こんにちは。早咲き桜として知られている『春めき桜』の隠れた名所の散策録です。
『春めき桜』は2000年に品種登録された神奈川県南足柄市生まれの桜。南足柄市の農園経営者・古屋富雄氏が作出した、カンヒザクラ(寒緋桜)とシナミザクラ(支那実桜)の交雑種で、ソメイヨシノが開花する直前に見頃を迎えます。特に南足柄市怒田「一ノ堰ハラネ」の満開の『春めき桜』は圧巻ですよ!
南足柄市運動公園 駐車場
『春めき桜』の名所「一ノ堰(せき)ハラネ」に駐車場はありません。周辺地域での路上駐車は禁止なので、車でのアクセスの場合は、見頃の時期に開設される臨時駐車場か、近くの公園の駐車場を利用します。今回は「南足柄市運動公園」第2駐車場に停めました。この公園の第2駐車場は、通常時も開放している為、朝早くても利用できます。駐車は無料です。ここから「一ノ堰ハラネ」までは徒歩15分ほど。
ちなみに2024年の臨時駐車場は、「福沢コミュニティセンター」と「JA福沢総合選果場」、今週末の3/24(日)まで開設されています。
珠明寺
駐車場から歩いて程なく、参道脇ののっぽの木が印象的な臨済宗のお寺「珠明寺」を通過。
途中、道を左の細い道にそれて、真っすぐに進んでいくと、遠くにピンク色に染まったエリアが見えてきました!
一ノ堰ハラネ
「一ノ堰ハラネ」に到着。
変わった地名ですが、このあたり一帯は「怒田丘陵」とも呼ばれているらしい。名前の由来を調べてみると、「一の堰」は水路の事で、「ハラネ」とはこの付近一帯の土手の通称のようです。開花状況については、2024年は3月21日時点、満開です。それにしても満開の光景が凄すぎて、絶句してしまうほど圧倒的な眺め!
写真は丘陵を上っていく道路に架けられた橋からの眺望。丘陵の中腹のあたりからの眺めで、素晴らしい絶景スポットです。丘陵の上にある建物は「JAかながわ西湘 福沢総合選果場」。
ボリューム感が半端ない『春めき桜』。斜面には約120本ほどが植樹されているらしい。淡いピンク色、少し甘い香りが漂うのが特徴ですね。斜面一面に広がる花々は、まさに”桜の海”や”桜の絨毯”のよう。
橋の上の観賞ポイントを斜面全体を見渡せる場所まで移動します。よく、この斜面に植樹しましたね。今や見事な桜の名所ですな。橋の下には農道らしき小道が通っており、下に下りての花見散策をしてみます。
『春めき桜』は丘陵斜面の250~300mくらいにわたって植樹されています。農道を歩きながら、まったりとお花見です!
”桜の海”の向こうにあるJAの建物を見上げる位置から。
例年3月中旬から下旬に見頃を迎える『春めき桜』。発祥地域名にちなんで「足柄桜」とも呼ばれているのだとか。
ず~っと見ているうちに枝に積もった雪のように見えてきますね。河津桜よりも薄いピンク色、ソメイヨシノよりも色が濃いピンク寄りの白色ってところですかね。
近くで花を見て見るとよくわかりますが、枝の先に、こんなにも花々がまとまって咲いているんですね!モコモコ咲きの極み。
丘陵斜面に咲き乱れる『春めき桜』の咲く『一ノ堰ハラネ』は見応え十分の”おススメお花見絶景スポット”でした。南足柄市には『一ノ堰ハラネ』以外にも『春めき桜』の花見スポットが点在しており、次回も別の場所をご紹介します。
基本情報
・名称:一ノ堰ハラネ
・住所:神奈川県南足柄市怒田1332
・電話:0465-74-2111
※南足柄市観光協会
・営業時間:見学自由
・駐車場:なし
※見頃時期に臨時駐車場開設予定
・アクセス
-小田急線「新松田駅」下車、箱根登山バス
関本行き「足柄高校前」下車徒歩15分
-大雄山線「大雄山駅」下車 箱根登山バス
新松田行き「足柄高校前」下車徒歩15分