こんにちは。今回は長野県にある日本百名山「霧ヶ峰」の最高峰・車山にご鎮座する『車山神社』のご紹介です。
『車山神社』は、山頂にある小さな祠なのですが、標高1925mの眺望から、富士山や八ヶ岳などの山々を一望できる天空の絶景神社です。
ビーナスライン
長野県の高原を走る絶景ルートが続く観光山岳道路「ビーナスライン」。夏のドライブには絶対におすすめの場所です。そんなルートの中間に、今回散策する『車山高原』があります。
車山高原
冬はスキーで賑わう『車山高原』。山頂にリフトが伸びているのが見えます。また、ニッコウキスゲの群生地としても知られており、7月上旬から中旬頃は、あたり一面、黄色い絨毯のようになります。
案内図
車山山頂には歩いて登る事もできます。「車山肩」駐車場からスタートするのであれば、山頂まで上り40分程度、「車山」駐車場からであれば、上り80分ほどで山頂に到着します。ハイキングの気分で気軽に登る事ができますよ。
8月の最高気温の月平均も24℃と涼しく、避暑に最適、ただ、紫外線が強いので帽子を被るのが良いかと。
展望リフト
今回は、展望リフトを使って山頂を目指します。4人乗りのリフト「スカイライナー」と「スカイパノラマ」2本のリフトを乗り継いで、約15分ほどで山頂に到着します。
料金は大人、往復2,400円(片道1,600円)です。(2023年8月時点)
単車神社
山頂を目指す前に、駐車場周辺を散策。竹でできた鳥居を発見したので、近づいてみると「単車神社」!全国のバイク乗りたちの交通安全の為、ツーリングスポットとして、バイカーの聖地でもある車山の麓に猿田彦大神を祀っています。
調べてみると、この鳥居は「竹あかり鳥居」と呼ばれる”神社界初の光る鳥居”で、クラウドファンディングの支援により、建設されたそうです。夕暮れ時、灯りがともる頃に見てみたい!
記念撮影スポットを発見。リフトの形をしたベンチですね。
リフトから見る眺めは、こんな感じ。湿気がなく、風が爽やか。高原の夏ですな。
2本目のリフトを下りると、山頂直下に到着。山頂までは徒歩数分です。麓を見下ろすと、白樺湖が遠くに見ます。白樺湖の湖面で1400mくらいなので、だいぶ、登ってきましたよ。
フレーム型の記念撮影スポットがありました。雲がかかっていますが、富士山が見えます!
眼下の草原の中に長く伸びる登山道・散策路。こんな所をハイキングするのも良さげ。
車山気象レーダー観測所
遠くに見える白く丸いものは「気象レーダー観測所」。その近くに『車山神社』の御柱が見えます。
毎年内部を公開しているらしいのですが、今年2023年は、コロナウイルス感染拡大の影響により、2019年以来、4年振りの一般公開になったとの事。
「気象レーダー観測所」の手前には、気持よさそうな展望台。
スカイテラス
この展望台は「スカイテラス」と呼ばれるデッキ。看板の写真のように気象条件が整うと雲海が見られるみたいですね。
「スカイテラス」の先端が谷に突き出ている構造になっているんですね。下が金網でスケスケになっているので、ちょっとスリリングな”映えスポット”です。
そして、『車山神社』の参拝へ。
車山神社
何とも絵になる”天空の鳥居”です。
『車山神社』の御祭神は、大山津見神と建御名方神。創建詳細は不明ですが、Wikipediaによると昭和初期にスキー場が整備された時に建立されたらしい。
神社の4隅には、御柱が立てられています。日本三大奇祭といわれる長野県・諏訪大社の御柱祭と同じ年に行われる小宮祭の時、この大木を車山の頂上まで曳き上げるみたいです。
『車山神社』のホームページによると、縄文時代から日本の山々を遥拝する場所であったらしいです。大昔から”天空の神社”だったのかな。
天空絵馬
青い絵馬と青空とのコラボが綺麗。「天空絵馬」と呼ぶそう。
ちなみに『車山神社』の御朱印と絵馬は、「車山ビジターセンター」が窓口になっています。
車山山頂
「車山」頂上に到着!
夏の高原をハイキングしながらの参拝もよし、リフトを使っての参拝もよし、夏の関東甲信越のドライブは「ビーナスライン」がおすすめですよ!
基本情報
・名称:車山神社・車山高原
・住所:長野県茅野市北山3413
・電話:0266-28-2626
・リフト利用について
(車山公園山麓⇒車山山頂)
-大人/往復2,400円(片道1,600円)
-小学生/往復1,600円(片道1,200円)
-幼児4-6歳/往復800円(片道600円)
※2023年8月時点
・駐車場:あり(無料)
・公式HP
-車山神社:https://kurumayamajinja.jp/
-車山高原:車山高原SKYPARK RESORT