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【巾着田曼殊沙華公園】赤い絨毯を敷き詰めたような圧巻の光景!500万本のヒガンバナ群生地

こんにちは。今回は埼玉県・日高市にある『巾着田曼殊沙華公園』の散策です。
公園の名前の通り、毎年9月から10月上旬にかけて500万本もの曼殊沙華が咲き誇る日本最大級のヒガンバナの群生地として知られています。

園内入口

『巾着田曼殊沙華公園』は、曼殊沙華開花期間は入園有料になります。大人1日500円。(2023年時点)まわりを高麗川に囲まれた広い園内への入口は4か所。彼岸花の季節の週末は、ものすごい人出になるようなので、今回は平日朝一番に散策しました。

巾着田曼殊沙華まつり

2023年は、9月16日から10月6日まで開催される「巾着田曼殊沙華まつり」。今年は、猛暑の影響で、曼殊沙華の開花が遅れた為、まつり開催期間も延長されたみたいです。
期間中は地元のグルメなど、軽食や飲み物のお店が出店されます。

巾着田

巾着田(きんちゃくだ)の名前の由来は、高麗川の蛇行した形が「きんちゃく」の形に似ているため、巾着田と呼ばれるようになったらしい。川の内側に曼殊沙華の群生地があるのですが、リーフレットによれば、昭和40年代後半に、現在の巾着田の用地を日高市が取得、整地したところ、たくさんの曼殊沙華が咲くようになったとか。川の増水により、流されてきた球根が根付いたと考えられています。曼殊沙華は、病気や害虫に強い花なので、着実に増えていったんですかね。

園内は、こんな感じに散策路が整備されており、右を見ても左を見ても、咲き乱れる曼殊沙華の群生地!2023年は9月末から10月初旬くらいまでが見頃の模様。毎年、9月中旬から9月下旬に見頃を迎えるのですが、今年の夏は暑すぎたせいか、1週間以上、見頃の時期がずれましたね。

まさに、一面に広がる赤い絨毯のよう。絶景です!

木立の中にびっしりと群生していますね。この日は、残念ながら朝は曇っており、小雨もパラついていたので、朝陽があたる曼殊沙華が見れませんでしたが、これだけ大量に咲くヒガンバナは、初めて見たので大満足。

天皇皇后両陛下行幸啓記念碑

大きな石碑を発見。石に彫られた文字を見る限り、これは恐らく、平成29年に天皇皇后両陛下(現上皇・上皇后)が『巾着田曼珠沙華公園』を訪れたのを記念して設置されたものなのだろう。

この光景は、遠方から見に来る価値はありますね。ただ土日祝日は、かなり混雑するようなので、平日に行くか、土日祝日の場合は、朝7時の開場時間に合わせて、駐車場に入れるのが良いかと。電車でのアクセスの場合も、朝早めの時間帯に「高麗駅」到着しておくのが良いでしょう。

以前から思っていたのですが、曼殊沙華って成長が早いんですね。あれよあれよという間にニョキニョキと茎が伸びていきますよね。しかし「曼殊沙華」と「彼岸花」って、どっちが正式名称なんだろうか。

ドレミファ橋

園内にある高麗川の反対側に渡れる小さな橋。
もともとは橋桁はなく、何本かある橋脚をぴょんぴょんと飛び越えながら渡っていた時、「ドレミファ」と歌いながら渡ったので「ドレミファ橋」になったとか。

園内の何ヶ所かで発見した”赤い顔”のキャラクター。
最寄りの「高麗駅」前にも、これに似た巨大なトーテムポールのような像が立っていますが、朝鮮半島の村落に見られる「将軍標」と呼ばれる魔除けの境界標をモチーフにしたものなのかな。巾着田の近くに高句麗からの渡来人・高麗王若光を主祭神として祀る「高麗神社」があり、日高市の観光名所になっています。埼玉・日高市は大昔の朝鮮半島の高句麗と深い関わりがあったのですね。

その年の夏の気温の状況によって、開花時期が前後してしまいますが、2023年は遅めの開花なので、もう少しの間、ヒガンバナが咲き誇る姿を楽しめるのかと思いますよ!

基本情報

・名称:巾着田曼殊沙華公園
・住所:埼玉県日高市高麗本郷125-2
・電話:042-982-0268
 ※巾着田管理事務所
・入園料:曼殊沙華開花期間のみ有料
 ※大人500円,中学生以下は無料(2023年時点)
・定休日:年末年始
・駐車場:あり(有料)
   ※利用時間7時~17時まで(最終入庫16時30分)
 ※普通車/1日1台500円(2023年9月時点)
・HP:ホーム/日高市ホームページ
・アクセス
-西武池袋線「高麗(こま)駅」下車徒歩約15分