こんにちは。今回は神奈川県山北町にある『山北つぶらの公園』の散策レポートです。
開園は2017年と比較的新しく、東名高速道路「大井松田IC」と「御殿場IC」間にある「都夫良野(つぶらの)トンネル」の山頂に整備されたピクニックに最適な県立公園です。園内には二つの展望広場があり、富士山の眺望が素晴らしい絶景スポットですよ!
公園入口
場所的には、東名高速道路「大井松田IC」から車で約20分。山の奥にある公園なので、公共交通機関は通っておらず、最寄り駅・JR御殿場線「谷峨駅」から徒歩約60分ほどかかるので、車でないと大変かも知れません。新東名高速道路の「山北スマートIC」が開通するとアクセスが便利になるかと。
駐車場からの眺望
駐車場の利用時間は、8:30~17:00。夏休み期間中の土日は18:00までのようです。なお駐車場は無料(2024年3月時点)。駐車場からもバッチリ、富士山の眺めを楽しめます。
園内案内図
広い園内は17.9ヘクタール。敷地自体はさらに広く、約105.9ヘクタールもあるようなので、今後拡張されるかも知れませんね。もともとの山の地形を生かした公園なので、起伏に富んだ園内になっています。まずは「さくら山展望広場」を散策、その後「つつじ山展望広場」に向かいます。入園は無料、営業時間内、見学自由です。
さくら山展望広場
駐車場から数分で「さくら展望広場」に到着。バリアフリー化されているので車椅子でも展望広場へのアクセスは可能ですが、傾斜があるので介助者の方も注意が必要。
さくら山山頂は標高429m。
芝の展望広場にはベンチが数基と望遠鏡。
眼下には駐車場。
晴れていれば、こんな感じに富士山の絶景が拝めます!
富士山の反対側には標高723mの「大野山」。左側の頂上が開けている山です。「大野山」については後ほどご紹介します。
お次は「つつじ山展望広場」へ。
向こう側に見える、こんもりとした丘が「つつじ山展望広場」です。
パークセンターと遊具広場
小さなお子さん向けのローラー滑り台やターザンロープなど遊具のある広場と「パークセンター」。「パークセンター」は屋内休憩所で、休憩スペースの他に授乳室や絵本コーナーがあります。売店はありません。
木立の中にはミニ・アスレチック。
大野山
「パークセンター」前からは「大野山」が見えます。ここも富士山の絶景が魅力の低山で、頂上直下まで車で行く事もできますよ。最寄り駅・JR御殿場線「谷峨駅」から「大野山」山頂までは徒歩2時間くらい。下山は「山北駅」に向かうコースがスタンダードです。なお「大野山」については、以下の記事をご参照ください。
展望台を目指して階段を上がっていきます。ここも展望広場まで回り込むバリアフリーのルートがありますが、傾斜がきつい箇所もあるのでご注意。
途中振り返ると、富士山の絶景。
「つつじ山展望台広場」と名前がついているので、春は展望台の斜面にツツジが咲き誇るようですが、訪れたのは3月。今咲いているのは早咲きのツツジ?かな。
展望広場に上って行く途中で見た黄色い花。これはダンコウバイ?サンシュユ?
つつじ山展望広場
遊具広場から数分で「つつじ山展望広場」に到着。
訪問した日は風が強かったせいか、富士山にかかろうとする雲が、すぐに流れていきクリアな姿を見ることができました。やはり空が澄んでいる冬に見る富士山は格別です。
絶景ブランコ
展望広場にはブランコがありますが、ただのブランコじゃないですよ。
富士山に向かってスイングできる”絶景ブランコ”なんですね!
足柄平野
富士山の反対方面の眺望は、相模湾や足柄平野を一望。この景色は地元の古い書物にも紹介されているようで、昔から多くの人を魅了してきた眺望のようです。
山の神
「つつじ山展望広場」を少し下ったところにある小さな祠「山の神」。
駐車場の外灯に括りつけられていたミミズクを発見!何故かと思ったら”カラス除け”で設置されているらしい。ミミズクって、カラスの天敵なんですかね。しかし、これ効果あるのかなぁ。
今回は雄大な眺望と自然を楽しめる『山北つぶらの公園』のご紹介でした。特に幼稚園から小学生のお子さんがいらっしゃるファミリーにおススメです!
基本情報
・名称:山北つぶらの公園
・住所:神奈川県足柄上郡山北町都夫良野675-5
・電話:0465-75-0570
・営業時間:8:30~17:00
※公園管理事務所は9~16時30分
・入場料:見学自由
・駐車場:あり(無料)