ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【横浜市港北区 太尾堤緑道】晩秋前の緑道散歩とパブリックアート鑑賞

こんにちは。横浜市港北区にある『太尾堤緑道』を散歩してきました。
緑道沿いにパブリックアートが点在する、大豆戸町から大倉山まで続く全長約1.7㎞の散歩道です。『新横浜駅』も近く、ちょうど「横浜アリーナ」の裏のあたりから緑道が始まります。

太尾堤緑道入口

大きな石の刻まれた『太尾堤緑道』の文字。
”ふとおづつみ”と読みます。

緑道の木々は、思っていたよりも色づきが進んでいました。

緑道入口近くのパーゴラ付きベンチに座りながら、色づきはじめた紅葉を眺めます。晴れた秋の日ののんびりとした朝のひと時。

「出会い」

速水史朗 作

最初のパブリックアートを発見。公園の石碑近くにあります。

若干薄めで大きさの違う御影石が寄り添うように向かい合っているのが「出会い」の雰囲気を感じさせると言う事かな。

ヨコハマ3R夢

緑道を進んで行くと、シートのようなものに描かれた”ゆるキャラ”が目に留まり、写真を一枚。
横浜市資源循環局のマスコット・キャラクターのようだ。3R夢と書いて”スリム”と読ませ、リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)によりごみ減量と脱温暖化を目指すものらしい。
ゆるキャラのプロフィールが面白く、出身は、陽系第3惑星へら、へら星人の平均寿命は1万歳だそう。

『太尾堤緑道』の0m基準点。ここから緑道の終点までは約1.7㎞先。

紅葉した葉っぱに朝日があたり、キラキラ輝いていていい雰囲気。気候もちょうど良く、秋晴れの日の”まったり散歩”は実に良い。

鳥のオブジェのアーチ

『太尾堤緑道』には、鳥のオブジェが吊るされた、全部で3つのアーチがありますが、そのひとつ目。カルガモ?でしょうか。親ガモの後ろに子ガモが2羽います。

「稜線」

岡本勝利 作

アーチをくぐってすぐにパブリックアート発見。この作品は遠くからだと解りづらいかもしれません。

近寄って、斜めから見てみると、思っていたよりも、厚みが薄い作品である事が判明。

真横から見て納得。作品名の通り、”山の尾根”をモチーフにしているんですね。万里の長城っぽくも見えます。

「波の虫」

田中 穀 作

メルヘンチックな作品です。”こんにゃく”みたいになった部分が波で、波の上と下にいるのが「波の虫」でしょうか。

緑道の途中にあった保育園の看板が可愛らしく写真を一枚。デザインがいいですね。
保育園を英語で言うと”CHILDREN HOUSE”なのかな。

「折りたたまれたかたち」

横山 徹 作

正面から見て、谷折りになっている部分の事なんだろうか。実際に紙を折って、彫刻のような”折りたたまれた形”になるのか試してみましたが、中々、そのようにならない。

港北水再生センター

『太尾堤緑道』は鶴見川に沿って伸びており、緑道と鶴見川の間に「港北水再生センター」と呼ばれる処理水再生施設エリアがあります。面白いのは施設の屋上を公園にしてしまっている事。緑道沿いに「太尾公園」と「太尾南公園」の二つの屋上公園があります。

横浜市下水道局のマスコット「かばのだいちゃん」。「港北水再生センター」の門でお出迎えをしています。至るところに色々な”ゆるキャラ”がいるんですね。

太尾南公園

ど~んとそびえる公園の入口の建物。屋上公園への入口で、エレベーターも付いているんですね。エレベーターに乗って上がっていく近所の普通の公園なんて珍しい。ちょっと覗いてみる事にします。なお、公園の開門は8時から。

こんな構造になっています。階段またはエレベーターで上った後は、歩道橋を渡って、水処理施設の上にある屋上公園へ。

施設の屋上にあるとは思えない程、広くて開放的な場所です。遠くに見える円筒形の建物は、「新横浜プリンスホテル」。

土管の置いてある公園なんて、近頃では珍しい。

鳥のオブジェのアーチ2

再び、緑道へ戻ります。二つ目の”鳥のオブジェのアーチ”に到着。

この鳥のオブジェは、鶴?でしょうか。よく見るとカエルをくわえていますね。

緑道入口よりももう少し紅葉が進んでいる木があり、写真を一枚。

「プリーズ・リクエスト」

黒川晃彦 作

サクソフォーンを持ってベンチに座っているミュージシャンの彫刻・パブリックアート。田園都市線『市が尾駅』近くの公園にも同様の作品がありましたが、調べてみたら同じ方の作品。

『市が尾駅』近くの公園の作品は、サクソフォーンを吹いている彫刻、こちらの作品は、タイトルから察するに曲のリクエストを受け付けていると言う設定でしょうか。
サックスに”みかんの皮”が詰め込まれて、ゴミ箱と化していたのが残念。

「まかせなさい」

中岡慎太郎 作

作品タイトル「まかせなさい」が面白い。大きい奴、小さい奴、太っている奴、痩せている奴で構成された”個性ある5人組”に問題解決をまかせなさい…と言う事なんだろうかと。この緑道の5人組アイドルですね。

緑道沿いにある「太尾小学校」のフェンスにくくりつけられた手作りの人形。調べてみると、もともとは近くの田んぼに設置する小学生達が作った”案山子”らしい。
小学校の門を守っているように見えますが、防犯効果があるのかも知れませんね。夜、見たら怖そう。

本日の散歩で一番気に入った紅葉。

緑道のパブリックアートと紅葉のコラボ。

「ヨコハマ・トライアングル」

鈴木 明 作

『太尾堤緑道』に設置されたパブリックアートの中で最大の作品。三本の向かい合った柱が頂点に三角形(トライアングル)を形づくります。

作品の内側が鏡面のようになっているので、中に入り、空を見上げると万華鏡のようで綺麗。トライアングル見つかりましたか?

鳥のオブジェのアーチ3

最後の鳥のオブジェのアーチに到着。間違いなく、猛禽類(もうきんるい)でワシかコンドル?でしょうか。
『太尾堤緑道』はこの付近で、ほぼほぼ終わり。あと100mほど先の終点まで行った後、折り返して『新横浜駅』まで戻ります。では、また次回。

基本情報

・名称:太尾堤緑道
・住所:横浜市港北区大倉山7-40-1
・電話:045-531-7361
 ※港北区港北土木事務所

アクセス

〇JR横浜線/市営地下鉄
『新横浜駅』より徒歩10分
〇市営地下鉄
『新羽駅』より徒歩10分

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