こんにちは。神奈川県足柄上郡松田町の『松田町 寄(やどりき)ロウバイ園』へ行ってきました。個人的なロウバイのイメージは、お寺の境内に1~2本植樹されていて、寒い冬の中、梅よりも早く、ひっそりと咲く…と言う感じなのですが、2万本ものロウバイが豪快に咲き誇る場所は珍しいですね。ロウバイの甘い香りが漂う園内をまったりと散策してきました。
松田町 寄ロウバイまつり
現在、開催中の「松田町 寄ロウバイまつり」。2023年は、2月12日(日)までの開催です。2004年に、地元の方々が荒廃した農地を整備し、2005年に寄中学校卒業生が250株のロウバイを植樹したのが始まりらしく、現在では13,000㎡の敷地に、3,000株20,000本以上が植樹された日本最大級の「ロウバイ園」になったとの事です。
寄(やどりき)
山の斜面に茶畑が広がる里山の奥にロウバイが群植されたエリアがあります。
この場所の地名「寄」と書いて、「やどりき」とは中々読めませんね。Wikipediaによると、地名の由来は、寄り合いが木の下で行われていた事から、寄木になったとか。
駐車場から「ロウバイ園」入口までは徒歩8分程度。看板とのぼり旗を目印に進みます。
「ロウバイ園」入口
「ロウバイ園」への入場は有料。大人(16歳以上)500円です。訪問した日の開花状況は、ちょうど満開でした。
ロウバイ園案内図
園内には散策路が設けてあり、ところどころには休憩用のベンチも。
「寄展望台」下は、ロウバイの林の中をめぐる道がありますが、滑りやすい箇所もあるので注意。
こんなにたくさん群植されたロウバイを見るのは初めて。
晴れた冬の青空にロウバイの黄色い花がよく映えます。
ロウバイの林の中を歩きます。
ロウバイは漢字で書くと「蝋梅」。諸説あるようですが、蝋でつくられたような、ツヤのある花弁と梅に似た香りのする花が咲く事から「蝋梅」となったらしい。
寄展望台
展望台からの眺望。
山の斜面一面のロウバイが見事!遠くに見えるグランドが「ロウバイまつり」期間中の臨時駐車場です。長閑な風景を見ながらしばし休憩。
よ~く見ると、確かに花弁が肉厚で蝋細工みたいです。
梅に似ているのですが、梅はバラ科で、ロウバイはロウバイ科らしいので、別の植物なんですね。
本格的な”梅の季節”の到来前に、お花見をできるの嬉しい限り。意外と知られていないのかも知れませんが、春の兆しを感じたい方へ『松田町寄ロウバイ園』のご紹介でした!
基本情報
・名称:松田町寄ロウバイ園
・住所:神奈川県足柄上郡松田町寄3384
・電話:0465-83-1228
※松田町町役場観光経済課
・開園時間:9~16時
※毎年、ロウバイまつり期間中
・入園料:大人(16歳以上)500円
※2023年2月時点
・駐車場:あり(無料)
※みやま運動広場/まつり期間臨時駐車場
・アクセス
-小田急線「新松田駅」北口下車
-JR御殿場線「松田駅」南口下車
※新松田駅前からバス「寄」行き終点下車