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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

『東京・文京区』パブリックアートめぐり【カイザースラウテルン広場・教育の森公園・東京ドームシティ】

こんにちは。今回は『東京・文京区』のパブリックアート散策。
東京メトロ丸ノ内線『茗荷谷駅』から『後楽園』の区間にあるパブリックアートを巡りながら、ゴールの『東京ドームシティ』を目指します!

筑波大学 東京キャンパス前

今回の散策のスタート地点「筑波大学 東京キャンパス」前。
最寄りの駅は、東京メトロ丸ノ内線の『茗荷谷(みょうがだに)駅』。

カイザースラウテルン広場

「筑波大学 東京キャンパス」正門前に、パブリックアートでいっぱいの広場を発見!どれも面白いデザインで目を引きます。
ここは、『カイザースラウテルン広場』と呼ばれる「窪町東公園」の一角にある広場ですが、「文京区」がドイツの「カイザースラウテルン市」と姉妹都市提携した記念として命名、パブリックアートも設置したみたいです。

神話空間への招待

『カイザースラウテルン広場』に関する説明板がありました。
広場内には、全部で5つの作品がありますが、作品群の名称を『神話空間への招待』と呼ぶらしい。作品の製作は、彫刻家ゲルノト・ルンプフ氏と夫人のバルバラ・ルンプフ氏の共同製作。

ユニコーン

作品群の中心的存在の「ユニコーン」。まるで鎧を付けているみたいですね。
中を通り抜けもできる、遊具のような役割も果たしているようです。

こういう看板が無いと、子供は登りたくなりますよね。子供じゃなくて、酔っ払いも登っちゃうかも知れないなぁ…。

アンモナイト

アンモナイトから真上に突き出た赤い矢印が目を引きます。何だか、とてもポジティブなイメージがありますね。アンモナイト像は「太古と日本文化の源」を象徴し、歯車は「日本のテクノロジーとその急速な発展」を表現しているとの事。

インパクト大の”人面魚”のような彫刻。
「カイザースラウテルン市」の紋章にも描かれている魚をモチーフにしているようです。説明板によると日本の鯉(コイ)のイメージも重ねているらしい。

かたつむり

自転車置き場の近くに設置された二つの”かたつむりの殻”。
左右の渦巻きは「進化」を表し、「静寂と瞑想」と言う内面性を表現しているとの事。

銀杏の葉

「文京区」の木として友好を表現しているのだそう。

教育の森公園

さて、次は「筑波大学 東京キャンパス」に隣接する『教育の森公園』。
ここには、3つのパブリックアートが設置されています。

「TO AND FRO 遊動」

ライモ・ウトゥリアイネン作

作品タイトルの「TO AND FRO」は、”行ったり来たり”とか”あちこちに動く”と言う意味で、日本語タイトル「遊動」は”自由に動く”と言う意味。まさか、彫刻の真ん中のシルバーの部分が、ビヨンビヨン動きそうにも見えるから…?

「平和の天使」

御正 進 作

まるでピーターパンのような彫刻。
1983年、文京区非核平和宣言を記念して建てられたようです。

「フィオーナとアリアン」

朝倉響子 作

二人の女性が向かい合ってベンチに座っている彫刻。どっちが「フィオリーナ」?どっちが「アリアン」?なのだろうか?
この作者の方のシリーズ作品と思われる「アンとミッシェル」と言う彫刻が、東京・「府中の森公園」に展示されています。

さて、場所を変え『播磨坂』へ移動!

播磨坂さくら並木

公園名が見当たらず、案内板には『播磨坂さくら並木』と書かかれています。
ネットで調べると、「播磨坂中央緑地帯」との名称もありますが、正式名称かどうかは不明。道路の中央分離帯の部分が、長い散策路&公園になっている構造です。ここには4つのパブリックアートがあります。
ちなみに「播磨坂」の名称は、この地にあった松平播磨守の上屋敷にちなんだもの。

「哲学者」

掛井五郎 作

公園の入口に最初のパブリックアート発見!
コウモリっぽくも見えますが、何をモチーフにしているのだろうか。

同じ作者の方のパブリックアートが、もう一つ!

