こんにちは。神奈川県・JR平塚駅の地下道にある『平塚地下道ミュージアム』に立ち寄ってみました。
『平塚地下道ミュージアム』は、駅前広場地下道の魅力向上の為、平塚市と「平塚まちなか美術館実行委員会」がコラボした取組みで、2017年に実現した企画。市内外在住のアーチストの作品が、パブリックアートとして展示されています。
平塚駅
今回は「JR平塚駅前」と「駅前広場地下道」を散策します。
湘南ひらつか七夕まつり
平塚市と言えば、「七夕まつり」が有名。今回で第70回を迎える、歴史ある”お祭り”です。コロナウィルスの影響により、しばらく中止が続いていましたが、今年は3年ぶりの開催。7月8日~7月10日の3日間、久しぶりに、多くの人で賑わったようです。改札前の天井から、大きな七夕飾りが吊るされていました。
七夕飾り
「JRみどりの窓口」の横に設けられていた、お子さんといっしょにつくる”七夕飾り”コーナー。折り紙の星が、”天の川”を形づくっているのですね。
よ~く見ると、折り紙の星には何故か、”大吉”とか”末吉”の文字。七夕飾りづくりに”おみくじを引く遊び”を取り入れたのでしょうか。”凶”が”強”になっているのが面白い。
「星たちの明日」
峯田義郎 作
駅の北口でパブリックアート発見!
ちょっと目立たない場所にあるので、気づかない方も多いかも知れません。”七夕まつり”40周年記念として、設置された彫刻のようです。
階段ラッピング
さて、地下道に下りてみます。
階段にはイラストレーター・横溝さやか氏の描いたイラストが、ラッピングフィルムを使って貼られています。
平塚地下道ミュージアム
『平塚地下道ミュージアム』が開設されたのは2017年。当時は、絵を描く過程を見せるライブペイントも行ったみたいです。
翌年の2018年も展示作品が追加されているようですが、それ以降は、展示作品の追加やアップデート等の活動情報が無くなっているのが、ちょっと心配…。
地下道の作品は、こんな風に展示されています。
比較的、早い時間帯に訪問したのですが、地下道を行き交う人々が意外にも多く、人の波が去るのを待って、写真撮影。
ピックアップした作品を、ひとつひとつ見ていきます。
「Brightness」
福田絵里奈 作
湘南・茅ヶ崎を拠点に活躍されているアーチストのようですね。
爽やかな雰囲気のある本作品、何となくMISIAさんを連想してしまいます。
「宇宙」
高橋健太朗 作
この作品もライブペイントで製作されたものなのだろうか。どうやって描いているのか興味が湧いてきました。
「Underpass」
AISA作
”ミミズク”のように見えますが、やはり、そうでは無いような…。
作品タイトル「Underpass」=「地下道」から察するに、「地下道」で行き交う人々を見守る”ミミズク”的な生き物だろうか。
「Muscari」
杉山彩 作
花の「ムスカリ」を題材にした作品。ダークな紫色がいい雰囲気。
「Ⅰ」
オノルイーゼ作
「Muscari」の隣りに展示された花の作品。ペンネーム?の「オノルイーゼ」が気になり、調べてみると、地元・平塚市出身のアーチスト「小野留依聖(おのるいーぜ)」さんである事が判明。花や植物を題材にした大きな壁画を各地に描いている方のよう。
「HOPPE TWINS」
松本倫子 作
まず、背景の赤色が目を引きます。よ~く見ると猫2匹が身を寄せ合っていますね。
「豊かな世界2」
岩崎夏子 作
この方も平塚ゆかりのアーチストらしい。白く抜かれた高校生と思われる人物、犬、ドクロが妙に印象的な作品です。
・左「アイスランドのレジデントのシャチファミリー」伊藤太郎 作
・右「ヒラツカ」宮本仁彦 作
海関連の作品ふたつ。作品「ヒラツカ」は湘南平塚海岸から見た富士山でしょうか。
「道(A Road)」
Ri 作
これは、”詩”のパブリックアート?
じっくり読めるように、”詩”の部分を大きく写した写真を一枚。
・「天の川」関口あさみ 作
・「呼吸」佐藤勇太郎 作
・「手と根と羽根と骨」AIGA 作
・「Flowers」大和田いずみ 作
ここまでが、2017年に設置された作品。
以下、2018年に設置された作品を何点かピックアップします。
「輪・WA・和」
杉山彩 x atelier SAD 作
「Play with music」
大和田いずみ 作
「フランス近海の10頭のレジデントシャチのポットたち」
伊藤太郎 x みらいキッズ作
平塚市プロモーションのスローガン「手をつなぎたくなる街」を想起させ、アーチストと一般の人達がコラボした作品を中心に展示されています。
さて、最後に、地下道が交差している真ん中に綺麗な「方位盤」があったので、写真を一枚。季節の花々がタイルで造られているのもいいデザインで、なかなか良く出来ています。
『平塚市』ぶらり散歩は次回も続きます!
基本情報
・名称:平塚地下道ミュージアム
・住所:平塚駅前広場地下道
アクセス
〇JR東海道本線
『平塚駅』下車、徒歩2分