントランス中央に置かれた恐竜の標本がカッコイイ。
プテラノドンみたいな翼竜を発見!
この巨大魚も1億年くらい前に生息していたのかな。
この日、お出迎えしてくれたのは、アラスカヒグマの実物の剥製だろうか。ツメがすごいですね!こんなのに襲われたら、ひとたまりもないな。ここは記念撮影用のステージみたいです。
地球誕生のエリア
入口を入り、最初のエリアは「地球誕生」について。46億年前に始まったとされる地球形成の過程を辿っていきます。隕石の展示もありますよ。
地球の仕組みエリア
ここは地球上の鉱物のエリア。長い時間をかけて地球が激しい活動を繰り返して、出来上がった岩石や、その景観。個人的には、このエリアが一番気に入りました。
いったい、どうなったらこんな形や色になるのか…。鉱物によっては、10万年とか、100万年とか、気が遠くなるような時間をかけて成長してきたのでしょうね。
アンモナイトの壁
壁一面のアンモナイトの化石の壁。なかなか壮観な眺めです。時代は、およそ1億7千万年前の中生代ジュラ紀中期との事。こんな大きく立派な”アンモナイトの壁”は初めて見ました!
地球が生んだ多様な生物種エリア
そして、人気の恐竜の骨格標本や動物の剥製が展示されたエリア。
ほとんど複製ですが、大迫力の恐竜たち。今回はマンモスの牙が目に止まりました。
あの有名は「国立科学博物館」の大量の剥製群に比べると、規模は小さいものの、なかなかどうして立派な展示。
ここは霊長類のコーナー。木の杖みたいなのを持ってバンザイしているオランウータンは、まさに部族の長老って感じ!
コームパッシア・エクセルサ
展示室にそびえる巨大な木の標本。これは、熱帯雨林のインドネシアに生える樹高70mにも成長する超高木。
昆虫の世界のエリア
様々な昆虫の標本が観賞できるエリア。蝶が綺麗だったので、何点かピックアップしてみました。
見る角度によって、羽根の色が変化する蝶は、不思議ですよね。これは、光の波長や微細構造によって発色する「構造色」との事。CDのようにそれ自体に、色はついていないが、光が反射、干渉する事により、色づいて見えるらしい。
ジャンボブック
展示室全体が、大きな百科事典の形式で、様々なジャンルのものが展示されたエリア。ここも常設展らしく、観賞していて楽しいコーナーでした。
箱根観光のついでにも立ち寄れる博物館『神奈川県立生命の星・地球博物館』。「国立科学博物館」同様、光熱費等の高騰で運営が厳しいのかも知れませんが、末長く残って欲しいものです。
基本情報
・名称:神奈川県立生命の星・地球博物館
・場所:神奈川県小田原市入生田499
・電話:0465-21-1515
・開館時間:9~16時30分
・休館日:月曜日
※月曜祝日の場合は翌平日
※年末年始、館内整備日等
・観覧料:20~65歳未満520円
(学生除く)
15~20歳未満/学生300円
(中・高校生除く)
高校生・65歳以上100円
中学生以下/無料
※特別展開催中、特別展観覧する場合別料金
※2023年8月時点
・駐車場:あり(無料)
・公式HP:
・アクセス
-箱根登山鉄道「入生田駅」徒歩3分