「地下水」

掛井五郎 作

う~ん、「地下水」と付けられた作品タイトルが難解すぎ!
まるで、腹筋を鍛えているかのような格好がユニーク。

「春の詩」

山本正道 作

母と子でしょうか。優しい雰囲気が漂う、とても癒される銅像です。

このカルガモの像も、山本正道氏の作品のような気もしますが、作品名のプレートが見あたらず、詳細不明。

「風韻」

佐藤忠良 作

手つきから推測するに、バレエをしているのかと思いますが、後ろから見ると、”交通整理”をしているようにも見えます。

東京ドームシティ

本日、最後の目的地『東京ドームシティ』に到着。
パブリックアートとオブジェがたくさん発見できる場所なんですね。

『東京ドーム』正面入口のタイル絵。
なかなか良く出来たタイルアート作品。残念ながら、詳細は不明。

野球殿堂博物館

まずは「野球殿堂博物館」壁面のパブリックアートを鑑賞します。

「THE HONORABLE MEN」

テッド・タナベ作

野球選手を題材にした大型レリーフ作品です。躍動感の表現が素晴らしい!

ジャイアンツ・日本シリーズ優勝の歴史の垂れ幕のディスプレイ。

王ゲート

「東京ドーム」22ゲートの両サイドにある「王ゲート」と「長嶋ゲート」。
一塁側は、勿論「王ゲート」。

長嶋ゲート

そして、3塁側は「長嶋ゲート」。

王、長嶋両氏の往年の雄姿のレリーフ。

「東京ドームホテル」

「東京ドームホテル」前に、パブリックアート発見!

「遊」

蓮田修吾郎 作

場所が『東京ドームシティ』なので、作品タイトルの「遊」はピッタリ。
きりもみしながら進んでいくジェットコースターのようにも見えてきました。

「LaQua(ラクーア)」

『東京ドーム』の「後楽園駅」側。
ジェットコースターの線路が絡まっているようなビルは、「東京ドームシティ」の天然温泉・スパのある施設「LaQua(ラクーア)」。

『東京ドーム』バックスクリーン側にあった御影石のオブジェ。どの石にも、にこやかな顔が描かれています。

「コスモガーデンプロジェクト2008」

「東京ドームシティホール」の周辺あるパブリックアート群。
2008年に実施された「コスモガーデンプロジェクト2008」の時の作品で、この時に、待ち合わせ場所にアート作品を設置されました。
アートワークデザイナーは黒田アキ氏。

「コスモフラワー」

「レッドフラワー」

確かに待ち合わせ場所には良いかも知れませんが、作品の名前を知らないと、説明が難しそうですね。

「花子」と「太郎」

これと似たような作品が向かいにもあり、「太郎」と「花子」と呼ばれています。どっちがどっちなのかは、わからないなぁ。

「ジョゼフィン」

この作品は、陶板アートらしい。

この外壁に描かれているのも作品かと思いますが、タイトルは不明。

Hi!EVERY VALLEY

緑とアートに囲まれた、気軽に利用できる飲食店が集まるエリアです。
「東京ドームホテル」と「黄色いビル」の谷間にある事から、「Hi!EVERY VALLEY」と呼ばれています。

大きな「Hi !」のオブジェが置かれたフォトスポット。

ウォールアート

映えそうなウォールアートの数々。気軽に記念写真を撮るには最適な場所。
さすが、『東京ドームシティ』は探すと、面白いものが色々ありますね!

基本情報

〇カイザースラウテルン広場
・住所:東京都文京区大塚3-1-11
・入園:見学自由
・電話:03-5803-1252
 ※文京区みどり公園課
・駐車場:なし
 ※窪町東公園内

〇教育の森公園
・住所:東京都文京区大塚3-29
・入園:見学自由
・電話:03-5803-1252
 ※文京区みどり公園課
・駐車場:なし

〇東京ドームシティ
・住所:東京都文京区後楽園1
・駐車場:あり(有料)

アクセス

〇カイザースラウテルン広場
・丸ノ内線『茗荷谷駅』徒歩3分
〇教育の森公園
・丸ノ内線『茗荷谷駅』徒歩3分
〇東京ドームシティ
・丸ノ内線・南北線『後楽園駅』下車
・都営三田線『水道橋駅』下車
・都営大江戸線『春日駅』下車
・JR『水道橋駅』下車

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