こんにちは。今回は小田原市の『上府中公園』のパブリックアートをめぐる公園散策です。もともと、パブリックアート鑑賞の目的で訪れた訳ではないのですが、作品が設置されているのを偶然に発見したので、散策する事にしました。小田原駅からは少し離れていますが、街はずれの静かな環境の中にある公園です。
案内図
「上府中公園」の全体図はこんな感じ。やはり、野球場のある公園なので広いですね。駐車場は北側と南側の2ヶ所、駐車場の利用は無料です。(2023年3月時点)今回は車での訪問で、北側駐車場に停めました。
小田原球場
パブリックアートの鑑賞前に『上府中公園』をちょっと散策します。
まずは「小田原球場」。プロ野球・イースタンリーグの試合も行われているようです。
もともと「小田原城」の公園敷地内にあった野球場を市制50周年記念で、移転したとの事です。
野球場の奥にある池。池のまわりには散策路が設けられています。
親水広場。イルカやラッコのオブジェが可愛らしい。
小田原は二宮金次郎生誕の地と言う事で、市内あちこちで見られる「二宮金次郎像」。
薪を背負って、歩きながら勉強している勤勉な姿も、現在では「歩きスマホを助長する」とか「子供が働いている姿は、今の時代にそぐわない」などの意見もあるみたいで、徐々に姿を消しつつある状況でもあるよう。
では、パブリックアートを観て回ります。野球場近く、北側駐車場の奥の散策路に設置されていました。
「Crush Media」
望月志郎 作
高さが5m以上もある公園内で最大のパブリックアートです。
天辺が、実際に何かと衝突してクシャっと凹んだように見えるのが面白い。
「風」
佐光庸行 作
パッと見、同じ素材の石かと思いましたが、土台になっている天然の巨石?とベンチの天板のような石は別の素材ですね。座ってみたい衝動に駆られます。
「北へ…」
二口金一 作
この作者の方、三角のマントを羽織った、北国に住む人々の作品が多いです。横浜・鶴見駅近くの「鶴見図書館」前にも設置されています。以下ご参照。
「旅立ち」と言う作品。初めて見た時は、秘密結社っぽいなぁ…と思いました。
「卵を生む家」
藤原吉志子 作
石の塔から次々と卵が転がり出てくるメルヘンチックな作品!
この作者の方の作品は、童話の世界から飛び出してきたような造形が特徴みたいです。
「月」
斎藤史門 作
「月」の形にくり抜かれている部分が眼に見えますね。恐くはないのですが、怒っているキャラクターのように見える方は多いかも。特に小さい子。シンプルなフォルムながら印象に残ります。
「風の中で」
西野康造 作
ちょっと見えづらいのですが、池の真ん中にあったパブリックアート。羽根を広げた鳥をイメージしたものでしょうか。
後で調べてみると、多目的広場のあたりにも設置されており、数点、見落としていたようです。次回、梅か桜を観に小田原に立ち寄った際、見落としたパブリックアートをチェックしてみよう。
基本情報
・名称:上府中公園
・住所:神奈川県小田原市東大友113
・電話:0465-42-5511
・駐車場:あり(無料)
・アクセス
-JR御殿場線「下曽我駅」徒歩15分