【神奈川県山北町大野山】富士山の眺望が魅力の低山散策

こんにちは。今回は、神奈川県山北町の『大野山』登山のご紹介です。
標高723mの『大野山』は、関東百名山に選定されており、山頂からの富士山の眺望が素晴らしい低山。ハイキングコースも整備されている登りやすい山ですが、頂上付近まで車でのアクセスも可能な為、今回は徒歩5分程で山頂到着の散策としました。

国道246号線を山北町・安戸橋付近からそれて『大野山』方面へ。車で15分ほどで山頂近くの駐車場に到着します。熊さんの木彫り像が目印です。後程も紹介しますが、とにかく、木彫りの動物たちがたくさん展示されています。
なお、ここまで辿り着くまでの道は狭く、所々にすれ違い出来ない箇所もある為、運転には若干注意が必要。

大野山ハイキングコース案内図

公共交通機関を利用する場合は、JR御殿場線「谷峨駅」か「山北駅」下車。どちらの駅からも徒歩2時間前後で『大野山』山頂に辿り着けるかと。看板に紹介されているのは「谷峨駅」からスタートし、『大野山』山頂を経て「山北駅」がゴールのコース。

イヌクビリ駐車場

「イヌクビリ駐車場」到着。
ここから先は車両進入禁止で、徒歩になります。徒歩とは言え、5分で山頂到着のロケーションなんですね。駐車場は道の両側にある空き地。駐車は無料です。トイレはこの駐車場と山頂にあります。が、駐車場のトイレは傷みが激しく、また山頂トイレは冬季は凍結の為、使用禁止になっている事もあるのを念頭に置くのが良いかと。

しかし、「イヌクビリ」なんて、変わった名前と言うか、恐い名前と言うか、”イヌをくびり殺す=イヌの首を絞めて殺す”との意味？なんでしょうか。
調べてみると、昔、この付近に、ヤマイヌ（恐らく、オオカミ）が出没して、人を襲ったらしい。そこで、罠を仕掛けて捕らえた後、縊り殺した事から「イヌクビリ」との名前になったようです。

こもれび遊歩道入口

『大野山』山頂までは、舗装された道路を上って行ってもよし、木立の中を歩いて行く「こもれび遊歩道」でもよし。遊歩道入口のあたりに、木彫りの動物たちがたくさん置かれていたので、ちょっと見に行きます。

チェーンソーアート

クマ、イルカ、フクロウ、リスなど、様々な木彫りの動物たち。調べてみると山北町『大野山』は「神奈川チェーンソーアート競技会」の会場でもあり、山北町には、チェーンソー・スピード・カービング世界大会で優勝した事のある彫刻家・蘭二朗氏が住んでいるらしい。新型コロナの影響により、「神奈川チェーンソーアート競技会」開催中止が続いているようですが、チェーンソーを使い、実際に作品製作しているところを見てみたいですね。