こんにちは。東京・文京区にある日本庭園『特別名勝 六義園(りくぎえん)』へ、ツツジと新緑をめぐる散歩に行ってきました。
『六義園』は、五代将軍徳川綱吉の側用人だった柳澤吉保自ら設計し、造り上げた「回遊式築山泉水庭園」。枝垂れ桜、紅葉の名所としても知られており、春と秋のライトアップのイベントは、幻想的な風景を観賞できる人気の庭園です。
『六義園』正門前。レンガ造りの塀が印象的です。
特別名勝とは、国が文化財保護法で指定した名勝のうち、特に景観の価値の高さが認められたもので、全国で36ヶ所、そのうち23ヶ所が日本庭園です。
関東には3つの特別名勝があり、残り二つは東京・文京区「小石川後楽園」と東京・中央区「旧浜離宮庭園」。
『特別名勝 六義園』石碑と赤い和傘。記念撮影的な場所なのだろうか。
やはり、日本庭園の”苔”がいいですね。風情ある”ツツジと苔”のコラボ。
庭園の中央に配された池の向こうに、ツツジが満開の小山が見えます。池に沿って進み、小山を目指します。
新緑がキラキラと光って眩しいくらい。初夏到来って感じですね。
新緑と苔が何とも美しい!”緑の世界”を堪能します。
写真の家屋は「心泉亭」と呼ばれる二つの和室を持つ施設で、有料にて利用可能。お茶会などに利用されているようです。
池のほうに傾いて伸びている3本の大きな木が印象的な風景です。
さすが「特別名勝」だけの事はあり、”枝ぶり”の良い木が多い。
木陰から見る新緑の光と影のコントラストが綺麗で、しばし休憩しながら、眺めます。
日差しを受け、燃えるような赤色になるツツジが目を引きます。八重霧島と言う品種らしい。
「藤代峠」と呼ばれる”ツツジの小山”に到着。池のほとりにはベンチもあり、じっくり観賞できるようになっています。
植樹された色とりどりのツツジを見ながら、「藤代峠」への階段を上っていきます。”わびさび”の観点から、ツツジを隙間なくびっしりと敷き詰めていない所が良いのかも知れませんね。
「藤代峠」は、六義園全体を見渡すことができる見晴らし最高のビューポイント。標高は約35mあるとの事です。
『六義園』は広過ぎず、適度な広さの庭園なので、ぶらり散歩するにはピッタリ。次回は紅葉の季節に来てみようかな。
基本情報
・名称:六義園
・住所:東京都文京区本駒込6-16-3
・電話:03-3941-2222
・開園時間:9時~17時
※休館日 年末年始
・入園料:一般300円、65歳以上120円
※小学生以下、都内在住・在学の中学生は無料
※2022年4月時点
・駐車場:なし
アクセス
〇JR山手線
『駒込駅』より徒歩7分
〇東京メトロ南北線
『駒込駅』より徒歩7分
〇都営地下鉄三田線
『千石駅』より徒歩10分
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